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【北京パラリンピック・3/10◆本日の競技をピックアップ】アルペンスキー・森井大輝、悲願の金メダルへ2022/03/10

北京パラリンピック2022 アルペンスキー 森井大輝(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

 アルペンスキーは男子大回転が行われる。各選手2回ずつ滑り、合計タイムを競う種目で、回転に次いで旗門数が多い。高度なターン技術が必要だが、スピードも求められる。また、コースは1回ずつ旗門設定が変わるため、特徴や雪面の状態を見極め、対応する力も順位を左右する。これまでのレースを踏まえ、スキー板などの用具をどう調整するからもポイントになりそうだ。

 日本の期待はまず、男子座位の滑降とスーパー大回転で銅メダルを獲得した森井大輝。3種目のスーパー複合では、前半のスーパー大回転で2位につけたものの、後半の回転で旗門を通過できず途中棄権と残念な結果に。しかし、悲願の金メダルへ、前向きの姿勢を崩すことはない。大回転は2006年トリノ大会で自身初のメダルを獲得した種目だけに、期待したい。

 座位は鈴木猛史にも注目だ。スーパー複合ではスーパー大回転11位から、回転で追い上げて5位。回転をもっとも得意にしているが、大回転も2010年バンクーバー大会銅メダル、2018年平昌大会4位の実績があり、期待が高まる。平昌大会大回転5位の狩野亮、立位の東海将彦らの滑りも見もの。外国勢ではこれまでの3種目すべててメダルを獲得している視覚障がいのヨハンネス・アイグナー(オーストリア)、座位のイェスペル・ペデルセン(ノルウェー)、立位2種目金メダルのアルチュール・ポシェ(フランス)らに注目。

 車いすカーリングは予選リーグ最終日。10試合が行われ、準決勝に進む4チームが決まる。前日までに各チーム10試合中8または9試合を終え、8勝2敗のスウェーデンと、2連敗の後に6連勝した中国がトップに並んでいる。3位は6勝3敗のカナダが、4位は5勝3敗のスロバキア。上位4チームが優位に立っているのは間違いないが、5位タイの韓国、ラトビア、アメリカは3チームとも4勝4敗で、十分逆転のチャンスがある。韓国とアメリカの直接対決もあり、最後まで見逃せない試合が続く。

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