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竹内涼真が「君と世界が終わる日に」の仕上がりに手応え十分。「絶対ほかに負けない面白い作品になっている」2021/01/09

竹内涼真が「君と世界が終わる日に」の仕上がりに手応え十分。「絶対ほかに負けない面白い作品になっている」

 日本テレビ系で1月17日にスタートする連続ドラマ「君と世界が終わる日に」(日曜午後10:30)のリモート記者会見が行われ、主演を務める竹内涼真のほか、中条あやみ、笠松将、飯豊まりえ、キム・ジェヒョン、滝藤賢一が出席した。

 本作は、死と隣り合わせの終末世界をたくましく生き抜く、間宮響(竹内)の生き残りを懸けた戦いを、“ゾンビサバイバル×ラブストーリー×ミステリー”の三つの軸を絡めた極限の人間ドラマとして描き出す大型ドラマ。日本テレビ×Huluの共同製作ドラマとして、1月から地上波でSeason1が放送開始となり、全10話で一度完結。その後、3月からHuluオリジナルとしてSeason2が全6話で配信される。

 初めに「やっと第1話が完成して、先日見せていただいて、自分が出ている作品ですが率直に面白かったなと。今自信に満ちあふれている状態です」と作品への自信を語り、手応えを感じている様子の竹内は、「サバイバルやラブストーリーなど、いろんな要素が組み込まれていますが、『こういうジャンルです』とあまりしばりすぎず、壮大なスケールで、壮大な世界観で描かれているので、見ていて楽しいドラマになっていると思います。まだ僕らの現場での熱量が皆さんに伝わっていない気がするので、その熱量と、いいチームでできているっていう情熱を伝えられたらいいなと思います」と意気込み十分。

 また、サバイバー役を演じる上で「(演じる響は)元弓道部の設定で、弓でゾンビを倒すシーンがあるんですが、普通の人間の役なので、ゾンビと会った時のリアクションや、倒す時も、どうやったら生々しく見えるかっていうことを、監督、アクション監督と話し合いながら演じていて、いい意味でカッコよくなりすぎないようにしています」と話すと、共演者たちから「でもカッコいい!」と次々と声が上がった。

 撮影スタートから3カ月が経ち、顔つきにも変化があるそうで、「毎日大変な撮影なんですが、1話の時とは顔が全然違うんです。それだけチームとして入り込めている気がするので、大変ですが、充実しています。物語の中で、生きるために必死なんです。それぞれのキャラクターに目標があって、そこに猪突猛進、死に物狂いで向かっていて、そこに向かっていく熱量と体がリンクして、顔つきが鋭くなっているんだと思います」と説明。

 気合の入った竹内の本気度に、共演者たちも最初は驚いた様子で、響の同級生で警察官・等々力比呂役の笠松は、「響とは意見が対立して、言い争うシーンも多いんですが、竹内くんと対峙(たいじ)すると、すごく大きくて、怒った姿に迫力があって、(自分は)終わったなと思う」と明かし、多くの人々を救おう奮闘する研究者・首藤公貴役の滝藤も「一度だけ竹内くんと一緒のシーンがあったんですが、一緒に手と足をくくりつけられた芝居で、最初の段取りの時に、(そこから体を離そうとかなりの力で)“ゴォー”っとかやりだして、椅子がバキバキに壊れたんです。それを見て、俺、大丈夫かなって、倒されるんじゃないかなって。自分はそんな熱量でやっていなかったので、びっくりしましたね」と語った。

 さらに、サバイバーの1人で女子大生・柊木佳奈恵を演じる飯豊も、フェンスを乗り越えるシーンでためらっていると、「実際にサバイバル状態になったら、戸惑ったりしないはず」と、竹内からダメ出しをされたそうで、「練習しなきゃダメだよって言われて、10回ぐらいは練習しました」とエピソードを明かした。そんな過酷な撮影だが、けがをしないように何度もリハーサルを繰り返しながら撮影を進める中で、一体感が生まれているようで、韓国からやって来たユン・ミンジュン役のキム・ジェヒョンは「初めての日本のドラマで緊張していましたが、涼真ヒョン(兄さん)が優しく迎えてくれて心強かったし、将ヒョンは韓国ができるので分からないことがあると説明してくれて、みんなのおかげで適応できている」と感謝し、飯豊も「いいチームワークだし、家族みたいです」と声を弾ませた。

 そんな飯豊の言葉に、響と離れ離れになってしまう恋人・小笠原来美を演じる中条は「いいなぁ。私は駐屯地グループなので、ずっと滝藤さんと2人で、まだそんな雰囲気ではなくて…」とポツリ。寂しげな中条の言葉に、滝藤は「俺たちも家族みたいじゃん。俺はずっとそう見てたよ」と言って笑わせた。

 さらに、滝藤は最初のあいさつで「マキタスポーツです」とボケて、共演者たちは爆笑。本作にも出演しているマキタとは、共演経験が多く、舞台あいさつなどでは、毎回「マキタスポーツです」と言っているそうで、いつもはいまいちウケなかったものの、今回はウケたとにご満悦。「バイオレンスがあったり、ゾンビだったり、恋愛部分があったり、人間ドラマの部分があったりしますけど、その恋愛部分を僕が担当しています。なんとか台本を変えて、いろんな女性キャストといい雰囲気になれるように、監督やプロデューサーに言ってるんですけど…勝手にそうやって楽しんでいます。そのあたりも楽しんで見ていただけたらうれしいです」とユーモアたっぷりに話した。

 本作は日本のテレビドラマでは初めてゾンビを扱った作品だが、その“怖さ”に出演者たちも太鼓判。竹内は「日本で初めての(ゾンビを扱った)ドラマなので、クオリティーは大丈夫なのか、ちゃんと怖いのかというのが、視聴者の方にもあると思うんですが、特殊メークやアクション部の方たちの力でそこはクリアできている。僕らで新しいゾンビ作品を作り上げたと思います」と自信たっぷり。中条も「メークをしている時などに遭遇すると、あまりにリアルで、申し訳ないけど、近くに来ないでって思うぐらい、怖いものになっていると思います」と続き、滝藤は「とてもリアルで、どのゾンビ作品よりも見やすい、老若男女が見やすいゾンビだと思います」とアピールした。

 終盤には、そんな“怖い”ゾンビたちが、スペシャルゲストとして登場。1月5日に23歳の誕生日を迎えた飯豊に花束とプレゼントを手渡した。そんなサプライズでのお祝いに飯豊は「人生で一度しか経験できない」とにっこり。竹内から「今、撮影スタートから3カ月が経ちました。23歳という日を迎える日を一緒に過ごせてうれしいです。まだ残りの撮影ありますが、一緒に切磋琢磨(たくま)して、これからも頑張っていこうね。竹内涼真」とメッセージがおくられ、「愛にあふれたメッセージで、すごく心にしみました」と笑顔を見せた。

 会見の最後には、竹内が「今回、僕らはすごく難しい企画に挑戦しています。ただ、撮影部とカメラマンさんだったり、照明部だったり、僕らが今できることを細かく話し合って、最大限の力を出して、いいものを作っています。それを誇りに思っています。今、ネット配信のドラマだったり、すごくお金がかかっていて、すごい迫力のドラマがたくさんありますが、そこには負けたくないし、そこに対抗して、絶対面白い作品ができていると思っています。期待して、楽しみにしてもらっていいと思います。絶対に満足させる自信がありますので、最終話までお付き合いいただけたらうれしいです」と、あらためて仕上がりへの自信を見せ、視聴を呼びかけた。


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