Feature 特集

ゆりやんレトリィバァ、「R−1グランプリ」優勝者特番で7人から同時にツッコミを浴び「エクスタシーを感じました(笑)」2021/06/26

ゆりやんレトリィバァ、「R−1グランプリ」優勝者特番で7人から同時にツッコミを浴び「エクスタシーを感じました(笑)」

 6月27日に放送される「R-1グランプリ2021優勝者特番 ゆりやんと七人のツッコミ」(フジテレビ系=関西テレビ制作)。「R-1グランプリ2021」で見事優勝を果たしたゆりやんレトリィバァが「とにかくボケまくって、大勢にツッコまれたい!」と、ショートボケやドラマ仕立てなど、さまざまな形で“ゆりやんワールド”全開のボケを披露していくバラエティーだ。

 そして、予測不能なボケの数々に立ち向かう7人のツッコミ芸人には、陣内智則、ノブ(千鳥)、おいでやす小田、近藤春菜(ハリセンボン)、濱家隆一(かまいたち)、盛山晋太郎(見取り図)、粗品(霜降り明星)ら豪華な顔ぶれがそろう。

 今回、番組の発案者であるゆりやんにオンラインでインタビューを実施。番組の見どころやネタ作りについて話を聞いた。

ゆりやんレトリィバァ、「R−1グランプリ」優勝者特番で7人から同時にツッコミを浴び「エクスタシーを感じました(笑)」

――まず、収録の感想を教えてください。

「幸せすぎて、ディレクターさんに思わず『(番組の)DVDいただけますか?』と聞いてしまいました。スタッフさんたちと完成したVTRを見ている時にも、『もう1回ここ巻き戻していいですか!』と、ワガママも…(笑)。それくらい、うれしかったです!」

――企画はすべてゆりやんさん考案ですか?

「私のやりたいことをベースに、スタッフさんと会議に会議を重ねて作り上げました。『こんなのどうですか? こういうスタイルは?』と、いろいろ広げてくださいましたね」

――「チャンピオン地元凱旋」や「殺人事件ドラマ」など、いろいろな企画がありますが、中でも楽しかったものは?

「全部なんですけど…あんなことをして、あんな方々に出ていただいて…こんなことになってるってことですかね」

――分かりました(笑)。7人のツッコミ芸人さんも、ゆりやんさんのご希望なのでしょうか?

「本当は世の中のツッコミ芸人の方全員に出ていただきたかったんですが、数え切れなくて。よしもと漫才劇場だけでも何人いるか把握できてないので…(笑)。今回は恐れ多くも、7人の皆さんにオファーさせていただきました」

――実際にツッコまれてみて、いかがでしたか?

「7人の皆さんはそれぞれ別に撮っているんですが、にも関わらず全員が同時にツッコんでくれる瞬間があるんですよ! その時にエクスタシーを感じました(笑)」

――きっと、普段ない経験ですもんね。

「はい、これが私の幸せなんです。それを実現していただいたことに感謝ですね」

ゆりやんレトリィバァ、「R−1グランプリ」優勝者特番で7人から同時にツッコミを浴び「エクスタシーを感じました(笑)」
ゆりやんレトリィバァ、「R−1グランプリ」優勝者特番で7人から同時にツッコミを浴び「エクスタシーを感じました(笑)」

――ツッコミの皆さんは収録後に「疲れた」と感想を漏らしていたそうですが、スタッフの皆さんの雰囲気はいかがでしたか?

「私たちは会議の段階からずっと楽しくて、早くツッコミの皆さんにボケを見てもらいたいと思っていました。本当に幸せな気持ちしかなく、こちらとしては、『すみません』という感じですね(笑)」

――チームのいい雰囲気が伝わります。

「会議って普通、スタッフさんに『こういうのとかできますかね?』と聞いても、『うーん…』となることもあるじゃないですか。でも、今回はうそみたいに『全然大丈夫ですよ!』と言ってくださるんですよ。ほんまに私がやりたいことに皆さんが協力してくださったと実感しています。例えば、美術さんが『これ作りましたけど、どっちがいいですか?』と聞いてくれたり、一つのボケのためにスタッフさんが実際に大変な場所まで行ってくれたり…ありがたい番組です。実はうそだと言われたら『まあ、そうやろな』と思うくらい、全部やらせていただきました!」

