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「ちむどんどん」ヒロイン・黒島結菜らが会見に登場。「作品を見て“ちむどんどん”しました!」2022/03/18

「ちむどんどん」ヒロイン・黒島結菜らが会見に登場。「作品を見て“ちむどんどん”しました!」

 NHK総合ほかで4月11日スタートの連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜午前8:00ほか)の、オンライン記者会見が行われ、ヒロイン・比嘉暢子役を務める黒島結菜のほか、その両親である優子役の仲間由紀恵と賢三役の大森南朋、暢子の子ども時代を演じる稲垣来泉が出席した。

 “朝ドラ”第106作となる本作は、ふるさと沖縄の料理に夢を懸けた暢子と支え合う兄妹たちの、本土復帰からの歩みを描く、笑って泣ける朗らかな50年にわたる家族の物語。映画「フラガール」(2007年)や、「マッサン」「こもりびと」(ともにNHK)などの羽原大介氏が脚本を手掛けるオリジナルストーリーだ。ヒロインのきょうだい役で、竜星涼、川口春奈、上白石萌歌も出演する。

 黒島は「物語の1、2週を見て、まだ私の出番があまりない分、一視聴者として楽しんで見られました。沖縄の美しい自然や料理、アメリカ統治時代のことも描かれていたり、沖縄の歴史も知りながら、家族の温かい物語がスタートする。これから面白いドラマが始まるんだなと、私自身が『ちむどんどん(=胸が高鳴ること)しました!」と声を弾ませる。

 また、黒島は子ども時代を演じた稲垣の演技を絶賛。「撮影の見学に何度も行ったのですが、家族の雰囲気が、見ているだけで涙が出そうなぐらい美しくて。比嘉家の子どもたちが素晴らしすぎるから、いいものをちゃんと引き続いていけるのかちょっと不安になったぐらいです。来泉ちゃんは、演じているんだけども、ちゃんと暢子として現場にいて。お父さんと、おそばを足で踏むシーンでくるくる回る場面は本当にすてきだったんです。そんな暢子の素晴らしさを私も表現していきたいです。来泉ちゃんが暢子を演じてくれて、とても感謝しています。ありがとう」と感謝を述べていた。

 そんな黒島の言葉を受けていた稲垣は、「沖縄ロケの初日の撮影後、4きょうだいで海を見に行った際、虹が2重になっていたことに感動した」と振り返り、「沖縄の景色がとても奇麗で、朝から幸せな気持ちでいっぱいになると思います。監督といろいろお話をして、暢子の感情を一つ一つ考えながら演じました。ワクワクする音楽が流れていて、また明日も見たいと思える作品なので、ぜひ見ていただきたいなと思います」としっかり作品をアピール。撮影前は、ゴーヤが苦手だったが、撮影でふるまわれたゴーヤチャンプルーがとてもおいしく、「今では大好きになりました!」と無邪気に話していた。

 沖縄出身の仲間は、「沖縄の本土復帰50年の節目の年に、沖縄を舞台にした作品に携われてとても幸せに思っています。作品を通して、もっと沖縄のことを好きになってほしいし、知ってもらえたら」とアピール。さらに、「4きょうだいを演じた子どもたちが素直でとてもかわいくて、伸び伸び育っている姿を早く視聴者の方に見ていただきたいです。(演じる優子は)おおらかで明るく、困った人を見ると放っておけない性格ですが、物語が進む中で、いろいろなことを経験した優子さんが、なぜそのような性格になったのか描かれる部分もあるので、その部分も楽しんでもらえたら」と見どころに触れた。

 そして、大森は「(演じる)賢三さんは、いろんなものを背負って家族と一緒に生きている人物。ドラマとしては、暢子ときょうだい成長の物語であり、その向こう側にある沖縄のいろんな問題も描かれている。そして、いろんなものを背負った両親の物語でもある。だから僕は、全体を通して、いとおしい、愛ある家族の物語だと思いながら演じておりました。視聴者の方には、朝、作品を見て温かい気持ちで出勤なり、学校なりに行ってもらいたいです」と作品への思いを語った。

 加えて、賢三は唄三線をこよなく愛している役柄で、撮影の3、4カ月前から三線の練習に励み、役柄への思いを膨らませていったという大森。中途半端にはできないと、かなり練習をして撮影に臨んだそうだが「でも、いざ本番になると緊張してしまって、芝居よりも緊張するんですよね。それで皆さんにご迷惑をおかけしてしまったんですが、四女から『お父ちゃん頑張って!』言われたのが、つらくて…。でも何とか乗り切れたと思うので、オンエアでご確認いただけると幸いです」とエピソードを明かした。

 ヒロインの暢子は、食べること、おいしいものをこよなく愛し、一度食べた西洋料理の魅力にとりつかれ、やがて料理人を目指して東京へと旅立っていくキャラクター。普段から料理はするという黒島だが、プロの料理人としての立ち居振る舞いには苦労しているそうで、「ペティナイフでニンニクの皮をむくという、地味だけど、プロの手さばきを見せるシーンがあるんですが、それがとても難しい。家でも、フライパンに塩を入れて、それをこぼさないように返す練習をしたりしています」と役作りに励んでいるそうで、得意料理を尋ねられると、「フーチャンプルーはおいしくできました!」と沖縄料理を挙げ、仲間はすかさず「食べたい!」と声をかけていた。

 そして、黒島は「暢子はある意味、何をやっても許される役で、思いきってお芝居ができる。食事のシーンでも遠慮なく、セリフを言う時も、もぐもぐして何を言っているのか分からないぐらい、思いっきり食べることで暢子らしさを表現しています。私は、人がおいしそうにご飯を食べる姿を見ていて気持ちいいなって思うので、暢子が、おいしいものを幸せそうに食べている姿を見て、いいなって感じてもらえたらうれしいです」と締めくくった。


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