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Fukase、映画「キャラクター」で俳優デビュー! 「またやりたいですとは、おこがましくて言えない」2021/06/02

CULTURE INTERVIEW/Fukase

 映画「キャラクター」で俳優デビューを果たすFukaseが登場。菅田将暉演じる主人公と相まみえる殺人鬼役に挑戦した彼が、作品と向き合った日々を語った。

── 本作が俳優デビューですね。

「僕はミュージシャンなので、最初はお断りするつもりでした。でも、いろんな話をさせていただくうちに気持ちが変化していって、1年半の演技レッスンを重ねた上で、出演させていただいた形です。出演の決め手になったのは、バンドのメンバーの言葉でした。必ず僕のためになるし、ライブでも生かされるものが手に入るだろうって」

── 初の演技は、凶悪な殺人鬼役になりました。

「音楽って優しいだけじゃなく、毒だったり、ある種の狂気が必要な時もあったりするので、そういった意味でも狂気と傲慢(ごうまん)さの最大値を持つ殺人鬼という役には、興味がありました。でも、殺人鬼って自分の都合で人を殺すわけですから、かなり性格が悪いわけじゃないですか(笑)。だから、最初は自分の中で殺人鬼の両角を愛せなかったです。そこから、劇中のシーンにあるような場所に足を運んで両角のセリフを言ってみたり、彼の生い立ちを掘り下げていったり、どうやったら彼を愛せるのかを模索していったという形です」

── 最初の撮影の印象は?

「『紅白歌合戦』に出演させていただいた時に、アカペラで歌い始めたことがあるんですけど、その時と同じくらい緊張しました。体って、めちゃくちゃ震えるんだなって。菅田(将暉)くんは僕が震えているのに気付かなかったって言っていましたけど、優しさかもしれないですよね。本当は気付いていたのかもしれない」

── 菅田さんとの関係性は?

「最初は、どう接していいのか分からなかったんですよ。僕は殺人鬼役だし、劇中で対峙(たいじ)する菅田くんと仲良くしていいのかどうか。なので、スタッフさんに遠回しに聞いてもらったんです(笑)。そしたら、『やりやすいように!』という返事をスタッフさん経由でもらって、それから話しましたね(笑)」

── 演技で意識したことは?

「声のトーンと目線です。特に目線については、意識的に両角の視野を狭めることで、彼の純粋な狂気や執着心を表現しようとしました」

── クランクアップ後には、涙を流されたと聞きました。

「あはは(笑)。すごく楽しかったので、もう終わっちゃうんだなーって。いろんな方に言われるんですけど、初めて演技をした人は、すごく楽しかったって思うか、二度とやりたくないって思うかのどっちかなんだそうです。僕は、毎日が刺激的だったし、朝も夜も強い方じゃないけどつらくなかったし、終わってしまうのが寂しかったし、もうちょっと長く続けたいなと思って。それで、涙が出たんだと思います」

── 映画ファンとSEKAI NO OWARIのファン、それぞれにメッセージをお願いします。

「映画ファンの方たちにお伝えしたいのは、『1年半の演技レッスンを重ねて、初めての演技に臨みました。一切手を抜いていないですけど、それでもまだ足りていないかもしれません。でも、レビューサイトなどでの採点は優しめにしてくださいね。お願いします!』ということですね(笑)。自分たちのファンには、『お前らは辛口な感想を言うんじゃないぞ! 仲間なんだからな!』って(笑)」

── 今後も俳優業を?

「楽しかった気持ちはありますが、またやりたいですとは、おこがましくて言えないです。本当に自分に合う役で、やってみたいという気持ちが生まれたら、その時に考えたいと思います」

【MY『Favorite Character』MOVIE】

「処刑人」(1999年)という映画に登場する、双子の兄弟が大好きです。2人は厳格なカトリック教徒なんですけど、ある出来事をきっかけに、神のお告げを受けて、法では裁けない罪を犯した悪人を自分たちの手で裁いていくんです。そんな兄弟ですが、2人の関係がとても美しいんです。2人は、いつもデニムにブーツ、Pコートという同じ格好をしているんですよ。僕、2人のことが好きすぎて、一時期は2人と同じ格好をしていましたもん(笑)。それくらい、大好きなキャラクターです。

【プロフィール】

Fukase(ふかせ) 
1985年10月13日、東京生まれ。B型。天秤座。SEKAI NO OWARIのボーカリストとして2011年にメジャーデビュー。7月7日に6枚目のオリジナルアルバム「scent of memory」をリリース。本作が俳優デビューとなる。

【作品情報】

映画「キャラクター」

映画「キャラクター」 
6月11日公開

ある夜、漫画家として売れることを夢見る山城(菅田将暉)は、一家惨殺事件に遭遇し、犯人の両角(Fukase)を目撃する。そしてその犯人を基に描いた漫画が大ヒット。山城は一躍売れっ子漫画家となるが、両角と出会ってしまったことで、山城の運命は翻弄(ほんろう)され始め…。

原案・脚本:長崎尚志 監督:永井聡 
出演:菅田将暉、Fukase(SEKAI NO OWARI)、高畑充希、中村獅童、小栗旬 ほか

【プレゼント】

サイン入り生写真を1名様にプレゼント!

応募はコチラ→https://www.tvguide.or.jp/news/present/
(応募期間:2021年6月2日正午~6月9日午前11:59)

ハガキでの応募方法は「TVガイド」6月11日号(P98)をご覧ください。
「TVガイド」の購入はコチラ→https://honto.jp/cp/netstore/recent/tokyonews-book/01.html

取材・文/大久保和則 撮影/DAISUKE SASAKI(SIGNO) 
ヘア&メーク/江口洋樹 スタイリング/百瀬豪

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