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「ハイエナ」篠原涼子&山崎育三郎が明かす役への思い――「実はこの作品の中で一番子どもなんじゃないかな」2023/10/27

「ハイエナ」篠原涼子&山崎育三郎が明かす役への思い――「実はこの作品の中で一番子どもなんじゃないかな」

 テレビ東京系で放送中のドラマ「ハイエナ」。勝つためなら手段を選ばない雑草魂の弁護士・結希凛子(篠原涼子)と法曹一家に生まれたエリート弁護士・一条怜(山崎育三郎)という対照的な2人が、法曹界での激しい生存競争を繰り広げる本作。今回は、ダブル主演の篠原さんと山崎さんに、役柄についてお伺いしました。

――今回演じられているそれぞれの役柄について、どのように捉えていらっしゃいますか?

篠原 「私が演じる凛子は、なんでも食い物にしてやろうというすごく強い女性です。でも、そんなふうに見えつつも、過去にいろんなことがあった人物なので、そういった部分を視聴者の皆さんにも感じてもらって、共感してもらえたらいいなと思っています。強いだけではなく、人間らしい弱さがあるというか…。ハイエナのような一面もありますが、傍らには、とても切なくて人には言えない過去を持っていたりもするので、そこのメリハリをつけて演じていけたらと考えています。また、共演者の方々のお芝居を受けて、自分もこういうふうにしたいなどいろんなアイデアも浮かんできているので。撮影を通して、凛子という役柄に関してもさらに膨らませていけたらと思っています」

山崎 「怜は、仕事だけではなく、ワインやアート、美術や音楽など趣味も多様で全部極めているので、完璧主義に見えるんですけども、実はこの作品の中で一番子どもなんじゃないかなと思っていて。だから、すごく純粋で傷つきやすかったり、繊細なタイプなんじゃないかなと。その彼が凛子と出会うことで、どんどん変わっていく姿というのもこの作品の見どころになってくると思います。そういった人間くさい部分も演じていけたらと考えていますし、涼子さんと同じく、撮影現場で共演者の皆さんとお芝居する中で生まれるものを一番大事にしながらこの作品に挑んでいけたらと思っています」

 役への思いを明かしてくれたお二人でした。それぞれの役柄とも、回を追うごとにつれ変化がありそうです。どちらの役にも共通する“人間らしさ”にも注目していきたいですね。

「ハイエナ」篠原涼子&山崎育三郎が明かす役への思い――「実はこの作品の中で一番子どもなんじゃないかな」

 本日10月27日放送の第2話では、凛子にだまされ、大企業の息子・三鬼修吾(大東俊介)の離婚訴訟で負けが確定した怜。彼女との甘い日々を思い返し「全部芝居だったのか?」と絶望するも復讐に燃え、代表の新海健一(高橋克典)からも発破をかけられます。一方、大手法律事務所との裁判で勝利が確定した凛子には、富裕層からの依頼が殺到。ですが凛子はすべて断り、修吾の顧問弁護士の座を奪うべく策略します。果たして凛子と怜、それぞれどんな行動に出るのか…ご期待ください!

【番組情報】

ドラマ8「ハイエナ」
テレビ東京系
金曜 午後8:00~8:54

取材・文/鬼木優華(テレビ東京担当)



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