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“朝ドラ”初出演の若葉竜也が「おちょやん」で感じたプレッシャーを告白!2021/01/30

“朝ドラ”初出演の若葉竜也が「おちょやん」で感じたプレッシャーを告白!

 京都編に一区切りが付いた連続テレビ小説「おちょやん」(NHK総合ほか)第8週(1月25~29日放送)。竹井千代(杉咲花)は、再び父・テルヲ(トータス松本)から裏切られてしまい、切ない気持ちになったのもつかの間、小暮真治(若葉竜也)のプロポーズにはビックリしましたね。そこに登場する天海一平(成田凌)! 朝からラブストーリーを見ているようなスイッチが入ってしまいました(笑)。

 また、千代が働くカフェ「キネマ」では、ビールの売り上げを競う“ビール月間”を開催。小暮は千代を1位にするため、お酒が強くないのに飲みすぎてしまいました。優しく寄り添って、ずっと千代を支え続けた結果、SNSでは「小暮沼」や「小暮ロス」などのワードで盛り上がり、「千代ちゃんの代わりに小暮さんのプロポーズを受けたい」という声も続出! 視聴者の心をわしづかみにしていました。

 そんな小暮を演じた若葉さんは、今回が連続テレビ小説初出演です。「演出の方に初めてお会いした時『今までの“朝ドラ”とは、少し違う空気感をつくってほしい』とおっしゃっていて、プレッシャーでしたが、気負わずに、小暮のフラットな空気感みたいなものが、視聴者の皆さんに新鮮に映ればいいなと思いながら演じました」と意気込みを吐露。それにしても初出演で「今までの“朝ドラ”と違う空気感をつくってほしい」というオーダーは難易度が高いですよね。

 役柄について聞かれると「小暮は千代ちゃんが大部屋女優になる撮影所の助監督で、なんか変なやつなんですよね。かっこよくないし、情けないし…。でも僕はそういう小暮が好きで、最大の魅力だと思っています。僕は人間らしい人が好きなので、それをどうにか体現できたらいいな」と明かします。若葉さんが小暮を好きな気持ちが、視聴者にも届いたと思います。

“朝ドラ”初出演の若葉竜也が「おちょやん」で感じたプレッシャーを告白!

 続いて千代に対する思いも語ってくれました。「表裏のない本音を伝えられるのは、千代ちゃんのことをすごく信頼しているからこそだと思います。ここまでピュアに人と接するのは勇気がいると思います。僕自身、もし目の前に小暮がいたとしたら、“そんな真っすぐな目で見ないでくれ”って思うでしょうね(笑)」。おそらく小暮は、生まれも育ちもいい“お坊ちゃま”だったのでしょう。プロポーズの時に「お父さんも一緒に住もう」と言ってしまうあたり、父に振り回される千代の苦悩は理解しがたいのかもしれません。それくらい真っすぐな人だったんですね。

 杉咲さんの印象について「現場にいるだけで、その場の空気が明るくなります。俳優さんの中には、“主役だから明るくしなきゃ!”と、どこか無理をしているのが見えてしまい、心配になってしまうような方もいますが、杉咲さんはそういう違和感がありません。あんなにキュートな人がいるんだなと思いました」と教えてくれました。ピュアな小暮と、キュートな杉咲さん。千代が初恋をしていた頃を思い出しますね。

 さらに、「いい作品にするために、誰もが“諦めずにもう一歩前に出る”という熱意で、日々の撮影を積み重ねています。たった1人でも“あと一歩だけでいいから前に出てみようかな…”と思ってもらえたら、大成功だと思っています」と現場の雰囲気も公開。

 最後に本作の見どころを「物語が“点”ではなく“線”でつながるように描かれています。皆さんの好きなシーンを見つけてもらえると、うれしいです」とアピールし、視聴者の方々へ呼び掛けました。

 さて第9週(2月1~5日放送)は、舞台を大阪・道頓堀に移し、新たな物語の幕開けです。時は昭和3年、千代(杉咲)は新しい喜劇の一座に参加。一平(成田)など旧天海一座の面々や、歌舞伎、歌劇団などさまざまなジャンルの役者たちが集まります。この頃、一番人気の喜劇は、須賀廼家万太郎(板尾創路)が率いる一座。鶴亀株式会社の社長・大山鶴蔵(中村鴈治郎)は、道頓堀を盛り上げるため、万太郎一座に対抗できる劇団を作ろうとしますが…。

【番組情報】

“朝ドラ”初出演の若葉竜也が「おちょやん」で感じたプレッシャーを告白!

連続テレビ小説「おちょやん」
NHK総合 月~土曜 午前8:00~8:15ほか
NHK BSプレミアム・BS4K 月~土曜 午前7:30~7:45ほか
※土曜は一週間の振り返り。

NHK担当 M・I



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