Feature 特集

「プレミアムシアター」を手掛ける小林恭子チーフプロデューサーに聞く「#いま見てほしいテレビ」 視聴者の皆さんが“ウイッシュ・リスト”をどんどん増やせるように――<連載Vol.21>2020/07/18

 

 新型コロナウイルスによる外出自粛期間、テレビ番組を手掛ける方々はどのような番組を見て過ごしていたのか? また、収録やロケを見合わせたり、今までと違った形で番組作りに挑戦したりする中、今後放送する番組についてどのようなことを考えているのか? インターネットTVガイドでは、すてきな番組を生み出す制作陣の方々に現在の思いを聞く連載「#いま見てほしいテレビ」を展開中。

 今回は、「プレミアムシアター」(NHK BSプレミアム)を手掛ける小林恭子チーフプロデューサーに、「いま見てほしいテレビ」をお聞きしました。

Q1.:現在手掛けられている番組を教えてください。

「プレミアムシアター」(NHK BSプレミアム) を担当しています。7月19日は英国ロイヤル・バレエ、「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」と「ザ・チェリスト」を放送します。

Q2.:外出自粛が続く中、「いま見てほしいテレビ」とその理由を教えてください。

 コンサートホールや劇場で生の舞台に触れる機会が失われてしまった今こそ、ぜひ「プレミアムシアター」で、世界一流のアーティストによるパフォーマンスをご覧いただきたいと思います。音楽やオペラ、バレエは直接体の栄養になるわけではありませんが、たとえ短い時間でも、人が奏でる音楽や肉体が表現する物語に触れてみると、きっと何かを感じていただけるはず。

 8Kの高精細映像と22.2チャンネルサラウンド音声の圧倒的な臨場感で、まるでその場にいるかのような視聴体験ができる8K番組もお薦めです。クラシック音楽の分野では、ウィーン・フィルやベルリン・フィルの演奏会、パリ・オペラ座、英国ロイヤル、マリインスキーなどバレエ団の公演、ミラノ・スカラ座や英国ロイヤル・オペラのオペラ公演など、本拠地で収録された豪華なラインアップがそろっています。

 また、最近見直した映画の中でおすすめしたいのが、「十年」の香港篇と日本篇。2015年に制作された、2025年の国・地域の姿をオムニバスで綴った作品です。5年たった2020年の今見ると、いろいろと考えさせられます。

Q3:ご自身が手掛けられている番組の「これから」について教えてください。

 「プレミアムシアター」では、主にヨーロッパでの公演をご紹介しています。現地ではコロナ下での規制も徐々に緩和され、さまざまな制限に柔軟に対応しながら、公演の準備が始まっています。番組でも、そういったエキサイティングな公演を皆さまにお届けする予定です。 

 でも、結局何ものにも代えがたいのが、生の舞台だからこそかなう魂が震えるような体験。再びコンサートホールや劇場に足を運べる日を心待ちにしつつ、「その日が来たら、このアーティストを生で聴きたい!この作品を生で見たい!」と、視聴者の皆さんが「ウイッシュ・リスト」をどんどん増やせるように、番組のラインアップも充実させていきたいと思っています。

Q4:お仕事中の「元気が出るアイテム」を教えてください。

 夕方、気分転換に聞くBBC Radio 1の「Breakfast」(月~木曜)、「マット&モリー」(金曜)。音楽のセレクションも好きですが、生放送ならではのDJのトークと、リスナーを巻き込んでのくだらない(と言っては失礼ですが…)コーナーが、脳のリフレッシュにはたまりません。

【プロフィール

小林恭子(こばやし やすこ) 
1995年にNHK入局。ディレクターとして古典芸能やクラシック音楽の番組制作に携わった後、2016年から「プレミアムシアター」のチーフ・プロデューサーを務めている。

【番組情報】

「プレミアムシアター」 
NHK BSプレミアム 
日曜 午後11:20~深夜4:00(毎月第一日曜を除く)  

この記事をシェアする


Copyright © TV Guide. All rights reserved.