人気声優が勢ぞろい!「ラジ友」番組出演者が一堂に会した「ラジ友感謝祭2022」リポート2022/05/20
4月23日、東京・なかのZERO大ホールで、インターネットラジオの配信サイト・ラジ友(https://radiotomo.com/)の出演者たちによるイベント「ラジ友感謝祭2022」が開催された。ここでは、昼夜2公演のうち、昼公演の模様をリポート。
青天に恵まれたこの日、会場には大勢のファンが詰め掛けた。会場に入ると、番組ごとにパーソナリティーがそれぞれ告知アナウンスをし、開演までの高揚感を高める。今回のイベントは、総勢24人のキャストが6人ずつ4チームに分かれ、趣向の異なる朗読劇を行うことに。ミツバチ(白井悠介/声のみの出演)が蜜を求めてさまよううちに、各チームの物語へ誘われるという構成だ。
トップバッターとなるチームAのメンバーは、一夜愛、寺島惇太、駒田航、岩崎諒太、浦尾岳大、子安光樹。「シークレットガーデン」というタイトルで、同じ学校に通う仲良し6人の友情が描かれた。読書を愛するペンタス(浦尾)は、ほか5人を勇者と見立てた物語を書くことを夢見ていたが、なぜかペンタスに対してある日突然、よそよそしくなる友人たち。「実は嫌われていたのかも」と落ち込むペンタスだったが、それにはある理由があって…。
続いては、室元気、山口智広、山上佳之介、山谷祥生、児玉卓也、菊池勇成のチームBによる「死んで花実が咲くものか」。アイドル・ちょこみんの復帰ライブに訪れていたファン5人だったが、開演前に電気ショックで失神してしまう。目を覚ますと、そこにはちょこみんのマネジャー・ボタン(山口)が。ボタンはちょこみんを追い込んだのは、ファンの行き過ぎた応援が原因だと告げ、謝罪を求める。だが、まさかの真実に状況は一変。衝撃的なクライマックスで、ラストの大絶叫が会場中を包んだ。
3番手のチームCは、川島零士、河西健吾、中島ヨシキ、汐谷文康、高橋英則、伊東健人というメンバー。アニメ専門店で共に働く6人が、同じ女性客に恋をしていたという物語「ロフティ・ドリーム」だ。途中で川島に対し、中島が「今、二つくらいセリフ飛ばしたからな」とツッコミを入れると、会場からはどっと笑いが。そこから、それぞれが意中の女性客にどう告白したいのか、“愛の言葉”をアドリブで披露。途中から下ネタを連想させるような展開となり、河西も「ゴールが見えない(笑)」と嘆くほどだった。
ラストを飾るのは、高塚智人、深町寿成、矢野奨吾、狩野翔、大野智敬、山中真尋のチームD。6人兄弟という設定で、一度眠ったら目を覚ますことはないという奇病にかかった母を看病するため、実家に集まった彼らのやりとりを描く「花は根に、鳥は古巣に、僕らは僕らの家に」を朗読した。ここでも狩野がお茶を飲むシーンで、「猫舌だから」と必要以上にフーフー冷まし、キャスト陣をも笑わせる。ここで冒頭から飛んでいたミツバチが、実はその奇病を治す大きな役目を果たし…。
全4組による朗読劇が終わると、各番組のパーソナリティーが順番に登場。朗読劇の感想や番組のPRをすることに。最初に登場したのは「ゲームセンターわらじ」の河西&寺島。物語の内容に合わせ「オラついた感じの衣装にした」という寺島は「イカついですか?」と観客に問い掛け、一方、チームCに参加していた河西は、途中の告白コーナーを「真剣にやっています!」と胸を張る。
「ちゃっと☆ま~けっと」の菊池&浦尾は、菊池がチームBの朗読で「終始嫌なやつを演じた」と振り返ると、浦尾から「普段のきくてぃーのまんまじゃない!?(笑)」とツッコミが。
「一夜愛のらぶでもできるもんっ!!」のパーソナリティー・一夜愛は、キャスト唯一のペストマスク姿で、「怖くない? このマスク(笑)」「マスクしながらの朗読は大変でした」と苦労を語った。
