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主演・中条あやみが語る「閻魔堂沙羅の推理奇譚」撮影秘話! 衣装、メーク、ロケ場所など見応え満載2020/10/30

主演・中条あやみが語る「閻魔堂沙羅の推理奇譚」撮影秘話! 衣装、メーク、ロケ場所など見応え満載

 中条あやみさんが主演を務める、よるドラ「閻魔堂沙羅の推理奇譚」(NHK総合)が10月31日から始まります。原作は若者からの支持も高いミステリー作家・木元哉多さん。中条さんは、閻魔大王の娘・沙羅を演じます。彼女のもとを訪れるのは、誰かに殺されたり、現世に思いを残してきたりする亡者ばかり。生き返りを願う彼らに、沙羅は“誰に、なぜ、どのように殺されたのか”推理ゲームを仕掛けます。被害者に、自分で自分の殺人事件の真相を解決させる、異色のオムニバスミステリードラマです。

 初回放送を前に、本作の見どころや役柄、撮影中のエピソードなど、中条さんに話を伺いました。

――まずは、作品の見どころと、中条さん演じる閻魔沙羅の役柄について教えてください。

「このドラマは、“人間とは何?”と考えさせられる、とても深いお話になっています。私は閻魔沙羅という“Sっ気”のある天真らんまんな女の子を演じさせていただきました。豪華なゲストの方々が演じる人間界のシーンが、ヒューマンドラマになっていて、とても面白いです。自分も悔いなく生きて、人生をしっかり楽しみたいと思わせてもらえます。また毎回、衣装やメークが違って、ロケ場所にもこだわって撮影しているので、見応えがあります。今までとは違う中条あやみを見ていただけたら、うれしいなと思います」

――演じる上で気を付けていることや、自分と似ていると感じる部分はありますか?

「閻魔大王の娘は人間ではなくて、何百年も何千年も閻魔堂にいる女の子なので、人間じゃないような動きをできるように演じました。歩く時も普通に歩くのではなく、ソロソロっと歩いたり、まばたきをあまりしないようにしたり、生きているのか生きていないのか、どっちなんだろうと思ってもらえるように、動きで表現しました。似ている部分は、私もけっこう“Sっ気”があるので(笑)、沙羅がちょっと強めに発言したり、きつい言葉を発したりするのが、気持ち良かったです」

――今回、豪華な衣装が特徴的ですが、着てみていかがですか?

「スタイリストさんが、毎回違った衣装を用意してくださいました。子どもなのか大人なのか分からない、毒気がある沙羅の遊び心を衣装に入れてくださったので、テンションが上がりました。この衣装を着ると“沙羅になるんだ!”っていう気持ちになって、役に入るための武器みたいに感じで、沙羅になる手助けをしていただいたと思います」

主演・中条あやみが語る「閻魔堂沙羅の推理奇譚」撮影秘話! 衣装、メーク、ロケ場所など見応え満載

――印象に残っている沙羅のセリフは何ですか?

「“閻魔の世界での裁きは常に公平”“閻魔堂に来たら、必ず裁かれる”というセリフが印象に残っています。“人間界で悪いことをしたら見逃されるけど、閻魔は全て見透かしているよ”という意味です。甘えを見せたり、欲張ったりしていたら、死後の世界でも楽しく過ごせないな、天国にいけないなと思いました」

――今回は大阪拠点放送局制作ですが、中条さんは大阪出身ですよね? 関西ロケで懐かしく感じたエピソードがあれば教えてください。

「NHKの大阪放送局まで実家から通っていて、家族に『行ってきます』と言いながら撮影をすることができて不思議な感じがしました。クランクインは大阪の靭公園で、小さい時によく遊びに行っていた場所だったので懐かしかったです。でもインパクトのある衣装を着て、きついメークをして撮影するのがちょっと恥ずかしいなって…。地元だからこそ、知り合いに会わないかドキドキしながら撮影をして、楽しかったです」

――他に、思い出に残っているロケ場所はありますか?

「どの場所も思い出があります。旧奈良監獄は実際に使われていた監獄で、雰囲気があってすごく迫力のある場所でした。沙羅はお芝居がしやすかったですけど、亡者の方々はきっと怖かったと思います。他には、淡路島の植物園や、安藤忠雄さんの建築で有名な狭山池博物館は本当にすてきな場所で、見応えがあると思います。8月に撮影したから本当に暑かったです!」

――ありがとうございました。

第1回あらすじ(10月31日放送)

主演・中条あやみが語る「閻魔堂沙羅の推理奇譚」撮影秘話! 衣装、メーク、ロケ場所など見応え満載

 沙羅のもとに、鶏肉卸会社の社員・浜本尚太(小関裕太)がやって来ます。彼は、冷凍室で作業中に棚が荷崩れし、頭を打って気絶。誰にも発見されず、27歳で世を去ります。そんな彼に沙羅は「何の取りえもないが、生来の人の良さで、かろうじて天国行き」と通告。浜本は、片思いの同僚に告白できなかったことが心残りでしたが、天国へ向かおうとすると、沙羅から「今回は殺されたけど、来世では幸せにね」と言われます。自分が殺されたことを知った浜本は、生き返りを懇願。すると沙羅は「じゃあゲームする? 生き返りの条件は、自分を殺した犯人を当てること。間違えたら地獄行きです」と推理ゲームを仕掛けます。果たして浜本の運命は…?

 各回ゲストのヒューマンドラマも楽しみの一つですが、中条さんのファッションやロケ場所の雰囲気など、注目ポイントがたくさんありますので、ぜひお見逃しなく!

【番組情報】

よるドラ「閻魔堂沙羅の推理奇譚」
10月31日スタート
NHK総合 土曜午後11:30~深夜0:00

NHK担当 M・I



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