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美村里江、鈴木保奈美、板谷由夏が「家庭教師のトラコ」に出演。橋本愛から“お金”と“人生”学ぶ母親役2022/06/14

美村里江、鈴木保奈美、板谷由夏が「家庭教師のトラコ」に出演。橋本愛から“お金”と“人生”学ぶ母親役

 美村里江、鈴木保奈美、板谷由夏が、日本テレビ系で7月20日にスタートする連続ドラマ「家庭教師のトラコ」(水曜午後10:00)に出演することが分かった。

 橋本愛が主演を務める本作は、脚本・遊川和彦氏、プロデューサー・大平太氏の「家政婦のミタ」コンビが新たに描く、“合格率100%を誇る謎の家庭教師”が主人公のヒューマンドラマ。「同期のサクラ」「35歳の少女」(すべて同系)で遊川・大平コンビと共に歩んできた橋本が、謎多き伝説の家庭教師・トラコこと根津寅子を演じ、年齢も抱えている問題もバラバラの3人の母親と3人の子どもを救済。勉強以外に生きていく上でとても大切な“正しいお金の使い方”を教えていく。

 3人が演じるのは、つかみどころのないトラコの一風変わった授業方法に翻弄(ほんろう)されながら、「正しいお金の使い方」と「人生」を学んでいく3人の母親たち。新聞社で働くママ・中村真希役を美村、定食屋を営むシングルマザー・下山智代役を板谷、超富裕層の後妻ママ・上原里美役を鈴木が演じる。生活レベルも全く違う3人に共通するのは、「自分の子どもを志望校に合格させたい」という切実な願いだ。

 美村が扮(ふん)する真希は、明大卒で金融の業界新聞の記者をしている。夫とは共働きで、一人娘の知恵を、超有名私立小学校に合格させることに躍起になっている。もともと心配性で何でもストックする癖があり、目先のことより将来のことばかり心配している。新聞社の上司にもかみつく正義感の持ち主。自分が家庭を支えていると思っている人物だ。

 美村は「大平さんと遊川さんのタッグ作品には、いつも時代の流れにグッと爪を立てる骨太な要素があるので、役者として参加できるのが大変うれしかったです。また、橋本愛さんのミステリアスな目元が役柄にピッタリと感じ、早くトラコ先生に会ってみたいと思いました」と期待感を伝える。

 役作りについては「各家庭の違いが興味深い部分ですが、中流家庭の人口が一番多いと思うので、なるべく共感されやすいよう心掛けています。上原家の保奈美さん、下山家の由夏さんと母3人で会話する場面でも、工夫を続けたいです」と語り、「中村家には実は大した問題はないんですが、思い違いやすれ違いでちょっとズレている。その部分をトラコ先生が一風変わった手法で明らかにして、大きく家庭が変わっていく様子が爽快です。『家庭』教師の意味がよく分かります」と物語の展開について触れる。

 そして、トラコは「教育方針には絶対口を出さない」「授業中は絶対のぞかない」「授業の日はお宅に泊めていただきます」の三つの条件を家庭教師を受ける条件にしているが、「自身のご家庭にトラコが来るとしたら?」と尋ねると、「教師を家に泊めるのは普通ならちょっとハードルが高いかなと思います。でも橋本さんなら嫌がる家庭はないはずです」と笑った。

 板谷が担う智代は、小さなことにこだわらず大雑把な性格。小さな定食屋を1人で切り盛りするため、日々の生活に追われている。シングルマザーで、息子のことは何よりも大事なのに、超難関私立中学に進学したいというその本心に全く気付いていない。

 「遊川さんから、お声かけいただいた! うわっうれしい、うわっどうしよう…大丈夫かな…が正直なところです」と出演が決まった際の心境を明かす板谷。演じる智代に関しては「金銭的なこと含め、シングルマザーの苦悩が描かれていく気がしています」と予想し、「これから、現場で、肉付けしていきたいと思っていますが、とにかく、息子・高志とコミュニケーションを密にして、親子関係を築いていきたいです」と意欲を燃やす。

 また、トラコの家庭教師の条件「授業の日はお宅に泊めていただきます」については、「できるだけ先生の意思に添いたいですが、どうかなあ…(笑)」と首を傾げ、「台本を読みながら何度も自分の母を思います。ドラマを見てお母さんを、家族を考えてもらえたらと思います」と呼び掛けている。

 鈴木が務める里見は、ホステス時代に、妻子持ちの銀行家の愛人となり、息子・守を出産。1人で育ててきた。大きな屋敷を構える上原家の正妻になれたが、居心地の悪さに辟易していて、守には東大に合格して、家族を見返してと思っている。津軽出身で、キレるとなまりが出るというキャラクターだ。大手銀行の重役の夫と前妻との長男、長女、連れ子の息子の5人で暮らしている。

 鈴木は「『僕たち、実はお金のことをきちんと学んでいないのではないでしょうか?』という大平プロデューサーの言葉に深く興味を持ちました。それに、遊川さんと大平さんの新しいたくらみには、いつだって参加したいのです。演じる里美が接する相手によってどう変化していくかを豊かに描き出したいと思っています。裕福で非常に恵まれて見える上原家がどんな問題を抱えているのか!? それは回を追うごとに明らかにされるのですよ…(笑)」と今後の展開への期待をあおる。

 そして、トラコが出す家庭教師の三つの条件については。「いいんじゃない!? 他人に教育をしてもらおうと思ったら、そのくらいの覚悟は必要です」と余裕を見せる鈴木は、放送に向け、「夏休みです。ご家族で、ぜひ。これから働く人も、働き終わった人も。あなたは正しくお金を使っていますか? 学べるエンターテインメント、そして、七変化の橋本愛劇場を誰よりも楽しみにしているのはこの私です」と語っている。

 橋本は「トラコが一番初めに対峙(たいじ)するのは生徒ではなくそのお母さんです。母親の背景に見える家庭や問題を見抜き、トラコなりのアプローチで家庭内に侵入していきます。3人の母親が全く違うキャラクターなので、お芝居を見ているだけでわくわく、満たされるような気持ちになりました。きっと皆さんと関わる中でトラコも変化、成長していくと思うので、私自身も行く末が楽しみです」とメッセージを寄せている。


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