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豆原一成「超人間要塞ヒロシ戦記」で「僕の目からちょっとしたキュンポイントが伝われば」──俳優業への思いも明かす2023/02/11

豆原一成「超人間要塞ヒロシ戦記」で「僕の目からちょっとしたキュンポイントが伝われば」──俳優業への思いも明かす

 まつだこうたさん、大間九郎さんによる同名漫画を原作とする夜ドラ「超人間要塞ヒロシ戦記」(NHK総合)が、2月13日からスタートします。本作は、一見普通の青年に見える田中ヒロシと、母星を失い地球にやって来たスカベリア姫国の人々、女子大生の雅しずかが繰り広げる新感覚のラブコメディー。 

 高山一実さん、JO1・豆原一成さん、山之内すずさんのインタビュー(https://www.tvguide.or.jp/feature/feature-2032260/)に続いて、ここでは“人型要塞戦艦”緋炉詩(田中ヒロシ)役を務める豆原さんの単独インタビューをお届け! 人ではないものを演じる役作りの難しさや撮影エピソード、俳優業に対する思いなどを語っていただきました。

──NHKドラマ初出演ですが、周りの反響はいかがでしたか?

「すごく大きな反響をいただきました。特に、JAM(JO1ファンの呼称)の皆さんからは『豆ちゃんの演技を見られるのがうれしい』と言ってくださる方が多くて。僕自身、前から演技のお仕事をやりたいと思っていたので、皆さんに期待していただけていることが本当にうれしかったです」

──JO1メンバーの方々はどのような反応をされていましたか?

「要塞を演じると言ったら、全然理解できていない感じでしたね(笑)。聞かれるたびに、メンバー一人一人に説明をしています」

──人型要塞戦艦という特殊な役を演じるにあたって、意識していることはありますか?

「胸を張って立つということは意識するようになりました。ヒロシは人間に擬態しているだけのロボットなので、当たり前に姿勢がいいですし、ほかにも裏設定がたくさんあります。あとは、“自分の目はスカベリアのみんなが見ているモニターなんだ”ということを常に意識しています」

──これまでに演じられた普通の人間役にはない役作りとなっていますよね?

「全く違いますね。一つ一つの動きが繊細なので、今まで演じた役の中でも一番難しいです。撮影に入る前、監督さんとプロデューサーさんに『口元でヒロシを表現してほしい』と言われたのですが、最初は全然分からなくて戸惑いました」

──ほかに、役作りについて言われて印象に残っている言葉はありますか?

「特に印象に残っているのは『ヒロシの動きには全部、中にいるスカベリアの操縦士の思いがこもっているんだよ』と言われたことですね。それを聞いた上で、実際に操縦室の中を見させていただきました。そのおかげで、ヒロシの動きもイメージしやすくなったので、本当にありがたかったです」

──しずか役の山之内さんが、インタビューで「豆原さんにしかできない動きをされている」とおっしゃっていましたが、具体的にどのような動きなのでしょうか?

「ロボットダンスのような動きが多いです。“ポッピン”というジャンルでバイブレーションという動きがあるのですが、そういったダンス要素を取り入れて表現しています」

──ダンスができる豆原さんだからこその動きということですね! そのような動きは事前に準備されて撮影に臨まれたのでしょうか?

「体をブルブル震わせるような動きは、監督さんから指示をいただいて演じました。本番では震わせすぎてしまったらしく、『ちょっと(レベルを)落とそうか』と言われましたね(笑)」

──ヒロシがギョーザを作るシーンも楽しみです。

「ギョーザは、最初に練習した時に全然うまく作れなかったので、吹き替えにする案も出ていて…。それくらい難しかったのですが、絶対に自分でやりたかったので、家で練習を重ねた結果、本番ではうまく包むことができました! 今では特技になったと思います(笑)」

──ヒロシはファッションも独特ですよね。

「ヒロシは“なるべく誰にも触れてほしくない”という設定なので、極力シンプルな服を着ているつもりが、胸元にはダイオウイカがいたりするんです(笑)」

──まさに、しずかと出会うシーンでは、ダイオウイカが描かれているTシャツを着用していますよね(笑)。

「ほかにも個性的な服がたくさん出てきます。ヒロシのファッションだけでも面白いと思うので、ぜひ注目してもらいたいです」

豆原一成「超人間要塞ヒロシ戦記」で「僕の目からちょっとしたキュンポイントが伝われば」──俳優業への思いも明かす

──豆原さんが演じるヒロシだからこその魅力はどこにあると思いますか?

