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木村文乃が「PICU 小児集中治療室」で月9ヒロインに初挑戦2022/09/16

木村文乃が「PICU 小児集中治療室」で月9ヒロインに初挑戦

 木村文乃が、フジテレビ系で10月10日にスタートする連続ドラマ「PICU 小児集中治療室」(月曜午後9:00)に出演。「月9」ドラマでヒロイン役に初挑戦することが分かった。

 本作は、15歳以下の子どもを対象にした小児専門の集中治療室(Pediatric Intensive Care Unit=PICU)を舞台にしたメディカル・ヒューマンドラマ。大規模なPICUの運営は極めて困難だといわれてきた北海道で、駆け出しの小児科医・志子田武四郎(吉沢亮)が、PICU科長・植野元(安田顕)ら先輩医師と共に、どんな子どもでも受け入れられるPICUと、PICUに搬送できる医療用ジェット機の運用を可能にするために奔走する姿を描く。

 木村が演じるのは、植野に誘われて丘珠病院のPICUに配属されてくる救急救命医・綿貫りさ。出身地の北海道で医師になった綿貫は、精神的にも身体的にもタフで優秀な医師として有名で、上司からも一目置かれる存在だった。プライベートも順調で幸せな日々を送っていた矢先、ある悲劇が綿貫を襲う。その日以来、心を閉ざし、仕事の評価も一転。職場では腫れ物に触るような扱いを受けるようになる。

 丘珠病院にPICUが新設されることになり、武四郎と同じタイミングでPICUにやって来るが、態度は横柄で攻撃的。未熟な武四郎のことは医師として認めておらず、「使い物にならない」と厳しく非難する。これほどまでに綿貫の人格を変えてしまった出来事とは何だったのか? ほかの医師に厳しく、自分にはもっと厳しいストイックな生き方が、次第に綿貫の心を憔悴(しょうすい)させていく。

 「金城(綾香)プロデューサーの静かだけどただならぬ思いに、自分の奥底にしまっていた気持ちを引っ張り出して一緒に挑みたいという気持ちになりました」と明かす木村は、演じる役柄について「口も悪ければ態度も悪い救命医ですが、その言動のどこかにいつも希望は持っていたいと思っています」と演技プランを述べる。

 そして、放送に向けて「患者と医者、仕事と生活のはざまで、もがいたり苦しんだりしながら、綿貫と、そしてチームのみなさんと一緒に成長していけたらいいなと思っています」とアピールしている。

 ドラマを手掛ける金城プロデューサーは「綿貫は吉沢さん演じる武四郎と、安田さん演じる植野のちょうど真ん中のキャリアの医師です。現場でも責任ある仕事を任せられるようになってきた30代中盤は、1人の女性としてもいろんな経験をするタイミングでもあります。綿貫は救命医としてキャリアを積んで来たため、いろんな方々の死を経験してきました。すべてが初めての経験になる武四郎と違い、経験があるからこそ抱える苦しみに直面しています。彼女が話す言葉のシャープさが、彼女自身も少しずつ傷つけているイメージです」と綿貫のキャラクターを説明。

 加えて「そんな複雑な綿貫を木村文乃さんに演じていただけて本当にうれしいです。いつかご一緒したいと強く思っていた女優さんでしたし、木村さんはご本人の持つ柔らかさ、優しさの奥に、繊細な心の動きを表現してくださる方だと思います。医師も普通の人ですから、こらえきれないほどの悲しみを抱えても人を救うために働く時があります。木村さんが表現される“綿貫の心が解ける瞬間”を、連続ドラマの中で楽しみに待っていただきたいと思います」と語っている。


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