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“当たり前に便利なことを実現” ──担当者が語る『みるコレ』の魅力2017/06/30

◆『みるコレ』が提供する独特の体験

── まとめに入らせていただきたいんですけれど、最近「テレビ」って言葉の意味って変わってきたとか、実は多義語なのではないかという言い方がされていると思うんですよね。テレビ放送なのか、伝送路としてのテレビという意味か、テレビ受像機のことなのか。『みるコレ』でテレビ放送をネット動画のように使えるようになる側面があるときに、「テレビ」っていったい何をする機械なのかというのを分かりやすく読者の方にお伝えしたいなと思います。

中村「『TVガイド』を買って番組を調べている方って、やっぱりテレビがお好きだと思うんですよね。いろいろネット動画もありますが、放送というところのテレビってまだまだ強いでしょうし、それを楽しみにしている方々も多いし、実際受け身で見られてクオリティーが高くてタイムリーなことをやっていて、影響力も強いっていうのは思いますし、徐々にネット動画みたいなコンテンツが入って来たとはいっても、テレビの楽しみ方がだんだん拡張していったというような感じで受け止められている方が多いんじゃないかなという気がしています。先ほども言ったように『みるコレ』サービスをはじめとしたレグザ上で展開しているサービスというのは、テレビはテレビとしてあって、それをさらにより深く使っていただく方法を追求しようと思ってやっているので、あまり難しいことは考えずに素直に使っていただいて、結果として今までよりも楽しめたものが多くなっていたとか、好きな楽しみ方が出来るようになっていたとか、そういったテレビの進化を楽しんでいただくとよいのかなと思っています」

石灘「今の話でテレビ放送がメインになるというところはレグザのものづくりの方も実際そうで、店頭販促用のポップなどでも謳ってますが、結局テレビって番組を見るためのものなんですよね。どんなにネットが普及してもメインは地デジなので、そういった形をアピールしてるところです。いろんな番組を見てもらって、プラスアルファでもっと興味を広げてもらうっていう形ですね」

── その興味が同じ一台のテレビの中で広げていけるということがポイントになるんですね。

中村「欲を言えば、若い人たちを中心にネットばかり見ていてテレビはあまり見なくなったという話がありますけど、逆にそういう方々がテレビはこういうふうに便利で楽しめるんだ、意外とおもしろいんだということに気付いていただき、そしてテレビ買って大きな画面を見ていただけるようなきっかけになれば、われわれとしてはより嬉しいです」

石灘「テレビを買うときは、画質や価格がどうしても注目ポイントになりがちなんですけれども、ネット機能も重視していただけるようにしていきたいですね。店員さんが『ネット見れるんですよ』『YouTube見れるんですよ』というのを店頭で説明してくれるように伝えるのが課題で、今営業チームと一緒に注力しているところです」

── 上位機種のレグザを買って、ネットに繋いでないって方もいらっしゃるんですか?

石灘「最近は7割ぐらいの方がつないでいます。販売台数に対するネット接続率ですね」

片岡「上位機種ほどつなぐ。高い機種を買う人はいろいろやりたいから。おそらくコンテンツへの投資として高いテレビを買っているので、(接続率が)上がっているんじゃないかな」

── 7割って、一般的な調査と比べると倍ですもんね。

片岡「いくときは8割以上いきます。発売初月は濃い人が買ってくださるんですよ(笑)。今接続率は70%から80%になってきたので、サービス開始当初からの累積でも50%超えている。過去は下位のモデルがネットに接続しない時代からやっているので、最近約5年分の累積平均も上がっています」

──『ネット動画がテレビを見るきっかけになる』というのは『みるコレ』ならではの感じがしますね。

中村「そうですね。普通は何かやろうと思ったらYouTubeだったらYouTubeしか見ないし、dTVならdTVだけだし、それが横断で見れてお互い存在に気付くっていうのはなかなかないと思います。普通にネットサーフィンをしているとズルズルつながっていきますけど、コンテンツの世界では意外となくて、そういうのがやっぱり独特の体験として捉えられるんじゃないかなと思います」

── スマホやPCではなく、テレビの中で完結するのが『みるコレ』の魅力だと感じました。次回は「パック」の中身について深掘りしてお話を聞きたいと思います。ありがとうございました。

 開発者のみなさんから、『みるコレ』を支える思想や、テレビへの熱い思いを聞くことができた。テレビの魅力を広げるために取り組んでいるその姿勢は、非常に強く共感を憶えた。 さて、このインタビューにも何度も出てきたとおり、『みるコレ』の中心となる機能が「パック」だ。この「パック」について、その中身や、視聴分析によって得られるデータの分析事例について引き続きお話を伺いたいと考えている。そちらは9月にお届けできる予定だ。引き続き、ご期待いただきたい。


提供/東芝映像ソリューション株式会社

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