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yonawo☆1stフルアルバムをリリース!2020/11/18

 2017年、福岡で結成し、19年11月にメジャーデビューを果たしたyonawo。今年4月には初の全国流通盤となる6曲入りミニアルバム「LOBSTER」をリリースし、さらに“#天神ジャック”と題し、地元・福岡の夏をyonawoに染めた。そんな彼らが今回、初となるフルアルバムをリリース。その制作の裏話について聞いた。

――2017年にこの4人が集まって動き出したyonawo。当時の音と今の音を比べるとそこに何か変化はありますか?

斉藤雄哉 「シンセとかドラムマシンとか、結構使える楽器が増えたんですよ。それによって曲自体の音数が増えた印象がありますね」

荒谷翔大 「少しずつやれることが増えてきたんだよね。大本の曲の雰囲気自体はそこまで変化していないと思うけど、アレンジに関しては幅がどんどん広がっていると思う」

――yonawoは“ネオソウルバンド”と形容されることが多いですが、自分たちではどんなバンドだと思っていますか?

田中慧 「“いい感じ”だよね(笑)」

荒谷 「そうそう。誰かがふわっと言って、『それいいやん』ってなったのが“とりまいい感じなバンド”。すみませんね、ひどい言葉遣いで(笑)」

――では、yonawoの楽曲を構築する上で、各メンバーが大事にしていることがあったら教えてください。

田中 「基本、自分はボーカルの荒ちゃん(荒谷)の歌を一番に聴いてほしいので、なるべくそこの邪魔をしない、ぶつからない演奏をすることを心掛けていますね」

斉藤 「自分はレコーディングの時にとにかく楽しむことを大事に。と言っても楽しくない瞬間はほぼなくて、この4人で一緒にいれば常に楽しいんですけど(笑)」

――メンバー同士でぶつかってしまうこともあまりない?

荒谷 「それはあるんちゃう?」

斉藤 「うん。あるにはあるけど、それはお互いの意見をすり合わせるために必要なことだから別に苦ではないというか。結局、その先には楽しいことが待ってるからね。ぶつかってもあまり気にしてないです」

――野元さんと荒谷さんが大事にしていることは?

野元喬文 「全体のイメージを大事にしつつも、一つ一つのフレーズにしっかり向き合って作り上げていくこと、ですかね。『ここにはこの音、このフレーズが必要なんだ』っていうことをしっかり見極めていけば、それがパズルのように組み合わさって全体としての完成度につながっていくと思うので」

荒谷 「僕の場合はなんだろうなぁ。自分が詞と曲を大体書くんですけど、そこに対して『これは良くて、これはダメ』みたいなラインはしっかりあるんですよ。ただ、それはちょっと言葉にはしづらいというか。自分の中にある感覚を大事にしてるってことなのかもしれないですね。僕のその感性については、たぶん他のメンバーとも共有できているとは思うんですけど……できとるかな?」

田中 「荒ちゃんが共有できとると思うんやったらできとるよ(笑)。というより、僕らは荒ちゃんの作る曲に絶大な信頼感があるしね」

荒谷 「じゃあ共有できてるんだと思います(笑)」

――今年4月にリリースされたミニアルバム「LOBSTER」に続き、ついに1stフルアルバム「明日は当然来ないでしょ」が完成しました。制作はいつごろから行っていたんですか?

田中 「昨年末くらいからぶっ通しでやってましたね」

荒谷 「うん。『LOBSTER』と並行してやっていたんですよ。特にアルバム自体のコンセプトを決めたりはしてなかったですけど、全体通して一体感を感じられるようなものにしたいっていうイメージはありましたね。他のアーティストさんのアルバムを聴くときもそういう一体感のある作品が好きなので、自分らの好みが反映されてるんだと思います」

田中 「『LOBSTER』は今までライブでやってきた曲を集めた内容だったから、余計にフルアルバムではまとまりを大事にしたかったっていう」

荒谷 「うん。その上で、チルとかネオソウルとかっていう一般的な僕らのイメージとはまた違った一面を見せたい気持ちもあったんですよね。それは結構想像していた通りに実現できたんじゃないかなとは思っていますね」

――これまでの作品とは確実に肌触りの違うアルバムになっていると思います。それはきっとメンバー各自があらゆる挑戦をした結果なのかなとも思うのですが、そのあたりはどうですか?

