News ニュース

東山紀之主演「大岡越前」第6シーズン。椎名桔平が吉宗役で新加入2022/04/26

東山紀之主演「大岡越前」第6シーズン。椎名桔平が吉宗役で新加入

 NHK BSプレミアムとBS4Kでは5月13日に、東山紀之主演のBS時代劇「大岡越前6」(金曜午後8:00)がスタート。東山演じる町奉行・大岡忠相の活躍を描く第6シリーズに、新たに将軍・徳川吉宗役で椎名桔平が加わり、新風を吹き込む。

 家族、奉行所の面々らおなじみの仲間たちとの人情、笑い、涙はそのままに、今シリーズでは特殊詐欺、フェイクニュース、感染症など、現代の世相を映した事件も続々登場。民に寄り添い、理と情をもって江戸の町を守る忠相が、どんな裁きを下すのか注目だ。

 東山は、6シーズン目を迎えるにあたり、「年数でいうと9年目に入りました。往年の加藤剛さんのシリーズの長さにはまだ及びませんが、清廉潔白(せいれんけっぱく)な町奉行・忠相の姿がいつの時代でも求められているからこそ、続けられているのかなと思います。また、コロナ禍で心がすさみがちな今、この作品の家族愛や人情があらためて響くのではないでしょうか。こうした普遍的な価値を持つ作品を先輩たちから受け継ぎ、後世につないでいく責任も感じています。必要としていただける限り、大岡忠相を演じ続けていきたいと思います」と気を引き締める。

 さらに、新加入の椎名に関して、「キャリアを重ねてきた素晴らしい俳優さんなので、一目見た時から『上様』という感じでした。これまでのシリーズとはまた違う、椎名さんならではの吉宗になっていると思います」と称賛し、「僕は以前、連ドラで共演した際も非常に濃い時間を過ごしたので、すんなりとお互いの役同士の関係性を構築できました。吉宗と忠相のシーンをより深く演じていけたらいいなと思っています」と期待。

 また、撮影を振り返り、「『大岡越前』のシリーズはレギュラーの層が厚いので、そのよさもあらためて感じました。例えば同世代の勝村政信さん、寺脇康文さんとは、撮影の合間に、今は亡くなってしまわれた尊敬する先輩方の話をじっくりすることができました。現場でそういう話ができる機会も最近はずいぶん減っています」と感慨深げで、「終盤のあるエピソードで、このお二人と一緒に将軍に直訴をする熱いシーンは、特に印象に残っています。医者として、奉行として、将軍として、それぞれがプロであり、それぞれの正義を持ってぶつかり合います。将軍に直訴をするなど、この時代においては命を懸ける覚悟と責任を伴いますし、将軍の側にもそれだけの重みが必要です。俳優としての互いのキャリアがぶつかり合う手応えを感じました」と熱い思いをのぞかせた。

東山紀之主演「大岡越前」第6シーズン。椎名桔平が吉宗役で新加入

 一方、椎名は「将軍という殿上人の役を、どうやって臆することなく演じられるかと思いました」と率直な心境を述べつつ、役作りについては「越前と将軍の関係性を大事にしなければと。奔放でありながらも、物事を深く見つめる視点を持ち、越前にとっての上様に値する人物像とは?と考えながら演じていました」と報告。

 加えて、「真冬の京都はとっても寒かったのですが、暖房設備のない江戸時代の環境を想像しながら、みんなで常に明るくをモットーに頑張っていました。古くからある皆さんご存じの『大岡越前』シリーズですが常に進化しつ続けている作品です。家族、正義、社会、そして人とは何かをあらためて考えさせられる物語です。『今』を生きる皆さんに、ぜひご覧いただければ幸いです」とメッセージを寄せた。

 そして、東山が放送に向けて、「感染症にしても詐欺にしても、人間が生活していく上で起きることは昔も今も大差ないんじゃないでしょうか。戦国時代の武将を描くような物語とは違い、この作品は市井の人々に寄り添うお話なので、現代の皆さんに共感していただきやすい時代劇だと思います。忠相の『大岡裁き』は、厳しさだけでなく、庶民に心を寄せる愛情を併せ持っています。さまざまな問題があるなかで、人と向き合う越前の姿を、ぜひご覧いただきたいです。先々の予想がつかない世の中ですが、こういう時代におなじみのキャラクターを演じるということの大切さを感じています。視聴者の皆さんにとっても、『大岡越前』を見ていただくことが平和を感じる大切な時間になればうれしいです」と呼び掛けている。


この記事をシェアする


Copyright © TV Guide. All rights reserved.