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2話放送前必見! 上川隆也が語る「遺留捜査」の魅力とは?2021/01/21

 2011年に放送開始した上川隆也さん主演の人気ドラマ「遺留捜査」(テレビ朝日系)。今年で10周年を迎える本作が、2年ぶりに連続ドラマとして復活! 事件現場に残された遺留品から思いを受け取り事件を解決に導いていく、ちょっと風変わりな刑事・糸村聡を上川さんが熱演。

 第1話(1月14日放送)では、夏~冬の京都を舞台に物語が紡がれたほか、これまで共に事件の解決を目指してきた梶原善さん演じる岩田信之が特別捜査対策室を離れることになったシーンも印象に残ったのではないでしょうか。

 今回、TVガイドwebでは上川さんに「遺留捜査」の魅力や、長年共にしてきた“落としの岩田”への思いなどをインタビュー。ぜひ、インタビューをチェック後、1話を振り返ってみてください。

――早速ですが、第1話も豪華なゲストの皆さんでしたね。

「まず、中山(忍)さん、実はこの『遺留捜査』1stシリーズの初回ゲストを務めてくださった方なんです。10周年の初回ゲストにふさわしい方をお迎えできました。この先、どれくらいシリーズが続くか誰にも分かりませんが、10周年を節目として、また新たなスタートを刻む第一歩として欠かせない存在だったと思います。そして柄本明さんも、“イレギュラーレギュラー”のような形でこの作品に影を落とす存在として参加してくださっています。本当に喜ぶべきことだなと思いました」

――第1話放送を拝見しまして、随所に映る京都の町並みや景色がとても情景深く感じられました。今回、初の試みで季節をまたいで(夏~冬)の撮影となったと伺いましたが、撮影は大変ではなかったのでしょうか。

「今までいろいろな季節をお届けしてきましたので、大変さは感じない撮影でした。“これまで夏クールにお届けしてきた作品が冬に移行します”というメッセージとして、スタッフさんがしゃれた計らいをしてくださったんだと思います。しかし、夏撮っても冬撮っても『遺留捜査』ですし、環境に左右されないブレのなさは、10年という時間で確立してきたものなのだと感じます」

――10作目のスペシャルドラマ(2020年8月9日放送)でも“父娘”にスポットが当てられ、新シリーズの1話でも“母娘”の関係にスポットが当てられていました。

「この作品は、いろいろな形で伝わらなかったり滞ってしまった“想いの置き忘れ”を、思いがけず小さな遺留品が届けてくれる物語です。人と人とのつながりを描くのが『遺留捜査』という作品の揺るぎないテーマであるからこそ、その中心に“親子”が描かれるのは当然だと思います。これからも話の数だけさまざまな人間関係が描かれていくこの物語の中で、きっとまた親子の物語は描かれるでしょうし、その時々の親子や恋人、友人などの絆を、糸村は飄々(ひょうひょう)と伝えていくのだろうと思います。その根底にあるのは“人間礼賛”だと、僕は思っています」

――“落としの岩田”が1話で特別捜査対策室を離れることになりました。作品にとって、糸村にとって岩田はどんな存在だったのでしょうか。

「1stシーズンでの糸村の境遇は、事件の解決やそれにまつわる遺留品の発見など、捜査に機能していなかった存在ではないにもかかわらず、どこか捜査の輪からは少し離れた場所に置かれ鼻白まれる存在でしたが、それでも糸村は一課のみんながとても好きでした。そんな男ですから、岩田のことももちろん好きだったと思いますし、彼が特対室から去る瞬間を強く惜しんでいたと思います」

――糸村は一課のみんながとても好きだと話に出てきましたが、上川さんがこれまで長年演じてきた糸村、そして作品の好きなところを教えてください。

「人間の“善性”、誰もが持っている良心を描いているのが『遺留捜査』の特徴だと思っています。例えば、法を犯してしまった人物の残した遺留品から、彼らの残したすくい取るべき思いが届けられるという話もあります。その際、登場人物たちは遺留品の持ち主を“許し”ではなく“赦し”ていく。そこに意義があると思いますし、作品の好きなところかもしれません。糸村に関しては、そうしたことを一切気にしてない無自覚なところが好きです。それこそが、糸村の最大の魅力ではないでしょうか」

――では、最後に今後の放送を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。

「2話からは戸塚純貴くんを迎えて、新たなキャラクターと共に歩んでいきます。こうして、少しずつ変化していく、そしてやはりこれからも変わらない『遺留捜査』をお届けしていきたいと思います。この冬は1クールたっぷりお楽しみください」

――ありがとうございました! 

【プロフィール】

上川隆也(かみかわ たかや)
1965年5月7日生まれ。東京都出身。1989年に演劇集団キャラメルボックスに入団。舞台、テレビ、映画と幅広く活動するかたわら、アニメ「ファインディング・ドリー」など声優としても活動している。ドラマ「BG~身辺警護人~」「検事・佐方」シリーズ(ともにテレビ朝日系)などに出演。今年4月から全国4都市で上演予定の舞台「魔界転生」では、主役の柳生十兵衛を演じる。

テレビ朝日担当 Y・O

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