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賀来賢人×山本舞香「死にたい夜にかぎって」インタビュー “男と女”の6年に及ぶ波乱の同棲生活に「私にしかできない役だ」2020/02/26

「僕、生きることにものすごく執着しているんです」(賀来)

──台本や原作を拝見して、浩史にとって小説を書くことと、アスカにとって音楽を作ることが、“好きで好きで仕方ない”というより、どこか“執着”しているように個人的には捉えたのですが、お二人は浩史とアスカにとって、小説と音楽はどういう存在だと思いますか?

賀来 「最初から最後まで、実は浩史って小説とそんなに向き合ってないんです。アスカとチャットしてる時も『今、小説書いてるよ』ってうそをついてるし、アスカと付き合い始めてからはアスカとしか向き合ってないんです。彼の6年間は、本当にアスカがすべてで。皮肉なもんなんですが、アスカのために常に何かをしていた結果、小説が書けたという。彼にとってもちろんコンプレックスでもあっただろうけど、自分を最終的に表現したのがこの『死にたい夜にかぎって』という小説。一番遠くにあるんだけど、一番近くにあるみたいな、不思議な関係性ですよね」

山本 「アスカは、最初は本当に音楽が好きだったと思うんです。でもうつ病っていう病気って、何かをしていないと本当に落ち着かないという部分があって。大人用の塗り絵をしたりして治す人もいるんですけど、アスカは何かに没頭するために、自分が好きな音楽をやっていると私は思ったんです。浩史に対して素っ気ないことを言ったりもするんですけど、本当は心の底から大好きだし、支えてもらってすごく感謝をしているから、そんな気持ちを音楽に乗せて表現したりして。アスカにとって、音楽はすごく大事なものだと思います」

──最後に、お二人は“死にたくなるような夜”を迎えたことはありますか?

賀来 「僕、生きることにものすごく執着しているんです(笑)。なので死にたくなったことはないです。死ぬのが怖いですね。生き続けたい」

山本 「つらいこともあるけど、生きてたら楽しいし。苦しいこともあるけど、死んだら一番悲しむの、親だなって思っちゃうから。家族が大好きなんですよ。もし死んじゃうなら、一瞬で死にたい(笑)」

賀来 「そういう話じゃないよ(笑)」

山本 「そういう話じゃない?」

賀来 「うん、死に方の話じゃないかな(笑)」

【プロフィール】

賀来賢人(かく けんと)
1989年7月3日生まれ。東京都出身。かに座。O型。2007年、映画「神童」で俳優デビュー。主な出演作は、映画「ちはやふる-結び-」「AI崩壊」「ヲタクに恋は難しい」、連続テレビ小説「花子とアン」(NHK)、ドラマ「Nのために」(TBS系)、「スーパーサラリーマン左江内氏」「今日から俺は!!」(ともに日本テレビ系)、「アフロ田中」(WOWOW)、「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」(日本テレビ系)など。7月17日には、主演を務めた映画「今日から俺は!! 劇場版」が公開予定。

山本舞香(やまもと まいか)
1997年10月13日生まれ。鳥取県出身。てんびん座。B型。11年、ドラマ「それでも、生きてゆく」(フジテレビ系)で女優デビュー。主な出演作は、映画「暗殺教室」シリーズ、「ひるなかの流星」「恋は雨上がりのように」「SUNNY 強い気持ち・強い愛」「ギャングース」「劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」「東京喰種 トーキョーグール【S】」、ドラマ「SR サイタマノラッパー~マイクの細道~」(テレビ東京系)、「漫画みたいにいかない。」(日本テレビほか)、「チア☆ダン」(TBS系)など。「王様のブランチ」(TBSほか)のレギュラーとしても活躍中。

【番組情報】

MBS/TBSドラマイズム「死にたい夜にかぎって」
MBS 日曜 深夜0:50~1:20
TBS 火曜 深夜1:28~1:58
※放送時間は変更の場合あり

<配信情報>TBS放送終了後からTSUTAYAプレミアムで見放題独占配信。TVer、MBS動画イズムで見逃し配信予定。

取材・文/宮下毬菜(TBS・MBS担当) 撮影/尾崎篤志

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