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堺雅人、生き物の世界を描いた「超・進化論」で“人間役”に。「なんという仕事を受けちゃったんだろう」2022/10/31

堺雅人、生き物の世界を描いた「超・進化論」で“人間役”に。「なんという仕事を受けちゃったんだろう」

 NHK総合で11月からスタートする、NHKスペシャルの新大型シリーズ「超・進化論」(日曜午後9:00)の会見に、堺雅人、関水渚が出席した。

 ダーウィンの時代の常識を超えて、最先端の科学が明らかにしている“新しい進化の物語”に迫る同シリーズ。生き物たちは厳しい生存競争を繰り広げる中で、種を超えて複雑につながり合い、助け合って生きているという、命の多様性の本当の姿を描き出す。ストーリーは、生き物の世界を描いた不思議なドラマとドキュメンタリーが交錯しながら語られていく。

 番組のドラマパートに本人役で出演する堺は「本人役といっても、人間代表という感じ。『人間の役をやってください』とオファーを受けることはなかなかないけれど、完成した番組を見たら面白かったですね。もともと『生き生きとした芝居をしたい』とどんな役者も思っていること。“そこに生きる”っていうのは、役者の理想というか憧れだと思うんですが、本当に生きている生物と一緒の作品の中では、うそはすぐうそとバレちゃうし、なんだかすごいライバルが思わぬところにいたなって感じましたね。生物の映像は反則ですね。あの後でどんな芝居しても何にもできない。役作りっていうようなおこがましいことは、人間のエゴのように見えてくるぐらい圧倒的な作品だったと思います」とこれまで体験したことのない番組となっていることをアピール。「植物が芽吹く映像の後に僕がどんな顔をしても、植物の生き生きとしたリアルにはかなわないわけで…なんという仕事を受けちゃったんだろうと思った」と笑った。

 ドラマパートには堺、関水のほか、角田晃広(東京03)、板垣瑞生、西田敏行が出演。植物役の角田について、堺は「植物を自分では知っていたつもりだったけど、実は全然知らなかったんだなと今回の番組を通して感じたように、角田さんのことも、知ってるつもりだったんだけど、知らなかった一面がたくさんありました。まさに今回の角田さんと植物がぴったりオーバーラップしましたね」と新たな発見がたくさんあったことを明かす。

 さらに、教授役の西田に関しては、「西田さんの生き生きとした感じというか、うそのない感じっていうのはなんだろうと思いながら、大先輩の西田さんと楽屋でおしゃべりしているような時間を過ごしました。(番組の中で自分は聞き役として)大先輩から教えていただくような感じだったんです。違和感もなく、不思議な既視感がありました。どこか懐かしいような感じでしたね」と共演を振り返った。

 また、番組に登場する、植物の変化をリアルタイムで感知する電子顕微鏡が気になったという堺。例えばラブシーンで言われる「フェロモンが出ている」ということなど、自分たちが演技をする上で出している「“何か”が解明されることがあるのかも」と今後の進化に思いを巡らせ、「この先が、もっと楽しいんだ、豊かなんだっていうのを教えてもらった気がして。『もっと〇〇の物質を出せよ!』みたいなダメ出しをされる日が来るのかもしれない。すごく希望に満ちたメッセージを感じました」としみじみと話した。

 一方、本作で“微生物”役に挑戦している関水。学生時代に理科の授業は苦手だったそうで、映像を見たり、図書館で微生物の本を借りたりしつつ、自分なりに勉強しながら役に挑んでいるのだとか。そして、番組を通じ、「植物について何も分かっていなかった。触っちゃだめとか、観葉植物を触りながらかわいがったりしていましたが、初歩的なことから分かっていなかった。そこまで繊細だとは思っていなくて、本当に勉強になります」と学びの多い番組であることを伝えた。

 加えて、堺との共演で感じたことを尋ねられると、「堺さんは本当にレベルが高すぎて…。言葉にできないです。全部が刺激的すぎました。堺さんは優しいし、お芝居になったらめちゃくちゃかっこいい。そして、毎日差し入れもしてくださって、気遣いもできる方で、勉強になることばかりでした」と尊敬のまなざしを向けた。そんな関水の言葉を受け、「次の現場でも差し入れを忘れないようにしなくちゃ」と笑った堺は、「関水さんは自分の役どころがまだ固まっていない中で、演じなきゃいけないという難しい役どころだったんですが、過不足なくというか、変にアピールして『違うな』となってしまうこともなく。難しいことをなさっていたと思います」とその頑張りを称賛した。

 11月6日放送の第1集の主役は「植物」。最先端の科学は今、植物が持つ驚異的な能力を明らかにし始めている。植物が、離れた相手とおしゃべりをしているというおとぎ話のような事実や、植物が数十もの敏感なセンサーを駆使して、周囲の状況を感知して生きているという驚きの事実が次々と判明。植物たちが生きる世界を、最新技術を駆使した特殊撮影と高精細のVFX映像で届ける。

 続く11月13日放送の第2集では「昆虫」、第3集では「微生物」を取り上げる。2023年1月には、キッズ&ティーンズ向けの特別版も放送予定。堺は「子ども一緒に見たいと思う」と期待を寄せた。


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