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西山宏太朗◆「恋愛ソングというとハッピーなものを思い浮かべるけれど、僕の中では切なさを感じさせる曲の方が好きなんです」2021/08/04

西山宏太朗◆「恋愛ソングというとハッピーなものを思い浮かべるけれど、僕の中では切なさを感じさせる曲の方が好きなんです」

 昨年10月にミニアルバム「CITY」でアーティストデビューを果たした西山宏太朗の2ndミニアルバム「Laundry」が発売中! そこで、“切ない恋”をコンセプトにした楽曲の全曲解説や、音楽を表現するために意識していることをインタビュー。さらに、撮影では、幸せな気持ちから一転、切なさが募っていく“花嫁に逃げられた花婿”の設定で激写! 写真と共に、西山の思いを届ける。

――2ndミニアルバムのコンセプトは“切ない恋”だそうですね。

「はい。『CITY』は今考えてみると恋愛要素がなかったので、“次にアルバムを出すなら恋愛ソングを作りたい”と決めて、僕から提案をしました。恋愛ソングというとハッピーなものを思い浮かべるけれど、僕の中では切なさを感じさせる曲の方が好きなんです。例えば、僕が好きなハロプロ(ハロー!プロジェクト)の曲や藤井隆さんの曲はまさにそうなので、そういったジメッとした切ない恋愛ソングに挑戦してみたいなと思いました」

――制作にはどのくらい関わりましたか?

「前作同様、コンセプト決めから曲選び、仮歌入れ、本番REC(レコーディング)、TD(トラックダウン)、マスタリングに関わっています。1枚目(「CITY」)のTDでは、細かな調整一つで楽曲の印象が変わっていく様子に立ち会って、“こんなふうに音楽が変わっていくんだ”と感じることができたんです。ただ、当時は内心ドキドキしながら『ここはもう少し伸ばしてもいいですか?』『ここはもう少し下げたいです』と言っていたんですよ」

――初めての作業でしょうし、自分の感覚をどこまで信じていいのか分からないですよね。

「そうなんです。でも、今回は提案することに慣れて、自信を持って『ここは上げてください』『ここはボーカルを聴かせたいです』と伝えながら作業することができました。心にも余裕ができた気がします!」

西山宏太朗◆「恋愛ソングというとハッピーなものを思い浮かべるけれど、僕の中では切なさを感じさせる曲の方が好きなんです」

――では、1曲目「Highway cruise」はどんなふうに作りましたか?

「まず、今回のアルバムは、曲を作っていただきたい方に『“切ない恋”をテーマにして作ってください』とお願いして、ほぼお任せしたような感じなんです。『Highway cruise』の作詞・作曲・編曲をしてくださったナツメリュウイチさんは、僕が個人的にTwitterを拝見していて、いつか一緒に音楽を作れたらと思っていた方。ボイスチェンジャーで声が加工されているにも関わらず機械特有の冷たさがなくて、曲に温かみがあるんです。メロディーもツボだったので、今回お願いできてうれしかったですね。この曲では、ラップにも初挑戦しました。純粋にテンポが速かったので緊張したんですけど、好きな曲調をできる限り表現したいと思い、じっくり練習してから臨みました」

――「ラストランデブー」は、ポップな曲調の楽曲ですね。

「この曲はコンペで選びました。ポップな中にも切ない要素を加えるため、歌詞ではファンタジックな言葉選びができたらいいなと思って、『真昼どきのステラ』でお世話になったぽんさんに作詞をお願いしました。あがってきた歌詞を見たら、すごくイメージ通りで、ディズニーのミュージカルのような雰囲気。デュエットをお願いした山村響さんには、『魔法のじゅうたんで夜を巡っているような雰囲気にしたいです』と伝えました」

――そして、3曲目「消せない写真」は、高野寛さん作詞・作曲・編曲。森山直太朗さんやゴスペラーズのサウンドプロデュースをしていた著名な音楽プロデューサーの方ですね。

「そうなんです。アイドルネッサンスというアイドルグループが、『ベステンダンク』(高野の5thシングル)をカバーしていて、そこで曲と高野さんを知りました。てっきり遠い存在だと思っていたのですが、僕の音楽チームのディレクターがアニメ『ガイコツ書店員 本田さん』(2018年)を担当していて、そのエンディングを歌っていたのが高野さんだったということで、このパイプをぜいたくにも使わせていただきました。シティーポップ全盛期を知る高野さんが作ってくれたのは、すごく意味があることだと思います」

