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「壁こじ」トークイベントが開催。松岡広大がBL演技の極意を告白!「恋愛を超えた先の“人が好き”を膨らませる」2022/09/29

「壁こじ」トークイベントが開催。松岡広大がBL演技の極意を告白!「恋愛を超えた先の“人が好き”を膨らませる」

 ABCテレビで10月3日からスタートする連続ドラマ「壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている」(月曜深夜1:38、関西ローカル)。ドラマの初回放送に先立ち、「スタートまで待てない!! 『壁こじ』第1話先行試写&豪華キャストトークライブ」が開催された。

 ドラマの原作は、「COMIC リュウ WEB」で連載中の、ミナモトカズキ氏の人気BLコミック「壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている」(リュウコミックス/徳間書店)。主人公は、表舞台じゃなくても“自分が一番輝ける場所” で上を目指すオリジナルBL漫画を描く同人作家の猫屋敷守(松岡広大)と、“自分の強みを最大限に生かせる場所”でトップを目指すアイドルグループ・SHINY SMILEの“ISSAY”こと風間一星(中尾暢樹)。幼なじみだけど、境遇が違いすぎるこの2人の、夢に向かって真っすぐ生きる姿と、友情以上恋未満(?)を描く爽やかで鮮やかな青春ボーイズラブ・ストーリーとなっている。

 トークライブは、昼公演と夜公演の2回に渡って開催。役の衣装に身を包んだ松岡、中尾のほか、SHINY SMILEの個性的メンバーをまとめるクールなリーダー的存在・古賀隆二役の木原瑠生、SHINY SMILEの愛され弟キャラ・小鳥遊京役の小西詠斗が登壇した。また、SHINY SMILEの絶対的センター・八尋翼役を演じる立石俊樹はVTRでトークに参戦し、劇中でひときわ異彩を放つ、髭フランボワーズ役の加治将樹が司会として会場を盛り上げた。

 第1話の先行試写を終え、ステージに上った松岡は「役をまとっていない状態で話すのはすごく緊張しますね」と心境を述べ、さらに「スタッフ、役者、それにエキストラの皆さんも大所帯で、今回は主演の重みをすごくすごく感じながら演じていたので、クランクアップの時は声を震わせて泣いてしまいました」と撮影を振り返った。一方、中尾は撮影現場にエアソファーを持ち込んだエピソードを明かし、「どこでも寝てました(笑)」と話し、会場に笑いを誘った。

 VTRでの出演となった立石から、松岡と中尾に「役者として聞いてみたかったんですが、ボーイズラブなシーンを演じるにあたって意識したことは?」という質問が投げかけられると、中尾は「一星って誰に対しても愛を持って接している人。僕自身も人のことが大好きなので、演じていくうえで共感できるようになりました。恋愛を超えた先の“人が好き”を膨らませて演じました」と返答。すかさず加治が客席に向かって「中尾くんの演技すてきでしたよね!」と投げ掛けると、会場は大拍手で包まれた。

 松岡は「ボーイズラブっていう言葉が先行してしまうと一つの思考に絞られてしまうのですが、そうではなくて“好き”の根っこの部分を丁寧に演じることから始めたんです」と深く掘り下げ、役作りを行っていったことを伝え、加治から「猫屋敷という役は本当に大変だったと思うよ」と言われると、笑顔を見せながらも「大変でした。抑揚を殺すようにしながら、自分の内側でモノローグ的に感情やこじらせ感が渦巻いている感じだったので…本当に難しかったですね」と、しみじみと苦労を振り返った。

 さらに、立石からSHINY SMILEのメンバーそれぞれに「演じる上で苦戦したところは?」という質問が。木原は「リュージはリーダーでクールな役なのですが…実は、一番苦労したのはクールでいること。いかに木原瑠生を出さないかが、僕の中では難しかったですね」と述べ、小西は「キョウちゃんはすごくかわいくて周囲を和ませるキラキラしたアイドル。かわいい役ってやりすぎると白々しくなっちゃうので、そのあんばいが難しかったです」と話し、中尾は「話が進む上で、一星の明るさの意味が分かってくると思います。全8話に一星のいろんな笑顔があるのでそこも見ていただけたら」と見どころに挙げた。

 およそ1時間におよんだトークで、大いに盛り上がった今回のイベント。小西は「切ないところも温かいところもある作品なので、毎週の放送を楽しみにしていただきながら健康に元気に過ごしてもらえたらとってもうれしいです!」とメッセージを送り、木原は「『壁こじ』は胸キュンならぬ胸がギュンって苦しくなる“胸ギュン”作品。切なさに心をつかまれる作品です」とあらためてアピール。

 そして、中尾は「皆さんの感想をSNSで“#壁こじ”で投稿してくれたら僕たちも見ます! 皆さんの感想が僕たちの活力になりますのでよろしくお願いします!」と会場に詰めかけたファンに呼び掛け、松岡は「ミナモトカズキ先生の原作に愛を込めて、3次元の作品にさせていただき、役者が演じる意味のある作品になったと思っています」と作品への愛を語り、イベントを締めくくった。

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