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【北京オリンピック・2/20◆本日の見どころをピックアップ】カーリング“ロコ・ソラーレ”がついに決勝の舞台に!2022/02/20

【北京オリンピック・2/20◆本日の見どころをピックアップ】カーリング“ロコ・ソラーレ”がついに決勝の舞台に!

  大会はいよいよ最終日を迎える。

 最初に競技が始まるのは、強風のため19日から延期された、アルペンスキー混合団体。並行するコースを1対1で滑走するパラレル回転を男女各2レース行い、合計ポイント上位が勝ち上がっていく。平昌大会金メダルのスイス、層の厚いオーストリアなどが勝ち上がりそう。

 続いて始まるのはカーリング女子の決勝。2018年平昌大会銅メダルの日本代表“ロコ・ソラーレ”が、平昌の3位決定戦で戦ったイギリスと、今度は金メダルを懸けて10エンドの攻防を繰り広げる。平昌大会に続きイギリスのスキップを務めるイブ・ミュアヘッドにとっては雪辱戦に。予選リーグでは10ー4で日本に快勝しており、いいイメージを持って決戦に臨む。一方の日本は、予選リーグ最終戦でスイスに4-8で完敗したものの、4位で予選を突破。スイスとの再戦となった準決勝は、予選最終戦で精彩を欠いたスキップ・藤澤五月が好ショットを連発し、2021年世界選手権優勝の強豪を打ち破った。初の決勝でも藤澤、リード・吉田夕梨花、セカンド・鈴木夕湖、サード・吉田知那美、そして、リザーブ・石崎琴美、コーチ陣らチームが一丸となり、存分に力を発揮してくれるだろう。4年前、日本カーリング界に初の五輪メダルをもたらしたチームが、さらなる歓喜をもたらしてくれるか。

 そして、ボブスレー男子4人乗りの第3・4回。19日に行われた第1・2回でタイムとの合計で順位が決まる。2回目までで強さを見つけたのは、予想通りドイツ勢。出場した3チームが1・3・4位と、上位を占めている。今大会のドイツ男子は、15日に行われた2人乗りでメダルを独占しており、2種目独占も現実味を帯びている。また、1位チームのパイロットを務めるフランチェスコ・フリードリッヒは平昌大会2人乗り、4乗りの金メダリスト。すでに2人乗りで連覇を達成し、2種目連覇へ王手をかけている。2回目までで2位のラトビアの逆転トップなるかも見ものだが、ドイツが複数のメダルを獲得するのは間違いないだろう。 

 伝統的に男子アイスホッケー決勝は大会最終日に行われ、今大会も祭典のクライマックスを彩る。決勝カードはフィンランド対ROC。 フィンランドは準決勝でスロバキアに2-0で完封勝利、ROCはスウェーデンと1-1のまま延長でも勝負がつかず、ペナルティシュートアウトで勝利をもぎ取った。準決勝までの戦いぶりを振り返ると、唯一全勝かつ最多得点、最多失点のフィンランドの安定感が際立つ。決勝でも優位に試合を進めそうだ。なおフィンランドが勝てば初めて、ROCが勝てば2大会連続10個目の金メダルとなる(AOR、EUN、ソビエト連邦を含む)。

 最も遅くスタートするのは、クロスカントリーの女子30kmフリー。ここまで計4種目が行われ、個人3種目の10kmクラシカルと、スキーアスロン(クラシカル7.5km+フリー7.5km)は、いずれもテレーセ・ヨーハウグ(ノルウェーで)が金メダルを獲得した。最後の種目で3冠なるか、ナタリア・ネプリャエワ(ROC)らが阻止するか。日本勢は石田正子に期待。クラシカル走法で行われた2010年バンクバー大会の30kmで日本勢歴代最高となる5位に入賞した。これを上回ることが目標になる。

 競技ではないが、フィギュアスケートのエキシビションも見ものだ。各種目の上位入賞者や開催国の選手が競技とは異なるプログラムを披露するもので、日本からは男子シングル銀メダルの鍵山優真、銅メダルの宇野昌磨、4位の羽生結弦、女子銅メダルの坂本花織が出場。競技とは一味違う演出、勝負の緊張感から解き放たれた選手たちの華やかなパフォーマンスを楽しみたい。

 全競技が終わった後、閉会式が行われる。会場は開会式と同じ国家体育場、総合演出も同じく映画監督のチャン・イーモウ氏。同じ国家体育場で行われた2008年夏季大会の開会式は、とにかく大がかりできらびやかだったが、今回は出演人数を減らしつつCGやプロジェクションマッピングを駆使した演出や、小さなトーチがそのまま聖火台になるという、2008年大会とは対照的な点火法で新たな驚きと感動を与えてくれた。閉会式ではどんなサプライズを目撃できるのか。

 次回2026年ミラノ/コルティナ・ダンペッツォ(イタリア)大会のプレゼンテーションパフォーマンスも見どころ。2026年大会は250kmほど離れた位置にあるミラノとコルティナ・ダンペッツォが共同で開催する。今回の北京大会や昨年夏の東京大会もそうだったように、開催都市以外に競技会場があるのは珍しくないが、大会名に複数の都市名が入る正式な共催は史上初めて。1国1都市を原則としたオリンピック憲章の改定により可能になったことだ。新時代のオリンピックを開催する両都市から、どんなメッセージが届くのか楽しみ。

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