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高杉真宙☆ドラマ「おいハンサム!!」で感じたコメディーの面白さと家族の形2022/01/26

 現在放送中のドラマ「おいハンサム!!」(フジテレビ系)は、吉田鋼太郎演じる主人公の源太郎が三人娘のために奮闘するホームコメディー。「恋×家族×ゴハン」をテーマにしたこの作品で、武田玲奈演じる三女・美香と出会うエリートサラリーマンを演じている高杉真宙。さまざまなキャラクターを演じ分け、ドラマはもちろん、映画や舞台にも引っ張りだこの彼に、役に対するアプローチや見どころ、プライベートについても聞いた。

――東海テレビ制作のドラマ出演は2015年の「明日もきっと、おいしいご飯〜銀のスプーン〜」以来ですね。まずは出演が決まった時の感想から。

「いろんな作品を経験して今の僕があると思うんですけど、その中で“濃い”作品があるんです。『明日もきっと、おいしいご飯〜銀のスプーン〜』はその経験の中でも印象に残っている作品で、このタイミングでまた東海テレビさんとご一緒できるのもうれしいなと思いますね。最近、引っ越しをしたんですけど、その時に『明日ご飯』の台本が出てきたんですよ。もらった手紙やスケジュールも取ってあって、それを見返しながら懐かしいなって思っていた矢先に、このドラマのお話をいただいたので、すごくうれしくて。成長できている姿を見せられたらいいなと思っています」

――高杉さんが演じる大倉学という役について、監督からはどんな説明がありましたか?

「監督が脚本を書かれているので、結構細かく指導していただきました。『台本には載っていないけど、こうだよ』という説明があって、そこは学を作る上での裏付けになっていて、面白かったです。例えば『第一志望の大学には落ちています』とか。現場に入ってからセリフが変わることもあるので、戸惑ったりしながら撮影しています(笑)。でも、それが面白いですね。細かいけれど、その変更のある意味がすごく伝わるので、楽しい撮影になっています」

――エリートサラリーマンを演じるにあたって、どういう役作りをしていますか?

「僕が(芝居で)勝手にやっているのですが、微笑んでいて、目をはっきり開けていないです。それについて、監督からはまだ何も指導されていないので、このまま続けようと思っているんですけど。あとは、すごく自分に正直で真っすぐ、自分の中の世界がある人だなという印象で演じています。僕としてはこれまで演じてこなかった役の一つなので、『ああしよう、こうしよう』と、考えながらやっていますね」

――監督からリクエストはありましたか?

「『優しく肩を持って、羽をふわっと触るように話して欲しい。そういう優しさだね』と言われました。そういった細かい、一つ一つの演技指導がありました。それは夜に歩いているシーンなんですけど、どんな感じになっているかはお楽しみに」

――撮影現場での印象に残っているエピソードを教えてください。

「撮影場所の八王子が、めちゃめちゃ寒くて!(笑)。僕は屋内のシーンだったのでそこまで寒さを感じなかったんですけど、その後のシーンで、武田(玲奈)さんが半袖短パンで撮影をされていたんですよ。武田さんが下着を投げるシーンだったんですけど、『寒い中、いい感じに投げられました』というようなことを話していて、なんか面白いドラマだなぁって思いました(笑)。そういうコメディー要素のあるドラマなので、過酷な環境の中でも楽しく撮影できるなという印象はありますね」

――その武田玲奈さんと初共演した印象はいかがですか?

「すごくやりやすいなって思いながら演じています。僕のほうが一つ年上なんですけど、今回の役は年齢が離れているほうがいいなと思って、僕としてはがんばって大人ぶっているんです。でも、武田さんのほうが全然大人というか、落ち着いていらっしゃるというか(笑)。お話ししてみたら、すごくフラットな方だなっていう印象で、そのフラットさが役の中にストレートに入っている感じがして、やりとりの間とテンポのリズムが気持ちよく取れました。まだまだ2人のシーンが多いので、これから現場の雰囲気の話ができたらいいなと思っています」

――吉田鋼太郎さんが父親役、木南晴夏さん、佐久間由衣さん、武田玲奈さんが演じる三人娘、さらに母親役はMEGUMIさんですね。高杉さんが思う伊藤家の魅力はどんなところでしょうか。

「何だろう…真剣にふざけているところでしょうか(笑)。家族という団体として、それぞれの何気ない言葉がちゃんとかみ合っていること、なのかなと思います。家族でもすれ違うことがたくさんあると思うんですけど、伊藤家はそれぞれが、それぞれをフォローしてかみ合っているので、それは素晴らしいすてきな家族だなって思います」

――吉田鋼太郎さん演じる源太郎が実際にお父さんだったらいかがですか?

