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玉木宏が「桜の塔」制作発表記者会見で宣言。「このドラマは裏切ります!」2021/04/06

玉木宏が「桜の塔」制作発表記者会見で宣言。「このドラマは裏切ります!」

 テレビ朝日系で4月15日スタートの連続ドラマ「桜の塔」(木曜午後9:00)の制作発表記者会見が行われ、主演の玉木宏をはじめ、広末涼子、岡田健史、仲里依紗、光石研、吉田鋼太郎、椎名桔平が登壇した。

 本作は、脚本家・武藤将吾が紡ぐオリジナルストーリーを基に、“桜の代紋”を掲げる警視庁で警視総監を目指す者たちが繰り広げる組織内でのパワーゲームとともに、野望と正義が入り乱れる究極の人間ドラマを描く。

 警視庁内での権力闘争というこれまでにない題材を扱う作品について、主人公・上條漣を演じる玉木は「『桜の塔』は単純な警察ドラマではありません。いろいろな裏切りがあるドラマであり、人間ドラマも濃く描かれています。意外な結末が毎回訪れますので、心してご覧ください」とコメント。

 また、警視庁警備部長・権藤秀夫を演じる吉田が「このドラマに入るまであまり知らなかったんですけど、警察には確固たる派閥があるんですね。僕はその2大派閥の一つ『薩摩派』という派閥のボス的存在。光石さんが『東大派』という派閥で、その2大派閥がしのぎを削っているらしい」と説明すると、警視庁刑事部長・千堂大善役の椎名は「先ほど吉田さんが『東大派』と『薩摩派』の2大派閥とおっしゃいましたけれども、私も『外様派』という一応派閥の長を務めています。一つの派閥を形成するところまではいってないんですが、どこにも属していない人たちが集まったフリーランスの人たちの話です」と笑顔で吉田に応戦し、笑いを誘った。

 また、現場の雰囲気を聞かれた玉木が「とにかく広末涼子が明るい! いきなり側転したり、壁を見つけたら逆立ちをしたり、少年のような動きをたくさんする!! すごく元気をもらっています。側転も倒立もとても奇麗でした。間違いなく広末さんはムードメーカーですね!」と現場での様子を述べると、広末は「側転? しましたが何か?(笑)」と切り返し、「それだけを聞くと、私がおかしな人みたいに思われるので説明させていただきますと、人生で初めて柔道着を着て柔道場に行った時にすごく神聖な空気が流れていたんです。正座して待つシーンがあった時に…衝動に駆られました。側転ってなかなかおうちでもできないし、外でやっちゃってもまずいじゃないですか! だけど、『ここならできる』という正当な理由があったんです。もちろん、普段はしませんよ(笑)。そんな機会をいただき、現場を楽しませていただいています」とおちゃめなエピソードで、会場を沸かせた。

 本作の「野望の階段を上がる」というテーマにちなみ、キャスト陣がそれぞれ胸に秘めた個人的な今年度の野望を発表すると、トップバッターの玉木から飛び出したのは「小屋作り」。少々スケールが小さいように感じられたが「“今年”というくくりでなければ、『家を手作りで作る』という野望がある」と、その陰に秘められた壮大な野望を披露。

 広末は「パイオニアにオレはなる!!」と述べ、「実は、親友で警察官として頑張っている女性がいて、キャリアップしたのですが、やはり男性社会の中ですごく苦労しているみたいで…。そこで戦っている彼女の話を聞いたこともあり、仲さんもそうですが、私自身、結婚しても子どもが生まれてもこの世界で活躍していけるんだ、という先駆者的な“いい道”を作っていけたらうれしいな。それが野望かなと思っています」とその理由を明かした。

 岡田は「野望というか目標ですが、『自炊』です。上京したての頃は自分で料理を作っていたんですが、ここ1~2年は仕事で忙しいというのを理由に、全くやっていませんでした。今年に入って、ちゃんと料理をしようと思っています。上京してから揚げ物はどこか怖くてやっていないので、ぜひ揚げ物に挑戦したいです」、仲は「『ソファで寝落ちしない』。実は昨日も夜中の3時くらいまでソファで寝てしまって『またやっちゃった!』という感じだったんですが、完璧な状態にして寝るということがほぼないので…今年はこれが野望です」とプライベートでの反省を交えつつ回答。

 さらに、ベテラン陣は、光石が「野望ってなかなか浮かばなくて、車かな、家かな?と思ったのですが、それも野望とは違うなと思いまして…。これも答えは違うのかもしれませんが…『現状維持』です。健康はもちろん、肉体的なことも精神的なことも落とさず、キープしていきたい。といっても健康面に関してはサプリメントを飲んでいるくらいなのですが、とにかく『現状維持』です」、吉田は「『エンデュランス』。これは最長160km、最短20kmくらいの馬の耐久レースです。何kmかごとに獣医さんが待機してまして、馬の体調を必ずチェックする。ゴールした時点で馬の体調が最もいい状態の人が、タイムも含めて優勝できるんです。すごくキツいレースらしいのですが、この競技に出場してみたいです。これは野望と言えるんじゃないでしょうか。乗馬はこの3年くらいで始めたんですけど、今は楽しくてしょうがない時期で、それでこっちの方にもズルズルとハマりつつあるんです」、椎名は「『姿勢を正し、夜明けと共に起き、日暮れと共に休む。――千堂大善』。まず健康ですよね。警視総監になるために、きちんとした生活を送るように心掛けております。撮影で忙しくなると、むしろ可能なんですよ」と、それぞれに個性あふれる野望を発表した。

 そして、会見では、番組の主題歌「sha・la・la・la」も発表となった。本作のために書き下ろしたという宮本浩次から、書面でコメントが届き「われわれが夢を追い続けるということにも通じる、強さとその裏返しのはかなさのようなものを思いました。彼が体現しているその心情が、われわれの人生そのもののような気がしたのです。夢を追いかけ、敗れ、そしてまた立ち上がるという、われわれの人生そのもののように」と、本作の主人公の複雑な心情にインスピレーションを受け、さらには“夢を追いかける”ということをテーマとして書き上げた楽曲だと明かした。

 なお、会見の模様は、4月12日午後9:00からテレビ朝日公式LINE、YouTubeテレビ朝日チャンネル、TELASA、ABEMAの各プラットフォームで配信。現在「桜の塔」公式Twitter(https://twitter.com/SakuranoTou_ex)ではプレゼントが当たるキャンペーンも実施中だ。


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