「“目”ですかね…? 『目が奇麗だね』とか『いい目だね』と言っていただけることがあるので、僕が演じるヒロシの目から感じる、ちょっとしたキュンポイントや、中にいるスカベリアの皆さんの感情などが目で伝わればいいなと思っています」

──ヒロシを通して、さまざまな表情の豆原さんが見られそうですね。

「正直、撮影に入る前はヒロシを演じることに全然自信がありませんでした。これまでは、自分が演じる人物のイメージをある程度作ってから撮影に臨むことが多かったのですが、今回は本当に分からなくて…。でも、いざ撮影が始まると、スタッフの皆さんが『ヒロシっぽいね!』とか『今のヒロシいいね!』と言ってくださるので、その言葉が本当に心の支えになっています。少しでも、ヒロシという存在に近づければいいなと思いながら演じています」

──本作には原作ファンの方がたくさんいらっしゃると思いますが、実写版ならではの見どころを教えてください。

「原作とは違う部分も多少ありますが、漫画とは違うリアリティーさを表現できるのが実写ならではだと思います。原作ファンの皆さんにも、僕のことをヒロシだと思っていただけるよう、毎回模索しながら演じています」

──では、初めて本作に触れる方にはどのような部分に注目してほしいですか?

「最初は何が何だか分からないと思いますが、見ているうちにどんどん物語の世界観に入っていけるんじゃないかな、と。僕も台本を読み進めていくうちに、どんどんこの世界に引き込まれていきました。面白い世界が広がっていますので、ぜひ最後まで見ていただきたいです」

──俳優という仕事の面白さや魅力はどんなところにあると感じていますか?

「やはり、自分以外の人物になりきれるところですね。僕は、人と距離を縮めるのが苦手なタイプなんですけど、違う人物としてたくさんの方と接することができるというのが面白いです。豆原一成としては経験できないようなことをできているのが本当に楽しいですし、演技の経験が自分にとって支えにもなっています。もっといろんな役に巡り合いたいですね」

──今後、挑戦してみたい役などありますか?

「時代劇とか、戦争を題材にしたような難しい作品にもいつか携わりたいですね」

──NHKの正月時代劇など期待しています…!

「できたらいいですね! それまでに役者として鍛えておきます(笑)」

──物語ではヒロシがしずかと出会うことによって、スカベリア姫国の方たちにピンチが訪れますが、最近、ご自身に起こったピンチがあれば教えてください。

「お正月に、帰省のため新幹線に乗ろうとした時ですね。僕はいつも予約せずに駅に行って、着いた時点で一番早い新幹線に乗るんですが、その日はあと3分で出発するところだったんです。次の新幹線が出発するまで15分ほどだったんですが、どうしても待ちたくなくて(笑)。3分の間に券売機でチケットを買って、めちゃくちゃ急ぎました! 無事に乗れたのですが、本当にギリギリで、あの時はピンチでしたね(笑)」

──では最後に、視聴者の方にメッセージをお願いします!

「1日の終わりの15分間に、ふふっと笑えるようなドラマです。僕の中にいるスカベリアの方たちは、国家のために真剣に取り組み、外の世界では全く違う世界が広がっているというギャップを楽しんでいただきたいです。SFコメディーの物語が皆さんに刺さったらいいな…と思いますし、たくさん見てほしいという気持ちでいっぱいです!」

──ありがとうございました!

豆原一成「超人間要塞ヒロシ戦記」で「僕の目からちょっとしたキュンポイントが伝われば」──俳優業への思いも明かす

【番組情報】

夜ドラ「超人間要塞ヒロシ戦記」
2月13日スタート
NHK総合
月~木曜 午後10:45~11:00

NHK担当・M



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