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草彅剛、日本各地に潜在する「最後の○○」で“職人魂”に触れる。「知的探求の要素って人生に必要なもの」2020/04/22

 NHK BSプレミアムでは5月1日に、草彅剛がMCを務める「最後の〇〇~日本のレッドデータ~」(午後10:00=NHK名古屋放送局制作)を放送。番組収録後に、草彅は「MCではあるんですが、楽しみました。スタジオでは実際に職人さんにお会いしたのですが、すごくすてきな方々で、“職人魂”をすごく近くで感じることができて、今後の僕の人生にも反映していくなという感じがしています」と感想を語った。

 日本には、職人による世界で唯一の技術や地域で愛される味がある――。昭和・平成の時代に日常にありふれていた当たり前のものが、令和の今、絶滅の危機に瀕しているという。番組では、大型木桶や赤チン、和楽器弦など日本各地に潜在する「最後の○○」を徹底リサーチ。「○○の絶滅が和食の危機に!?」「○○がなくなると百貨店が倒産!?」など、絶滅寸前の技や味の知られざる価値を再検証していく。

 今回、職人と対面し「職人さんの手がすごかったです。触らせていただいて、手も一つの道具なんだなと…手は変形するとも言っいましたし、使っているところは指紋なども擦れているし。目は口ほどにものをいうと言うけれど、“手に人が現れる”のかなと。手は汚さず真面目でないとだめだなと思いましたね」と感銘を受けた様子の草彅。

 さらに、番組タイトルについては「なんだか少し寂しいですよね。『最後』というワードがネガティブな要素を含んでいるというか。でも、現実として受け止めなくてはならない部分でもあるので。この職人さんの作るもので終わってしまうんだ…という、はかなさがあったりします。果たして『○○』がどんなものなのか、楽しみになりますよね。さすが僕が考えただけのことはあります。…冗談です!(笑)」と少々しんみりしながらも、ユーモアを交えて印象を語った。

 伝統的なよいものが、手軽なものに置き換わっていく昨今の状況は「どちらがよい悪いという問題ではないのかなとあらためて思いました。便利なものは便利で認めるものだし、なくなっていってしまうものはなくなってしまうもので、まったく別のカテゴリというか、そこに自分の気持ちがどのように動くか。新しいものがよいと思ったり、不便だけどそこに何かを感じるのか。ある時点では判断しかねるものであるかなと。巨大木桶職人の上芝雄史さんが教えてくださったように、大きな木桶は、不衛生だと言われた時代もあれば、後に評価されるようになったりと変化があったように。今、令和になって、一つの分岐点なのではないかと思いました。昭和のもの…VTRにあったように赤チンなどもなくなってしまうけれど、令和が入れ替わりの時なのかな」と思いを巡らせていた。

 ちなみに、草彅といえば、タモリが出演するNHK総合「ブラタモリ」(土曜午後7:30)でのナレーションも好評だが、「タモさんは本当にいろんなこと知っていてすごいなと思います。僕もそういうおじさんになりたい」と憧れつつ、「こういった番組に関わると、僕も勉強になるんです。知的探求の番組で僕も勉強してより大人になっていくのかなと。知的探求の要素って人生に必要なものだと感じます」と番組の意義を大いに感じている。

 また、今回の番組は「スタジオセットがシンプルで、少し緊張感があるスタジオ撮影でした。でも、職人さんがチャーミングでもあったので、いい緊張感なおももちでした。VTR(職人や製品の技術、歩み、歴史的背景などをまとめた内容)も、とてもよかったです。職人さんたちが“ホンモノ”の方々なので、制作スタッフも誠意をもって真心を込めて作っているVTRだと伝わってきて、所々ジーンとするところもあって。視聴者の方と同じような目線で見ました。それがこの番組のテイストかなと。僕自身、肩肘張らずできたので、この番組のよさがシンプルに伝わったらいいなと思います」とアピール。

 最後に、放送に向けて「この番組を見ていただくと、こんなふうにできているのか、こういう方がいるのかと、すごく刺激になる部分があります。そしてとてもいい言葉がたくさん出てきます。スタジオにお招きした職人さんやVTRに出演された皆さんの言葉には、すごく刺さるものがあるので、生きる上でのヒントになると思います」と見どころとともに、視聴者へメッセージを寄せた。

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