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ゆる~い女子トークで視聴者もなごむ?新番組「#タグるヨル」の収録現場を取材2020/04/09

 KBC九州朝日放送では、4月10日から新番組「#タグるヨル」(金曜深夜0:50)がスタート。SNS上に#(ハッシュタグ)を付けて発信したくなる(=タグる)話題を基に、女子トークを展開する情報バラエティーだ。その初回収録現場へ立ち会う機会に恵まれた。

 訪れたのは、同局内の通称・イチスタ。昨年3月まで生放送時代の「ドォーモ」(同局の深夜番組)で使用されていたスタジオで、背景の一部やセットの位置を示すテープなどに同番組の名残がうかがえる。現場のスタッフは目視で15人ほど。初回のため、やや多めの人数だという。新型コロナウイルス感染対策として、マスクを着用し、距離感を保った準備が行われていた。

 女性の部屋を意識したセットの中へ出演者3人がスタンバイ。内村麻美は福岡を拠点に活躍するタレントで、進行を担当する。吉本一椛は福岡を中心に活動するアイドルグループ・ルナリウムのメンバーだ。大島向葵も2018年に九州出身者で結成されたアイドルグループ・HelloYouthの一員。彼女たちも感染予防として「ソーシャルディスタンス」と発しながら、両腕を伸ばして、互いに近づき過ぎないような距離を確認していた。リハーサルが始まっても、自己紹介したり写真を見せ合ったり、部屋着姿ということもあって、ゆるやかなリラックスムードが漂う。そのままオープニングとして使用するようだ。

 実際のテレビ映像としてイメージしやすいようにと、サブ(副調整室)へ案内された。この日、収録するトークテーマは、外出自粛要請の影響などから「家での過ごし方」。“青春パンク系アイドル”を自称する大島は、家族のエピソードを交えて自宅の“ある部屋”を紹介する。そこで過ごした結果、もたらした彼女の肉体的変化とは? 一方、大島と比べて“清楚系アイドル”という吉本は、ハマっているメークのテクニックを披露。違いが分かるようにと顔の半分だけ化粧を進める。サブにいた女性スタッフ陣も感心するほどのアイデアが次々に。男性目線でも、メークによる明らかな変化が楽しい。

 その2人からすでに親しみを込めて“麻ねえ”と呼ばれる内村は、ちょっと落ち着いた過ごし方を提案。ある飲み物の楽しみ方や道具についてレクチャーして、実際に試飲・試食する。そのおいしさに大島も吉本も笑顔をほころばせていた。

 この日は「アサデス。KBC」(月~金曜午前6:00)などで内村と共演する機会が多い中島つぐまさも、途中からチャイムを鳴らしてゲストで“部屋”を訪問。彼の「家での過ごし方」や自身が出演するラジオ番組などについて語るが、大島が「(中島と)実は初対面ではない」という意外な発言を放り込む。さて、その真相は? 放送で使用されるのか、オンエアでお確かめを。

 収録後、内村に話を聞いた。

── お疲れさまでした。収録を終えた感想から聞かせてください。

「女性の部屋にかわいい女の子が2人、遊びに来るという設定で、テレビ番組なんですけど、それを意識せずにガールズトークを展開する、その“普通な感じ”を出すのが最初は難しかったです。けれど、女性って集まれば、こんなにも(いつの間にか自然に)しゃべっちゃうんだな、と(笑)。話が尽きないなあと、あらためて感じましたね」

── それで収録時間が長めに?

「そうですね。30分番組なんですけど、1時間ちょっとでしたもんね。本当、失礼いたしました(笑)」

── いえいえ(笑)。見ていて、リハーサルと本番のつなぎ目も分からない感じでしたが、出演者の方々も同じような感覚ですか?

「そうでしたね。本当に自然体を優先して『何も意識しなくていいよ』とスタッフさんにも言われていて。まあでも、私31歳で、2人が20歳で初めてのテレビ収録と聞いていたので、普通とは言いつつも少しはしっかりしなきゃなと思いながらでした」

── 資料にも内村さんが進行役となっていました。その意識はありました?

「はい。一応(笑)。収録中にも話していたんですけど、高校卒業して18歳からKBCでテレビの活動をさせていただいて、先輩方に甘えてばかりだったんです。ずっと。今でもそうなんですけど、勉強しつつ甘えながら『すみません、またよろしくお願いします』と、この繰り返しだったんです。そんな私が進行なんて。“お姉さん”“先輩”という立ち位置というのは、今でも信じられないし、『ああ、先輩という立場は大変なんやなぁ』と実感しましたね」

── 今まで内村さんが進行役を務めたことは?

「ないです。初めてです」

── 初めての進行役ということで準備したことは?

「深夜の女子トークなので、いろんな若い子の情報とかも仕入れつつ、せっかくならいろんな世代の方に見ていただきたいので、政治問題とかも把握しておこうかと。世の中で何が起こっているのか…、私、勉強が苦手なもので(笑)、深く知ることはできないですけど、ある程度のことは知るようにという意識は強くなりましたね」

── 女性が興味を持ちそうな情報が多いようですが、魅力的な女性3人が出演されるので、男性の視聴者も増えそうですが?

「そうですね、イチカ(吉本)とアオイ(大島)がアイドルなもので、彼女たちのファンが見てくださるんではないかと。また、深夜だからこそできる感じなんですけど『女性ってこれだけ努力しているんだよ』とか『見たくはない女性の裏側』も徐々に見せていきたいです。女の子視聴者のお父さん世代も一緒に見て、『あっ、こういうメークで楽しんでいるんやな』とか(感じてもらえれば)。メークについても『目が荒れているぞ』『腫れているぞ』みたいな男性の感想を街で聞いたことがあるんです(笑)。そういう誤解を、この番組を通して理解していただければいいなと思いますね」

── 分かりました。では、最後に内村さんのお好きなテレビ番組を聞かせてください。

「私は『アポなし』というのが好きです。この番組もフリートークがほとんどなんですけど、フリートークも好きですし、旅番組でも『ここに行きます』というより、『どこ行く?』みたいなものが」

── 予定調和ではないものがお好き?

「はい。きっとスタッフさんは大変なんでしょうけれど、その方が出演者は心からワクワクできるんです。何が起こるか分かんないという、悪いこともあるんでしょうけれど、それもどうプラスに転がるか、それを楽しめるので」

── この番組にも、そんな要素がありそうですね。

「ありますね。(出演者に)それぞれ個性ありそうですので。特にアオイは、何を考えているのか分からない、イマドキの感じの面白い発言をしてくれる子なので」

── 出演者が楽しい番組は視聴者も楽しく感じられますからね。期待しています。ありがとうございました。

「ありがとうございました」

 思い返せば、あまり彼女たちのカメラ目線がなかったような…。よりプライベート感を意識した演出なのだろう。3人がなごやかに、楽しげ、くつろぐことで、取り上げる情報の説得力がより増すような気がする。遅い帰宅後や、入浴後、就寝前などなど、ゆる~く過ごしたい時間に流しておきたい番組かもしれない。同じスタジオということもあるのか、収録前にはスタッフから「『ドォーモ』超えだぁ!」と意気込む声も聞こえていた。

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