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ドラマ「ハンサムセンキョ」出演中の武子直輝、武藤賢人、奥谷知弘、谷水力を直撃!2020/11/10

 テレビ神奈川(tvk)で放送中のドラマ「ハンサムセンキョ」。同作は市長選が行われる架空の都市・新光市を舞台に、個性豊かな候補者やその仲間たちが言葉や情報を駆使して、人々と交流を重ねながら選挙戦に挑む“選挙コメディードラマ”だ。

 TVガイドwebでは、元小学校教師のフリーターで“きらめき新党”から市長選に出馬することになった主人公・天童勇樹役の武子直輝、“FPP(Free Politics Party)”の候補者で天童のライバルの1人であるキース・篠宮役の武藤賢人、“未来自由党”の秘書・山吹啓介役の奥谷知弘、“天晴党”のミュージシャン・陸奥遊里役の谷水力を直撃取材。自身の役柄や撮影中のエピソード、ドラマの見どころなどを聞いた。

武子直輝◆天童勇樹と一緒に選挙を学んで、12話まで完走しましょう!

――天童勇樹は政治家になったとうわさの友人(実際は落選して秘書修業中)のもとを、職を求めて訪ねたことがきっかけで、市長を目指すことになってしまうという異色のキャラクターかと思います。武子さん自身は天童という人物をどう見ていますか?

「天童勇樹は明るく元気で人当りもよく、裏表のない青年です。一方で『市長選に出ないか』と言われて、すぐにその言葉に乗るあたりは、少し周囲に流されやすい性格なのかなと(笑)。ただ、天童が好きだった教師の仕事を辞めた背景には、少子化が学校現場にもたらした問題があり、彼も現状に対して自分の考えを持っています。そうした部分に素質があると見抜かれて出馬することになったのだと思います。でも、天童自身はまだそれを理解していないので、歯車がかみ合ってない感じです」

――そんな天童を演じるに当たって、役作りはどのようにされたのですか?

「僕の性格にも天童と似たところが多かったので、似ている部分は天童にうまくトレースしていき、足りない部分は自分で材料を作って最終的に合体させ“天童勇樹”を作っていきました」

――ドラマでは成長していく天童が描かれると思いますが、彼を見る上でポイントとなるシーンがありましたら、教えてください。

「回を追うごとに天童は変化していきますが、そのターニングポイントは“おばちゃんとの出会い”です。他の候補者と共に討論番組に出演した天童は、思うような結果が出せませんでした。次の討論までの間、彼は対策を立てようとするのですが、なかなか答えを見つけ出せずにいます。そんな中、1人のおばちゃんとの出会いが、天童に“ひらめき”を与え、これを機に彼が変わっていきます。そこは重要なシーンです」

――同じ政党の共演者の方とのチームワークはいかがでしたか?

「“きらめき新党”の古剛栄進役の横さん(横山真史)、花野薫役の深澤大河くんとは、ずっと一緒に撮影していたので、いい絆が芽生えたと思います。控室は、3人が集まっただけで自然と台本の読み合わせが始まるという雰囲気で(笑)。チームとして支え合っていました」

――撮影で印象に残ったシーンはありますか?

「選挙活動中に街頭でメガホンを使って歩いている人々に呼びかけるシーンです。撮影なので、街を歩いている人たちはエキストラさんですが、実際にあの場に立ってみると、お芝居といえども、歩いている人の心に響くように声をかけることは自分に勇気がないとできないことなのだと実感しました。立ち止まってもらって実際に演説を聞いてもらうことは本当にすごいことなのだと思いました。台本を見ただけでは分からない、あの場に立って初めて分かったことです」

――天童は小学校教師を経て政治の世界に足を踏み入れるわけですが、武子さんご自身は、もし俳優になられていなかったら、どんな職業に就いていたと思いますか?

「小さい頃はゴルフをやっていたのでプロゴルファーになりたいと思っていましたが、もしも今だったら、サラリーマンで営業職に就いていると思います。僕たぶん営業に向いていると思います(笑)。家族からそう言われたこともあります」

――今お話しさせていただいてそう思います。いつか営業マンを演じているところも拝見したいです。

「ありがとうございます。でも、営業マンの役だと僕自身になっちゃいそうですね(笑)」

――最後に視聴者の方にメッセージをお願いいたします。

「(演説風に)ドラマ『ハンサムセンキョ』。笑って、楽しめて、選挙をよく知らなくてもきっと、興味を持っていただける、そんなドラマだと思います。天童勇樹と一緒に選挙を学んでいって、共に12話まで一緒に完走しましょう! よろしくお願いいたします!」

【プロフィール】

武子直輝(たけし なおき)
1993年3月28日生まれ。東京都出身。主な出演作に舞台「刀剣乱舞」シリーズの同田貫正国役、舞台「ハイキュー!!」シリーズの海信行役、映画「絶狼<ZERO>‐BLACK BLOOD-」のカイン役、ドラマ「仮面ライダードライブ」(テレビ朝日系)の茂木拓郎役など。

武藤賢人◆回を重ねるごとにキースという人間を分かっていただける作品になっています

――武藤さんが演じるキース・篠宮は少し謎めいた印象がありますが、どんな人物ですか?

