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我が家・坪倉、長野里美、阿南健治が語る三谷幸喜×アガサ・クリスティー×野村萬斎「死との約束」出演への思い2021/02/05

 フジテレビ系で3月6日に放送されるスペシャルドラマ「死との約束」(午後9:00)に、お笑いトリオ・我が家の坪倉由幸、三谷作品常連の長野里美、阿南健治が出演。三谷幸喜×アガサ・クリスティー×野村萬斎のシリーズ第3弾となる今回、シリーズに初出演となる3人が、役柄や見どころについて語った。

 同作は、1938年にアガサ・クリスティーが発表した長編小説をベースに、時代設定を昭和30年に置き換えてドラマ化。“巡礼の道”として世界遺産にも登録されている熊野古道を舞台に、名探偵・勝呂武尊(野村)が難事件解決に奮闘する。

 勝呂にとっての“運命の女”となる婦人代議士・上杉穂波を鈴木京香、勝呂の事件捜査にも積極的に協力する医師・沙羅絹子を比嘉愛未、どこかうさんくさい税理士・十文字幸太を坪倉が演じる。

 坪倉は「本当に率直に、びっくりしました。ほかのキャストの皆さんのお名前もうかがって、こんな豪華な方々の中に僕でいいのかな?というのが正直な感想です。三谷さんの期待に応えられるのかどうか、すごく不安もありました」とオファーに驚き、演じる上では「芸人・坪倉として今まで経験のない、“色気”みたいなものをちょっと出せたらいいなと思いました」と工夫した様子。

 実際に演じてみて「僕、ほかの作品でもそうなのですが、モニターチェックって恥ずかしくてできないんですよ(笑)。お笑いの場合は、お客さんが笑えばいいっていう基本的なルールですから、モニターチェックをすることがないので。ですから自分の中では、監督がOKだったらそれでいいと思っています。最終的に全部仕上がってみないと分からないんですけれど。最初はちょっとミステリアスな感じもあるのですが、最終的に面倒くさいやつだけれど憎めない、人間らしい情けないところが見えていればいいなと思います」と語り、萬斎との共演については「萬斎さんとは、がっつりお芝居させていただくシーンもあったのですが、すごく優しい目なんですけれど目力があるというか。笑いながらも(役柄なんでしょうけれど)目は笑っていないお芝居というか。やっぱりすごいなと思いました。淡々と聞きながらも、目は“お前のことは分かっているぞ”的な。目のお芝居まで、役作りが違うと思いました」と感想を明かした。

 穂波に随行する編集者・飛鳥ハナ役の長野は「シリーズ第1作目の『オリエント急行殺人事件』の時にちょうど三谷さんと舞台をやっていて、“オファーしようと思ったけれど、この舞台があるからできないですね”と断念されたので、“今回はようやくできる!”とうれしさ満開でした。三谷さんからは、“長野さんはアガサ・クリスティーの世界にすごく合う。とぼけた品のよさというか。だから夢がかなってうれしい”とのお言葉をいただいたので、それを信じて楽しく演じさせていただきました」とエピソードを披露。

 役柄に関しては「今回はミステリーだけではなく、家族の愛憎劇とかも入り組んでいるお話ですが、飛鳥ハナという役は、そういったところに1人だけふわふわしている人。穂波先生に憧れていて同調するんですが、最後に勝呂さんにも同調していて(笑)。“そういう性格なんです”ってセリフにもあるのですが、それがいやらしく見えない人。その人が好きだから、その人が言っていることと同じことを言ってみたくなるとか、そういう人なんだと思うんです。ロケで初めて勝呂さんと穂波さんが出会うシーンに私もいたのですが、“ああ、なんかこの2人、好きだな”って素直に思ったんです。そういう気持ちのままに動いている人で、そして一生懸命な故に変な方向に行っちゃう、というところがあるのでそこを意識して演じました」と伝える。

 勝呂に捜査を依頼する警察署長・川張大作役の阿南は「過去に2回やっているこのシリーズに出られることになり、“ありがとう!”って感謝しかなかったですね。『オリエント急行殺人事件』を見た時に、“面白い!さすが三谷ワールドだ”って思っていたので。もうとにかくうれしかったですね」と喜色満面。萬斎との共演には「自分はとんちんかんなことを言ってミスリードもしてしまう役回りなのですが、勝呂とのコンビはとても楽しめました」と話している。

 三谷脚本については「アガサ・クリスティーの原作を、時代を昭和30年に置き換えて、場所も熊野古道に変えて、いろいろな形で日本風にどう変えたのかな?っていうのは読む前からすごく気になっていました。実際の脚本は、細かい笑いなどがいろいろなところに散りばめられていて、“まさに三谷さんの世界だな”という感じで、一気に楽しく読みました。」と述べ、「その三谷さんからは、“加藤武さん風にお願いしますね”(金田一耕助シリーズの警察幹部)とメールをいただいて。刑事役は何回もやっているんですけれど、警察署長で現場にでているので“今までの刑事とは違うぞ”と思いつつ、“加藤さん風”を意識して…なかなか難しいなと思いながらも楽しんで演じました」と役づくりを報告した。

 なお、このほどポスタービジュアルも公開。今作では、舞台となる熊野古道を背景に、勝呂がおなじみのポーズを取っている。それはまるで、神々が宿る迷宮のような森に、事件だけではなく、勝呂も迷い込んでしまっているかのようにも見える。また“全員に動機がある”というだけに、勝呂以外のキャストは目線を外し、その表情に笑顔はない。ミステリーの王道感をかもし出すデザインとなっている。

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