――4曲目の「Lovin’You」も、リズムと歌詞が特徴的な楽曲ですね。

「YouTubeで知って“いいな”と思っていたぜったくんにお願いしました。ぜったくんの曲は、いろんな音が混ざっているのにまとまって聞こえてすごくおしゃれ。言葉選びもストレートでとっても魅力的なんです。『Lovin’You』は、簡潔に言うとクズの曲(笑)。歌詞をひもといていくと、自分勝手で無邪気に周囲を傷つける人の歌なんだなと分かります」

西山宏太朗◆「恋愛ソングというとハッピーなものを思い浮かべるけれど、僕の中では切なさを感じさせる曲の方が好きなんです」

――歌い方もちょっと不思議な雰囲気でしたね。

「そう! 無邪気な人の曲だったので、まるで子どもが歌っているような表現で、カッコつけずに歌いました」

――では、5曲目「サラダの日には」についても…。これは西山さんが作詞で、作曲・編曲は星部ショウさんですね。

「はい。実はこれが最後に決まった曲です。『Lovin’You』と『Sweet Lemonade』の間に何か入れようという話になった時、ミディアムテンポのシティーポップを入れられたらいいよねと言う話になり、あらためてコンペをさせていただきました。その中で“いい曲だな”と思ったのがこの曲だったんですけど、クレジットを見た瞬間、『星部ショウ!?』って…(笑)」

――西山さんにとっては特別な方ですよね!

「はい。星部ショウさんといえば、僕が大好きなハロプロの曲をたくさん生み出してくれている神様みたいな方です。“あの方がコンペに!? すごいな…!”とびっくりしてしまいました。しかも、最後の1曲は僕が作詞することになっていたので、自動的に星部さんの曲の作詞を僕が担当することに…。ドキドキしました…! キャッキャウフフな恋愛ソングというよりも、熟年夫婦のような付かず離れずの2人を描いています」

――そして、6曲目はリード曲の「Sweet Lemonade」ですね。

「『とびきりの夜はここにある』を生み出してくださった岩越涼大さんにおかわりをお願いしました。『とびきりの~』では僕が作詞をさせていただいたんですけど、当時のメロディーに付けてくださっていた仮の歌詞がかなり良かったので、今回は作詞も作曲もお願いすることに…。結果、前回に引き続き低音から高音まで幅広く使う楽曲にしてくださいました。ここまで低音を使う曲って声優アーティストにはあまりいないと思うので、そこを魅力的に見せてくださる岩越さんには感謝です」

――今の状況ではなかなか難しいかもしれませんが、ライブで曲が聴ける日も楽しみにしています。

「そうですね。もしその時が来たら、今までファンの皆さんにいっぱい支えてもらったので、その恩返しができるようなライブにしたいと思っています。とにかく、たくさん感謝を伝えたいですね」

西山宏太朗◆「恋愛ソングというとハッピーなものを思い浮かべるけれど、僕の中では切なさを感じさせる曲の方が好きなんです」

【プロフィール】

西山宏太朗(にしやま こうたろう)
10月11日、神奈川県生まれ。天秤座。B型。昨年10月にミニアルバム「CITY」でアーティストデビュー。アニメ「RE-MAIN」(テレビ朝日ほか)、「マジカパーティ」(テレビ東京系)、「TSUKIPRO THE ANIMATION 2」「アイドリッシュセブン Third BEAT!」(ともにTOKYO MXほか)などに出演中。

【作品情報】 

西山宏太朗◆「恋愛ソングというとハッピーなものを思い浮かべるけれど、僕の中では切なさを感じさせる曲の方が好きなんです」

2ndミニアルバム「Laundry」
発売中
【初回生産限定盤(CD+BD)】¥3,850
【通常盤(CD)】¥2,420(写真)
Lantis

コンセプトはジメッとした“切ない恋”で、リード曲「Sweet Lemonade」を含む全6曲を収録。「サラダの日には」は、西山が「好き」だと公言しているハロー!プロジェクトの楽曲を数多く手掛ける星部ショウが作曲・編曲し、西山が作詞を担当。

【プレゼント】

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取材・文/松本まゆげ 撮影/峰フミコ ヘア&メーク/伊佐千秋 スタイリング/村留利弘(Yolken) 衣装協力/GINZA COUTURE NAOCO 



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