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木村多江&安藤玉恵「ピンクのドレスを着て撮影していたら『阿佐ヶ谷姉妹だ!』と言われて(笑)。安心しました」2021/11/07

 木村多江さんと安藤玉恵さんが出演するよるドラ「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(NHK総合)が11月8日にスタートします。原作は、仕事も生活も共にするお笑いコンビ・阿佐ヶ谷姉妹が小さな部屋で2人暮らしする日々をつづった同名エッセー。ちょっと不思議で優しい日々を描く愛あふれるホームドラマです。

 今回は、姉・渡辺江里子さんを演じる木村さんと、妹・木村美穂さんを演じる安藤さんに、阿佐ヶ谷姉妹の印象や役づくりについてお伺いしました。

――まずはオファーがあった時の心境をお聞かせください。

木村 「最初はぴんとこなかったんです。よく考えたら、阿佐ヶ谷姉妹さんのネタもやるし歌も歌うし、“これは大変なことになったぞ”と思いました。実在する同世代の方ですし、ファンの方もたくさんいらっしゃるでしょうし、お会いしたこともないのに演じられるだろうかとすごく不安になったんですが、原作を読んで、とても優しくてのほほんとした気持ちにさせていただいたので、今の時代にご提供できるのが、すごくすてきだなと思いました」

安藤 「私はエッセーを読んで、素直に“わ! 面白そう!”と思いました。阿佐ヶ谷姉妹のお二人はすごく人気があって、ネタも面白いですし、NHKのチームの皆さんに会った時もすごくいい雰囲気だったので、実はプレッシャーがゼロでした(笑)。伸び伸びと楽しくのほほんと撮影をしています」

――出演が決まってから阿佐ヶ谷姉妹のお二人と直接お会いされたと思いますが、その時の印象を教えてください。

木村 「江里子さんはひたすら動いていて、美穂さんはずっと止まっていて、美穂さんの周りを江里子さんがくるくる回っているような印象でした。美穂さんがぼそっと言うことに対して、江里子さんがきちんと拾っていて、温かく包んでいるような感じがしたんですよね。映像で見ている時とはまた違う雰囲気でした。お二人の雰囲気をお芝居で表現できたらいいなと思って観察させていただいたら、江里子さんがちょこちょこ動いていたんですよ。そして普段も早口で話していらしたので、ちょこちょこ歩きと早口をドラマの中でまねさせていただいています」

安藤 「こういうインタビューの時に口火を切るのは江里子さんなんですよね。今、多江さんといい関係性ができてきているので、今日、私は一言も話さなくていいかなと思うくらい甘えちゃっています(笑)。大切なことは多江さんが全部言ってくれるんじゃないかなと(笑)。美穂さんは、江里子さんの話に対して返答する間が独特なんですよね。じっくり考えてからお話される時もあれば、突然面白い話をされる時もあって、そういう間を意識しています。あとちょっと猫背なところも取り入れています」

――ビジュアル面で意識されたことはありますか?

木村 「声のものまねはできないんですけれども、外見はなるべく近づけたいなと思いました。髪形は江里子さんよりも少し長めにすると実は近づけたり、眼鏡もたくさん試した中から江里子さん感が出る魔法の眼鏡に出合えたり」

安藤 「私は前髪の横の部分を丸くしたんですけど、これは美穂さんそのままです。美容室に10枚くらい写真を並べて、どのくらいの長さにすると美穂さんに見えるかなと、検証しながらカットしていただきました」

木村 「あと江里子さんは、すごくシンプルなお洋服をお召しになっているんですけど、個性的でかわいらしい部分をお伝えするために、ご本人とは少し違う形でつくらせていただきました」

安藤 「美穂さんは、エッセーにも書かれているんですけど、無地のロングTシャツの上にTシャツを重ね着するのがおしゃれスタイルなんですよね。なので、黒の長袖と面白いデザインのTシャツをお願いしました」

木村 「少し猫背気味にするとフォルムが似てきますよね」

安藤 「身長差も似ているんですよね! 多江さんの方が少し高いので。1回、ピンクのドレスを着て、阿佐ヶ谷で撮影をしたら、遠くで見ている方々が『あ! 阿佐ヶ谷姉妹だ!』と言ってくれて(笑)。すごく安心しました」

――芸人さんの役ということで、実際にネタをやってみて、いかがですか?

木村 「最初、『奈良姉妹』というネタをコピーして練習したんです。そしたら、たまちゃん(安藤)が『阿佐ヶ谷姉妹さんとお会いした時に、2人の前でやろう! これで怖いものはなくなるから』と、とんでもないことを言い出して…」

安藤 「(笑)」

木村 「素人が頑張ってやってみたものまね大会みたいになっちゃったんですけど、なんとか皆さんにお許しをいただけるくらいにはなっていますかね」

安藤 「ネタをやるというよりは、演じている感じですよね」

木村 「そうかもしれないですね。演技の延長でやらせていただいています」

――ドラマでは2人の掛け合いのシーンも多いと思いますが、意識したことや話し合ったことがありましたら教えてください。

木村 「とにかく時間があると、ずっと2人でセリフと歌とコントの練習をしているんですよ。なので、意識しなくても自然といい具合の間ができていますね。練習の成果がドラマに出るといいなと思います」

安藤 「阿佐ヶ谷姉妹お二人の間に流れている独特の空気があるんですけど、それが伝わると面白いかなと思います。2人がしゃべっていない時や、表情だけのリアクションもたくさんあるので、空気感を楽しんでいただきたいです」

木村 「お二人にお会いした時に“日常のなんでもないやりとりが、なんだか面白い”と思ったんですよね。その雰囲気が出せたらいいですね」

――ありがとうございました。

第1回あらすじ(11月8日放送)

 「阿佐ヶ谷姉妹」という“疑似姉妹”のお笑い芸人として活動しながら、アルバイトで生計を立てているエリコ(木村)とミホ(安藤)。阿佐ヶ谷で暮らすエリコの狭い部屋にミホが入り浸って3カ月、エリコは「一緒に暮らそう?」と誘いますが、ミホはなぜか断ります。しかしある日突然、ミホがエリコの家に引っ越してきて…。

【番組情報】

よるドラ「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」
11月8日スタート
NHK総合 月曜 午後10:45~11:15

NHK担当 M・I

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