次は高橋英則とアシスタント・山上佳之介による「高橋英則のHなラジオ」。この日の高橋の立ち居振る舞いに対し「猫かぶってる」と山上が指摘すると、高橋は「てじな~にゃ♪」ととぼけるなど、終始マイペースだ。
続いては「武人・光樹のKOYASU RADIO」を代表して子安が登場。「2週間後は父の誕生日!」と父・子安武人のバースデーをお祝いし、「実際にはパパと呼んでいる」と明かすと、「パパがいなくて寂しい…」と本音を漏らしていた。
「こだ×むろのべしゃりLOVERS」の室&児玉は、「ババアでゴメンね(笑)」と腰かけ、マネジャーが手作りしたという衣装のワンポイントについて面白おかしく解説。さらに、持参したうちわであおぎながら、突然SMの話を始め、独特の世界観で場の空気を支配していた。
次に登場したのは、川島&大野の「となりの川島、むかいの大野の○○ラジオ」。「先輩方のアドリブがすご過ぎて…」(川島)、「かんじゃったのが恥ずかしい」(大野)とそれぞれ振り返った。
「Rock Hunting Delivery」に出演する岩崎&狩野は、本イベントのPRを。岩崎がイベントグッズを紹介すると、狩野が「グズグズしていられない」とだじゃれを言い、そんな息ピッタリの2人は、番組用に自分たちで曲も作ったことを告知し、ファンを喜ばせる。
次は山口。「山口ハイツ」という冠番組について説明し、「おとなりさん(番組リスナーの名称)いますか?」を呼び掛け、イベントが決定したことを告げると、会場からは盛大な拍手が巻き起こった。
「矢野・汐谷のKitchen Cherry-pick」を担当する矢野&汐谷は、汐谷が番組パネルを上に掲げながら現れ、矢野に「ラウンドガール?」とツッコまれていた。矢野は「狩野さんすごい」と、アドリブを入れた狩野の頭の回転の速さを称賛していた。
そして「駒田・深町のBar Blue Bird」の駒田&深町は、なぜか自分たちだけ番組パネルがなく、手ぶらで登場したことを嘆きつつ、深町が「せっかくなのでお便り読みたい」と突然“エアーお便り”を読み上げる。1人暮らしエピソードでひとしきり盛り上がっていた。
続いて登場した「Caféグラススリッパー」の山谷&高塚は、逆に番組パネルが大きいことを、駒田&深町にツッコまれていた。2組の仲のよさを感じる一幕だった。
それぞれの愛ある告知で時間が押してしまう中、颯爽と現れた伊東&中島は「伊東健人と中島ヨシキがあなたを夢中にさせるラジオ~ゆめラジ~」の公開録音が、7月24日に開催されることを緊急発表。この日一番の盛り上がりを見せていた。
最後は「アイリスクォーツラジオ アイ❤︎ラジ」を代表して山中が登場。「(同じく番組パーソナリティーを務める)しらいむ(白井)と立てなくて寂しい」と嘆きつつ、今回のキャストで最年長でありながら、「末っ子の役はプレッシャーだった」と振り返った。
エンディングは、ラジ友の全体曲「ぎゅってしよ!」を全員で歌唱。歌うパートごとに、ほかの歌わないメンバーはしゃがんで見守るなど、ラジ友メンバー同士の息もピッタリだ。最後は、中島が「それでは皆さん、さようなら~!」と早々に切り上げようとし、一斉にツッコまれていた。
約2時間近くに及んだ「ラジ友感謝祭2022」。声優としての本領が発揮された朗読劇、そしてアドリブがあったり番組告知で彼らの素の部分を垣間見ることができたりと、ファンにとってはお腹いっぱいになるような、満足度の高いイベントだった。
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