News ニュース

「TOKYO VICE」主演のアンセル・エルゴート、山下智久のイケメンぶりに「カリスマホスト役は完璧」2022/04/07

「TOKYO VICE」主演のアンセル・エルゴート、山下智久のイケメンぶりに「カリスマホスト役は完璧」

 本日4月7日午後6:00から日米同時配信され、WOWOWで4月24日に放送がスタートする「ハリウッド共同制作オリジナルドラマ TOKYO VICE」(日曜午後10:00)の記者会見が開催。主演のアンセル・エルゴート、共演の渡辺謙、菊地凛子、伊藤英明、笠松将、山下智久が出席した。

 ドラマは、1990年代の東京を舞台に、日本の大手新聞社に就職したアメリカ人記者が日本の裏社会に迫っていくエンターテインメント大作。日米共同制作で全編オール日本ロケが敢行された。エグゼクティブ・プロデューサーとしても参加し、第1話を監督するのは名匠、マイケル・マン。主人公の記者・ジェイクを、映画「ベイビー・ドライバー」(2017年)でゴールデングローブ賞にノミネート、スティーブン・スピルバーグ監督の映画「ウエスト・サイド・ストーリー」(22年)の主役に抜てきされたエルゴートが務める。

 エルゴートは、流暢な日本語で「謙さんはレジェンド。共演できてとっても光栄です。私が初めて見た謙さんの映画は『インセプション』(10年)です。その時、謙さんの表情と声の素晴らしさに感動しました」と渡辺に尊敬のまなざしを向けた。さらに、共演者について「英明さんとはお母さんのご飯をごちそうになったり山にも登ったり、新年にはみんなで初詣に行ったり。たくさんいい思い出ができました。とても感謝しています」と交流を明かし、さらに「将さんの演技は大好きです。クールで不思議な魅力がある。クールでも時々感情を激しく表現します。一度将さんの演技を見たらファンになると思いますよ!。菊地凛子さんは感情をリアルに自由に表現します。自然な演技にハッとさせられる。謙さんの演技は緻密で完璧ですが僕は凛子さんの方が好きです」と絶賛。

 山下との共演シーンはなかったものの「とてもカッコよくてもちろんみんなよく知るイケメンですね。だからホストのキャストは完璧だったと思う!」と語ると、当の山下は「カリスマホスト役…というかクソホスト役(笑)」と笑いながら、「オーディションを受けたのが3年前。実際にマイケル・マンさんの前で演技をした時は本当に緊張していましたし、まさか自分がこの役をいただけると思っていなかったので、夢がかなった作品です。ヤクザと刑事の話ではあるんですが、スパイスになるような役になれるよう、自分なりに一生懸命エネルギーを注入させていただいたので、ぜひ皆さんに楽しんでいただだけたら」とアピールした。

 続けて、「監督からのアドバイスを受けて役を作っていく過程で、自分は完璧じゃなくてもいいんだなと。カッコよくなくてもミスがあっても、ありのままの自分でいることを認めていただけた気がして。謙さんとは25年ぶりに共演させていただいて、英明さんとは10年ぶりくらいに共演させていただいて、こうやって先輩と同じ現場に戻って来ることができてうれしかったです」と喜びをかみしめていた。

 日本でのロケに関して、渡辺は「90年代を描くということは、実は近いようで結構遠い。街の景色にしても衣装・小道具一つにしても、昔のものなので。最初にマイケル・マンが監督してくれたんですが、彼のリアリスティックな表現に全スタッフがついていくのはとても大変でした。でも全員がこんな大変な仕事は初めて。こんなに楽しくて面白くて豊かな現場を体験できて本当にうれしかった。カオスな時代、時代が大きく揺れ動く時代で、脚本のJ・T・ロジャースがそれぞれのキャストに素晴らしいバックグラウンドを書いてくれた。1本の映画では描ききれないストーリーが、8本のお話の中にあるんです。これだけの大きなプロジェクトに参加できたことは楽しみでもありますし、この先も僕自身楽しみです」と反響に期待を寄せた。

 伊藤はもともと監督の大ファンだったということで、「『コラテラル』(04年)のメーキングは何十回と見て、まさかオーディションの話をいただいて、役をいただけるなんて、本当にうれしかったです。1回目のオーディションは『マイケル・マンに会える』という興奮で緊張せずにオーディションを受けられたんですけど、2回目、J・Tも同席しているオーディションで緊張してしまって、3回目マイケル・マンと2人っきりのオーディションで『ビデオテープを送ってくれた時のエネルギッシュな英明はどこに行った?』と声をかけられて。もうすぐその役に手が届くと思うと、急に緊張してしまっていいパフォーマンスができなかったんですけど、『どうしたらいいパフォーマンスができるのか』と彼に聞いた時に、『完璧にすべてを演じようとするとうまくいかないから、ドアから入ってきて出ていくまでに一つでも輝けばいいんだ』と言っていただいてオーディションを終えました。最後に『本当にその役をやりたいか?』と問われた時に『僕に決めていただけたら僕は最高のパフォーマンスを見せられる!』と言ったら、『See You On Set』と言われ、役をもらえたんだなと確信しましたが、その時に言われた言葉は今も宝物になっています」と貴重なエピソードを披露した。


この記事をシェアする


Copyright © TV Guide. All rights reserved.