田中 「僕のことで言えば、初めて自分で作曲した『cart pool』という曲を入れることができたんですよ。そこは大きな挑戦だったと思います」

荒谷 「しかも俺が無理やり詞も書かせたんですよ(笑)」

田中 「4行くらいの詞ですけど、頑張って絞り出しました(笑)。結果、アルバムのアクセントになれたかなって思います」

野元 「その『cart pool』の後半に生ドラムが入ってくるところがあって。そこは結構僕なりの挑戦でしたね」

田中 「確かにアレは今までは見せたことのない感じのドラムだよね」

荒谷 「うん、むちゃくちゃかっこいい」

野元 「アークティック・モンキーズのライブ映像を見ていた時に思い浮かんだドラムパターンだったんですけど、いい形でハマってうれしかったです(笑)」

田中 「あと、(斉藤)雄哉なんかは今回、結構新しい楽器をいろいろ使ったやん? それは挑戦だったんじゃない?」

斉藤 「あー確かに。エレキシタールを使ってみたりとか。あと、アコギを入れる曲も今まではあんまりなかったもんね」

――今回はアコギでの弾き語り曲もありますからね。

斉藤 「そうですね。他にも歪んだギターの音を入れたのは今回がほぼ初めてだったりもするし」

荒谷 「歪んだ音はみんな結構好きなんで、実は昔からやりたかったんですよ。それを今回がっつりやれたのは良かったですね」

田中 「しかも『close to me』なんかでは、奥で歪んだギターが鳴っとるけど、荒ちゃんの優しい歌声はより際立って聴こえてくるしね。そこには挑戦した結果の進化を感じてもらえると思う」

荒谷 「僕は1曲目の『独白』でやりたかったことに挑戦できたかなとは思っていて。ゴスペルのようにコーラスを重ねる感じの曲をずっとやりたかったので、むっちゃ満足してます。ライブとかでもあのコーラスを再現してみたいですよね」

――荒谷さんの書く歌詞にはどこかSF的な雰囲気があると思うのですが、今回のアルバムでは、その詞世界にサウンドもしっかり寄り添っている印象がありますよね。

荒谷 「確かに今まではそこまで歌詞に対してアレンジのアプローチを決めることがなかったと思うので、そこもまた一つの挑戦だったかもしれないですね。今回はほんとにみんなで歌詞を頼りにアレンジを決めていった感じだったので」

――yonawoというバンド名は高校時代の友人“ヨナオ”さんに由来するとのことですが、メジャーデビューして快進撃を続ける今のバンドの状況についてヨナオさんは何かおっしゃっていますか?

斉藤 「特に何も(笑)」

荒谷 「でもうれしがってくれてはいますね。僕らのラジオも聴いてくれとって、『こないだ俺のこと話しとったね』みたいな(笑)。ちゃんとyonawoに対して興味を持ってくれているのはうれしいです」

斉藤 「そうだね、めちゃくちゃチェックしてくれとるもんね」

――ちなみにバンド名にする際に許可はとったんですか?

荒谷 「いや、とってないです」

野元 「もうドッキリみたいな感じで(笑)」

斉藤 「俺らが自主で出した2枚目のEPのジャケがヨナオくんの写真なんですよ。それも勝手に使ったんですけど(笑)。で、そのジャケがApple Musicとかに上がった時に本人が知るっていう。『俺やんけ!』みたいな(笑)」

荒谷「まぁ、一歩間違えたら訴えられてたでしょうね(笑)」

【プロフィール】

yonawo(よなを)

2017年、福岡で結成。19年11月にメジャーデビュー。今年4月には初の全国流通版となる6曲入りミニアルバム「LOBSTER」をリリースした。

荒谷翔大(あらたに しょうた)

1997年12月19日、福岡生まれ。射手座。B型。

田中慧(たなか さとし)

1998年6月9日、福岡生まれ。双子座。O型。

斉藤雄哉(さいとう ゆうや)

1998年2月3日、福岡生まれ。水瓶座。O型。

野元喬文(のもと たかふみ)

1998年5月13日、福岡生まれ。牡牛座。O型

【作品情報】

「明日は当然来ないでしょ」

グループにとって初となるフルアルバム。Paraviオリジナルドラマ「love?distance」の主題歌オープニング曲「トキメキ」や、史上初めて福岡のFM3局でそろって8月度のパワープレイを獲得した「天神」など14曲を収録。

【プレゼント】

サイン入り生写真を2名様にプレゼント!

応募はコチラ→https://www.tvguide.or.jp/tvguide_enquete
(応募期間:2020年11月18日正午~11月25日午前11:59)

ハガキでの応募方法は「TVガイド」11月27日号(P98)をご覧ください。
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取材・文/もりひでゆき 撮影/須田卓馬 ヘア&メーク/久保純子 スタイリング/市野沢祐大(TEN10) 衣装協力/HEMT PR、MONK

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