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ホラーが苦手な杉野遥亮「正直、出演を迷いました(笑)」。“怪奇酒”はもうおなかいっぱい!?2021/02/19

 前作「直ちゃんは小学三年生」(テレビ東京ほか)に引き続き、杉野遥亮さんが2作連続主演を務めるドラマ25「東京怪奇酒」(テレビ東京ほか)が2月19日よりスタートします。ホラーが大の苦手な杉野さんが本人役として出演。毎話さまざまな怪談マスター、通称“怪談オールスターズ”から心霊話を聞き、怪奇酒(心霊現象の起きた場所に1人で行き、霊と向き合う行為)を体験していくドラマです。

 そこで放送に先駆け、杉野さん、“怪談オールスターズ”で原作の清野とおるさんとお笑い芸人・チャンス大城さんを直撃! 撮影秘話やお互いの印象など、ドラマの見どころも含めてお伺いしました。

――杉野さんはホラーが大の苦手とのことですが、オファーが来た時はどう思われましたか?

杉野 「正直、出演を迷いました(笑)。今回、本人役として演じる僕自身が怪奇酒や幽霊に対して否定や冒瀆(ぼうとく)をするわけではないけれど、肯定して演じることも矛盾しているのではないかなと。そういった演技を皆さんにどう伝えることができるのかを悩み、考えました。だけど、本作に参加することになり、現場ではスタッフさんといろいろ話し合い模索しながら作品を作り上げていけました」

――撮影を終えてみて心境の変化はありましたか?

杉野 「監督にも現場で同じ質問を受けましたが、作品はちゃんとコメディーになっていると思います(笑)。演じるにあたり、普段の役作りは台本を読んで受けたインスピレーションに自分を入れていく感覚なんですけど、本人役は自分に寄せていくので、頭で考えて演技に臨むことが多かったです。現場は勉強になりました」

――杉野さんにとって新たな試みにもなったのですね。本作では毎話さまざまな“怪談オールスターズ”が登場しますが、一番印象に残った回があれば教えてください。

杉野 「それは松原タニシさんの登場回です。ご本人にもお伝えしましたが、松原さんが事故物件に住み続ける行為はどうなのかなと。霊に取りつかれてしまうかもしれないのに…(笑)。そして、それをネタにするのは理解できないなと」

――では、清野さんにお伺いします。原作はどのような経緯で生まれたのでしょうか? 実写化の感想についても教えていただきたいです。

清野 「そんなに深い意味はないけど、単純に昔から怪談話が好きだったことが大きいですね。それと僕自身、他の人がやったことがないことを常に考えているから、この作品は誰もやらないことをあえて進んでやっていったという感じです。だから僕にとって、この作品は今までなかった考え方や価値観を得ることができました。そして、オファーが来た時は怪奇スポットだけでなく、パワースポットにも行っていたので、今思うとそれが良かったのかなと思います。他にもボルサリーノ・関好江さんが作る開運飯を食べたり、陰陽師の橋本京明さんから運気が上がるお手製のお札を作ってもらったり。その効果も発揮されたのかもしれないですね(笑)」

杉野 「それなら、パワースポットに関する漫画も描いてください! 僕、その場所に行くので(笑)。さらにそれが実写化することになったら、また僕がやります」

清野 「でも、怪奇現場にも行きましょうね(笑)」

杉野 「それはもう充分です(笑)」

――もし、パワースポットも描かれることになったら、ぜひ見たいです! そして清野さんとチャンス大城さんも今回、“怪談オールスターズ”として出演されるとのことですが、撮影はいかがでしたか?

清野 「とにかくカメラの前で話すのが苦手なので、正直出演はしたくなかったです。最初は断りました。だって、いきなりカメラの前でイケメン俳優さんと演技するだなんて無理ですよ。僕は漫画家ですよ?(笑)。プロの俳優さんやスタッフさんの前でセリフが飛んでしまった時に、『すみません、もう一度お願いします』を言った後の“間”が耐えられなかったです(笑)。まあ結果的に、これもいい経験にはなりましたけど…」

大城 「僕はセリフを棒読みで言ってしまい、NG連発でした(笑)。ただ、杉野さんやスタッフの皆さんがとても温かくて、なんとか乗り切ることができました」

杉野 「一緒に乗り切りましたね~(笑)。ただ同じシーンの時に、監督が大城さんに“振り返って怖い顔をしてほしい”というオーダーを入れた時の顔が忘れられないです。その顔をモニターで見るスタッフさんたちも面白くなって笑っているし、僕も『大城さん、やめてよ』と思いながらお芝居をしていました。ぜひ、大城さんの顔も注目して見てほしいです」

大城 「あの時は現場が寒くて、追い込まれていたので(笑)」

清野 「そのシーンの直前に大城さんが心霊話をした後だからこそ、ギャップがありましたよね(笑)」

大城 「でも、楽しかったです(笑)」

――あらためて、お互いの印象はいかがでしたか?

杉野 「清野さんはシャイな方だなと。『現場にお酒を飲んでいこうかな…』とお話されていたのが印象的でした。また、大城さんはすごくチャーミングで、ムードメーカー的な存在だったので現場を明るくしてくれました」

清野 「杉野さんとはこの作品で初めてお会いしましたが、優しく包み込んでくれる方だったので、助かりました。とても一回り年下とは思えない、頼れるアニキでした」

大城 「僕も初めてお会いしましたが、真面目で、ピュアで、優しい方だなと。こんなに男前だと、僕、カメラが回らないところで床に唾を吐くのかなと思ったけど(笑)」

杉野 「普通しないでしょ(笑)。いつの時代の話をされているんですか~(笑)」 

清野 「格好よくて優しくて、しかも頭までいい。非の打ちどころがない。僕は性格が悪いので、一つくらい非を見つけてやろうと、終始いやらしい目で観察してたんですが、全く見つからなかったです」

杉野 「ありがとうございます! こんなに褒められると気持ちがいいですね(笑)」

大城 「でも、ゴミ屋敷みたいなところに住んでいてほしいな(笑)」 

全員 「(笑)」

――怪談の撮影現場が楽しそうな雰囲気で安心しました!(笑)。今回は杉野さんが“苦手な分野”の作品に挑戦されましたが、皆さんは苦手なことを克服された経験や、やらなければいけない状況になったことがあればぜひ教えてください。

清野 「人前でお話をしたりすることが苦手で、まさしくこの作品に出たことかな。こればかりは慣れないですが、やり終えた時の解放感は癖になりそうです」

大城 「地下芸人を何十年もやってきましたが、テレビ局に行くことが苦手でした。テレビ局に入っただけでおびえてしまい、収録で面白いことが言えなかった。今はいろんな番組に出させていただき、笑ってもらえていると最近実感し始めてきたので、克服できたのかなと。地下から地上に出た感覚ですね(笑)」

杉野 「僕はやらなくてもいいことは無理に乗り越えようとしなくてもいいと思うので、気付いたら乗り越えていたという感じですね」

――貴重なお話をありがとうございました! では最後に杉野さんから視聴者の皆さまへメッセージをお願いします。

杉野 「この作品を見る方に言いたいのですが、僕は怪奇酒をやらない方がいいと思います(笑)。ちゃんとエンディングには『これはフィクションです』とつけておいてほしいですね」

――ありがとうございました!

【番組情報】

ドラマ25「東京怪奇酒」
テレビ東京ほか
金曜 深0:52~1:23
※地域によって放送日時が異なります。

テレビ東京担当 M・M

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