「娘さんに対する源太郎さんしか見ていないから、息子にはどんな感じなのかは分からないんですけど、思春期の頃はけんかするようなお父さんなのかなと思うんです。『しっかりしろよ!』って言われて『うるせーよ!』って反抗しちゃったりとかして、そのまま家を出ちゃったりするんですかね(笑)。そういうのも大人になって、懐かしく思い出すのかなって思うと、すごくすてきなお父さんだなと思います。怒られた時とか叱られた時に思い出せるのって、自分に何か響いているからだと思うんです。だから、そうやって思い出すことのできる怒り方をしてくれる人なんじゃないかなって思います」

――高杉さん自身の「理想の家族像」を教えてください。

「子どもから“大好き”って思われる優しいお父さんにもなりたいと思うし、厳格な父もやってみたいし、どっちもいいなって思います(笑)。『ちょっとお父さんには話せないから、お母さんから言ってよ』みたいなお父さんにもなってみたいし、『頼れる父です』みたいなのもいいな…。楽しい家族像は、いろいろ思い描いていきたいですね」

――ドラマタイトルの「ハンサム」は、今ではあまり使われない言葉ですが。高杉さんが思う「ハンサム」の定義とは?

「今も昔も変わらないと思いますよ。“ハンサム”っていう言葉が“かっこいい”っていう意味なのであれば、それは男女共通だと思うんですよね。僕の中の印象で言うと、“筋が通っている”とか“義理堅い”っていうのがかっこいいなって思います。それぞれ考えがあると思うんですけど、それがちゃんとブレずにいれば、多少意見が食い違っていてもお互いを尊敬し合えるので。ハンサムってそういうことかなと、僕は思います」

――高杉さんのまわりで思い浮かぶハンサムな俳優仲間は?

「皆さんやっぱり、ハンサムな方が多いですね。仕事でご一緒する方たちは仕事にストイックな方が多いですし、そこをねじ曲げない何かがある。それは俳優に限らず、それぞれの職種のみなさん全員そうだなと思うんですよね、スタッフさんもそうですし。お会いする方たちが楽しそうに仕事をする姿を見ていると、“ハンサムだな!”って思います」

――番組ホームページで「伊藤家三姉妹 朝食の目玉焼きレシピ」が公開されていますね。高杉さん自身、好きな目玉焼きの食べ方を教えてください

「僕もあれを見て“どんな食べ方が好きなのかなぁ”って考えたんです。でも、卵自体が好きなのでこだわりがなくて、半熟も固めも、どっちも好きです。味付けは塩もしょうゆも好きだけど、実家ではしょうゆをかけていた記憶があります。でも、塩は塩のおいしさもあるんですよね…。あ、ゆで卵は塩で食べるのが好きだから、目玉焼きはしょうゆにしておきます(笑)。しょうゆの時はご飯と一緒に食べたいし、パンと一緒に食べる時はマヨネーズをかけたりしますね」

――実家でよく食べていた家族の味は?

「普通にケチャップをかけた物なんですけど、ピーマンの肉詰めがすごく印象に残っています。今でも食べたくなるけど、なかなか機会がないですよね。実家では言わないと作ってくれないだろうなぁ。母は、僕がピーマンの肉詰めが好きだったことを知らないと思います(笑)」

――では、今後の抱負を聞かせてください。

「21年はいろんな学びが多かったです。知らないことも、知っていることもあらためて知る機会がたくさんあって、そういう学びの1年間だった印象があります。22年はその学んだことにもう少し慣れていけたらいいなって思いますし、慣れた分の時間をさらに学びに使えたらいいなって思っています」

――最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

「今回の『おいハンサム!!』は家族のお話でもありますし、温かいご飯のお話でもありますし、見た後に笑って家の中で過ごせる、温かい気持ちになれる作品だと思います。もしかしたら“明日実家に帰ろう!”って思わせてくれるかもしれません。このドラマを見た方が、翌朝起きてちゃんと『おはよう』ってあいさつができる、そんなドラマになっていればいいなって思います。なので、楽しみに見てもらえたらうれしいです!」

【プロフィール】

高杉真宙(たかすぎ まひろ)

1996年7月4日、福岡生まれ。蟹座。A型。2009年より俳優活動を始め、映画「カルテット!」(12年)で初主演を務める。近作ではドラマ「私たちはどうかしている」(20年)のほか、ドラマ「婚姻届に判を捺しただけですが」(21年)に出演。

【番組情報】

東海テレビ×日本映画放送 共同製作連続ドラマ「おいハンサム!!」
フジテレビ系
1月29日
土曜 午後11:40〜深夜0:35

源太郎(吉田)は酔って思い出の歌を口ずさんだところを妻・千鶴(MEGUMI)に聞かれてしまう。美香(武田)は学(高杉)との厳しめのデートをするなど動揺の日々を送っていて…。

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(応募締切:2022年1月26日正午〜2月2日午前11:59)

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取材・文/依知川亜希子 撮影/須田卓馬 ヘア&メーク/堤紗也香 スタイリング/荒木大輔



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