ゆりやんレトリィバァ、「R−1グランプリ」優勝者特番で7人から同時にツッコミを浴び「エクスタシーを感じました(笑)」

――ドラマパートには、小沢真珠さんやヒューマン中村さん、守谷日和さんも出演されますよね。

「実は、『R−1グランプリ』本番前に大阪でライブをさせてもらった時に、ヒューマンさんと守谷さんにゲストで出ていただいて。その際に、優勝するにはどうすればいいのか相談していたんですが、『もし優勝できたら何か一緒にやらせてください』と言っていたんです。なので、それを実現させてもらえて感謝しています。あと…小沢真珠さんがいなかったら『R−1グンンプリ』は優勝できていなかったです!(笑)」

――分かりました!(笑)。では、そんなゆりやんさんが最近ツッコミたくなったことは何でしょう?

「(部屋を見回し)ほんまにこれ時計…! イス…イス二つて! …と、私は常にツッコんでいます」

――ありがとうございます(笑)。ゆりやんさんは常にネタを作り続けていらっしゃるんですよね。

「いえいえいえい…イエイ(画面にピース)。私は、『よしネタ作るぞ!』というタイプではなくて、『これやりたいな』と思うことがあったら無理やりネタにするって感じなんです」

――例えばどんな時ですか?

「映画を見ている時に『この感じやってみたいな』とか、人としゃべっている時にふざけて発した一言やモノマネを『これいいな』と思ったりとか…。楽屋でやって誰かが笑ってくれたらネタにしようと思うことが多いです」

――それがいわゆる“ゆりやんワールド”なのかもしれませんね! 最後に、今後の目標があれば教えてください。

「…コンゴ共和国の目標ですか?」

――“今後”の目標です!(笑)

「失礼しました(笑)。今後もライブをやらせていただきたいですけど、ネタ作りと同じで、『これやりたいな、あれやりたいな』と思ったことに挑戦していくことです!」

――…ちょうせいすること?

「挑戦です!」

――すみません…本当に聞き間違えました…(笑)

「コンゴ共和国のくだりと同じですね(笑)。私は、例え周りが面白くないと言ったとしても、1人でも面白いと思う人がいたなら、それは絶対面白いということだと思うんです。それが私の信念で…って、急に信念語りだしてすみません。新年でもないのに…新年明けましておめでとうございます(笑)」

――あはは、おめでとうございます(笑)。ありがとうございました!

ゆりやんレトリィバァ、「R−1グランプリ」優勝者特番で7人から同時にツッコミを浴び「エクスタシーを感じました(笑)」

 インタビュー中、こんなに笑ったのは初めてだったかもしれないと思うほどに穏やかで面白い“ゆりやんワールド”に終始引き込まれた。さらに、「これが私の幸せです」と振り返る様子から、この番組の収録が本当に楽しかったことが伝わってきて、ますます放送が楽しみになった。そんなゆりやんの魅力を満喫できる当番組を、ぜひお見逃しなく。

【プロフィール】

ゆりやんレトリィバァ
1990年11月1日生まれ。奈良県出身。「R-1グランプリ2021」(フジテレビ系)優勝、「女芸人No.1決定戦 THE W 2017」(日本テレビ系)優勝。「やすとも・友近のキメツケ! ※あくまで個人の感想です」(関西テレビ)のナレーションや、「2時45分からはスローでイージーなルーティーンで」(関西テレビ)木曜のMCを務める。

【番組情報】

ゆりやんレトリィバァ、「R−1グランプリ」優勝者特番で7人から同時にツッコミを浴び「エクスタシーを感じました(笑)」

「R-1グランプリ2021優勝者特番 ゆりやんと七人のツッコミ」
フジテレビ系
6月27日 深夜0:30〜1:30

取材・文/藤田真由香(フジテレビ・関西テレビ担当)



この記事をシェアする


Copyright © TV Guide. All rights reserved.