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石橋凌と木村多江が「やんごとなき一族」の当主夫妻に。倍賞美津子も出演2022/03/08

石橋凌と木村多江が「やんごとなき一族」の当主夫妻に。倍賞美津子も出演

 石橋凌、木村多江、倍賞美津子が、フジテレビ系で4月14日にスタートする連続ドラマ「やんごとなき一族」(木曜午後10:00)に出演することが分かった。

 ドラマの原作は、「Kiss」(講談社)で連載中のこやまゆかり氏の同名コミック。庶民の家庭から上流社会の一家に嫁ぐことになった主人公・篠原佐都(土屋)が、理不尽な家のしきたりや親族内の複雑な人間関係に翻弄(ほんろう)されながらも、夫・深山健太(松下)と共に真正面から立ち向かい奮闘する“アフター・シンデレラ・ストーリー”。土屋、松下をはじめ、尾上松也、松本若菜、渡邊圭祐、松本妃代、馬場ふみかが出演する。

 石橋が演じるのは、健太の父であり深山家当主の深山圭一。佐都にとっては義父にあたる。下町育ちである佐都を認めず、健太との身分の格差を理由に2人の結婚を猛反対する。深山家のすべては当主である圭一が決めている。独裁的とも思えるそのふるまいは、江戸時代から400年以上続く深山家の当主として、先祖代々の土地と財産を守り抜いてきたという強烈な自負から。深山家の利益を優先し、自分の意にそぐわない人や物事はどんな手を使ってでも排除しようとする冷徹さを持つ。一族の反対を押し切って結婚した佐都と健太を深山家に招き入れるが、そこにはある思惑がある。

 「ニュースでも取り上げられる格差、偏見、差別といった問題が、このドラマのストーリーにも通じていて、すごくタイムリーだと思いながら台本を読みました」と明かす石橋は、「主演の土屋さんとは前に親子役で共演したことがあるのですが、今回は義理の父親という役どころであり、対峙(たいじ)する関係性でもあります。前とは違ったお芝居になると思うので、これからの撮影が楽しみです」と期待している。

 木村が扮(ふん)するのは、当主・圭一の妻であり、佐都の義母にあたる深山久美。深山家の女主人という立場ではあるが、圭一の命令には絶対服従で、彼の理不尽な言動にも一切文句を言わず、愛する子どもたちを守るために耐える日々を送っている。同じ“深山家の嫁”として佐都のことを気に掛け、一族の中では唯一、彼女に対して優しく接する人物だ。しかし、久美が長年抱えているある苦悩が、大きな波乱を巻き起こすことになる。

 木村は役柄について「久美は、旦那さんからの理不尽な言動にも耐え忍んでいるという役どころですが、その根底には子どもたちへの愛があると感じました。自分が耐えることで彼らを守ろうとしている、実は強い女性なのだと思います」と紹介し、「今回夫婦役で共演する石橋さんとは、私が初めて連続ドラマに出演した時にご一緒して以来で、いい夫婦像を作っていけるのではと楽しみにしています。登場人物には少し意地悪な人たちも多く、理不尽なこともたくさんありますが、それを振り払って一歩ずつ前に進んでいく佐都の姿を見て、“周りの人を変えるには、自分が変わるしかないんだ”と勇気をもらえるようなドラマになると思います」とアピールしている。

 そして、倍賞は、圭一の母親であり、先代の妻として女主人を務めてきた深山八寿子役を務める。威厳に満ちた雰囲気を漂わせ、深山家のしきたりを重んじており、“深山家の跡取りの嫁は、一族の発展のために人生のすべてをささげるべき”という考え方の持ち主だ。上流社会で誰もが頭を下げるくらいの地位にある八寿子は、自身の女主人としての経験から佐都の行動に叱責(しっせき)するなど厳しく接する一方、彼女の行動には何か思うことがある様子。倍賞は「女主人として、皆さまとお会いできるのを楽しみにしております」とメッセージを寄せている。


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