「キース・篠宮が所属するFPPは、インターネットを中心とした選挙活動を行う政党です。キースは海外で育った帰国子女という設定で、FPPでの活動を通して、海外の選挙文化を日本に取り入れて新光市を日本で一番進んだネットワークの町にしたいと思っている人物です」

――そんなキースを演じるに当たって武藤さんが意識したことを教えてください。

「キースは常に頭がきれるキャラクターですので、クールな雰囲気や鋭さを見せなければいけなかったです。でも、実は趣味でネコグッズを集めていたり、コーヒーにこだわりがあったり、眼鏡の触り方もそうですけれど人間らしい一面もあるので、そうしたギャップも表現することを心掛けました。ドラマの前半はクールな謎の男という印象が強いですが、回が進むにつれてキースという人間を分かっていただけるような作品になっています」

――脱線してしまいますが、武藤さんは以前にも眼鏡のキャラクターを演じていたことがありましたね。

「そうですね。眼鏡に縁があるのかもしれません(笑)」

――撮影で大変だったことはありますか?

「FPPはオンラインでコミュニケーションをとる政党のため、実は橋本汰斗くんや樫澤優太くんとは同じセットの中で芝居をすることがほとんどありませんでした。3人ともリモートで会話するシーンが多くて苦労したと思います。ただ、同じ場所で会話する機会がない分、役のキャラクターや気持ちを大事にして演じるように努めました」

――武藤さんから見た主演の武子直輝さんの印象を聞かせてください。

「武子くんは主演として、天童勇樹としてドラマ『ハンサムセンキョ』を引っ張ってくれました。天童の生き方も武子くん自身とリンクしている部分もありましたし。ドラマの後半は、キースと天童の関係性も見えてくる展開なので、僕自身も彼から刺激をもらいました」

――キースが市長選に立候補した背景には海外で触れた文化がありましたが、武藤さんご自身はどのようなことがきっかけで俳優を目指されたのでしょうか?

「子どもの頃は九州に住んでいて『芸能人に会いたい』という憧れの気持ちはあったのですが、自分が芸能人になりたいという意識はありませんでした。でも、高校3年生まで続けていた野球が終わった後に、何もやりたいことがなくなってしまった時期があって。そこから俳優という仕事を意識するようになった気がします。自分が芸能界を目指せば芸能人に会えるのではという思いもあって、若さゆえの勢いでこの世界に入りました」

――特に会いたいと思っていた方はどなただったのでしょうか?

「小栗旬さんです。小栗さんの芝居も声も好きで、出演作品は全部見ています。いつか共演できたらと思う憧れの存在です」

――最後に視聴者の方にメッセージをお願いします。

「選挙と聞いたら難しそうに聞こえるかもしれませんが、ドラマ『ハンサムセンキョ』は個性豊かなメンバーが出演し、コメディー要素もあって楽しく、分かりやすく見られる作品だと思います。これからクライマックスに向けて各キャラクターの関係性などが見えてきますので、全キャラクターに注目してご覧ください!」

【プロフィール】

武藤賢人(むとう けんと)
1993年9月16日生まれ。佐賀県出身。主な出演作にミュージカル「陰陽師」~大江山編~の源頼光役、ミュージカル「テニスの王子様」3rdシーズンの木手永四郎役、ドラマ「ヒガンバナ~警視庁捜査七課~」(日本テレビ系)の斉藤洋文役など。Allen suwaruプロデュース公演舞台「いい人間の教科書。」(東京:11月11~16日/大阪:11月20~22日)にも出演。

 「自分は営業に向いていると思います」と話す武子は、そんな自身の長所を生かして、分かりやすい言葉と丁寧な姿勢でドラマの見どころを語ってくれた。また、役作りについて真摯(しんし)に語る一方で、自身のエピソードを少しはにかみながら話す武藤からは、ギャップのあるキースの雰囲気が感じられた。彼らが作り上げるドラマ「ハンサムセンキョ」の今後の展開に目が離せない。

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