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ミキが“笑いの創造神”中川家・剛、サンド・富澤、バカリズムらに聞いた「M-1」必勝法とは?2021/03/19

 人気若手芸人が2本の勝負ネタを披露し、そのネタを見た“創造神”と呼ばれるベテラン芸人たちとお笑い談議を繰り広げる「笑いの創造神たち」が、3月20日にNHK総合で放送されます。

 気になる“創造神”は、中川家・剛さん、サンドウィッチマン・富澤たけしさん、バカリズムさん、東京03・飯塚悟志さん、スピードワゴン・小沢一敬さんの5人。“創造神”と言われて、身の置き所に困っているようでしたが、実力には定評のある方々ばかりです。この5人を前にして漫才をするのは、お笑い第7世代の兄弟漫才師・ミキ。そして、司会を務めるのは、お笑いが大好きだという佐藤栞里さんです。

 兄弟ならではのネタと彼らならではの掛け合い漫才を2本披露したミキは、トークパートで開口一番、「この番組、精神が削られる!」とコメント。“創造神”たちを前に漫才をするのは、とても緊張する時間だったようです。

 5人の“創造神”は、そんなミキの漫才のネタの魅力をあらゆる角度から語り始めます。ミキのネタの面白さや1本目と2本目のネタの振り幅について、兄弟ならではの漫才の形など、お笑いのプロフェッショナルだからこその目線で、ネタの面白さを次々とひもといていくのです。ネタの魅力を深掘りする“創造神”たちからは、ミキの2人にさまざまな質問も飛び出します。

 バカリズムさんは、「漫才でアドリブに見える部分って、実は台本通りなの?」などと、ミキだけでなく、ほかの神々も「それ、聞くの?」と思わずざわついてしまう質問をぶつけます。果たしてミキはどう答えるのでしょうか? さらに、「M-1グランプリ」のチャンピオンになるには何が足りないのか?」という悩みを打ち明けるミキ。それに対して、“創造神”たちは何と答えるのかも見どころの一つです。

●収録後のミキのコメント

昴生 「もしこの番組がレギュラー化したら、芸人の心削られまくりですよ! 」

亜生 「僕らは何も知らない状態でこの番組に臨めたからよかったですけど、僕ら以降の芸人さんは、こんなに丸裸にされる番組に出演するのは大変だと思います(笑)」

昴生 「飲みに行くのとは違って、先輩方とのお笑い談議はなかなか刺激的やし、1回目のゲストに呼んでいただいてめちゃくちゃ光栄でした。お笑いについてこんなに真剣に答えてくれる番組は、あんまりないですからね。だから僕、“質問終わり”のカンペが出ていたのにさらに聞いてしまって」

亜生 「なんやったら、『この際だから聞いてくれ !』と思ってた」

昴生 「この際だから禁断の質問、聞いちゃいました! そちらも楽しみにしていただけたらと思います」

 そして、超若手芸人たちのネタを見て、ブレークの可能性を見いだす「笑のテンバガー」というコーナーも。ちなみに「テンバガー」とは、短期間で10倍以上に値上がりした株のことだそうで、“創造神”たちは、超若手芸人たちの「テンバガーポイント」を見つけていきます。今回登場するのは、ガクヅケ、シンクロニシティ、金の国の3組。中でもシンクロニシティは“陰キャラ”のよしおかさんとそれに翻弄(ほんろう)される西野諒太郎さんの男女コンビで、“創造神”たちは、よしおかさんのキャラにくぎ付け! 芸人さんには珍しく、声を張らないよしおかさんに戸惑いつつも、興味津々でした。

 そして、“創造神”たちのコメントも届いています。

●東京03・飯塚悟志さん

「若手の金の国のネタはとても潔くて勉強になりました。ボケを一つだけに絞る勇気、俺忘れてたな~。それに、ほかの同業者の方々と一緒にしゃべらせてもらって、お笑いシンポジウムみたいになっていましたね(笑)。みんなボケながらも、それぞれの考え方を真剣にしゃべってね。30分番組というのがもったいない! ネタ見て終わっちゃうくらいだから、1時間は見たい濃い番組だと思います。みんな深いところまで話しました!」

●スピードワゴン・小沢一敬さん

「ミキとさらに下の世代の子たちのネタを間近で見られたのは、すごく刺激になりました。剛さん(中川家)がおっしゃった、『“M-1グランプリ”を獲るためにネタを作っているのだろうか』という話の時に、出演者それぞれのやりとりを聞いていて、“M-1”はすごく大きなものだけれども、それが全てではないと改めて気づかされ、初心を忘れちゃいけないなと思いましたね」

●サンドウィッチマン・富澤たけしさん

「『笑いの創造神たち』というタイトルが良くないなと思いました(笑)。神として出るのが申し訳ない(笑)。ミキはもう完成されているので、アドバイスを求められてもあまり言うことはなかったんですけど、偉そうなことを言った分、僕らがネタを作るときのハードルが上がりますからね。自分にプレッシャーをかけて、後輩たちに負けずにますます頑張らないといけないなという気持ちになりました。僕らも先輩から評価していただく経験をしているので、ああいう時にちゃんと言ってほしいというのが分かるんですよね。だから、『そこまで言っていいの?』というところまでみんな話したんだと思います」

●中川家・剛さん

「ミキや若手芸人のネタに、いい刺激をいただいて初心に帰らせてもらいました。神々たちはみんな普通の顔をしながら、本当はものすごく緊張していたんです(笑)。ネタに対してちゃんとコメントもしないといけないので、こういった番組に出るのはつらいんですけど、やっぱり若手芸人のネタを見たいという気持ちには勝てないんですよね。彼らの熱心さに気が引き締まりますし、この気持ちを忘れたらあかんなって思いました」

●バカリズムさん

「今回のメンバーで集まることがほとんどないので、お笑いについていろいろとお話できて楽しかったです。皆さんの発言の中に、それぞれの“お笑い感”が垣間見えましたし、このメンバーの中で僕だけピン芸人だったので、『漫才の人たちはそういうふうに考えるのか』と、僕とは違った目線はとても勉強になりましたね」

●佐藤栞里さん

「本当に緊張しました! 本番前、飯塚さんに『え! 栞里ちゃんが1人でMCするの? 重めの仕事だね~(笑)』って声をかけていただいて、おかげでプレッシャーを感じたんですけど(笑)、皆さんとても気にかけてくださって緊張がほぐれました。創造神の方々がミキさんや若手芸人さんたちに向けた穏やかな言葉から、皆さんの“お笑い愛”を感じた濃密な時間でした。きっと見ている方の人生にも響くんじゃないかなと思うほど、熱く真剣に向き合われていました! ミキさんが“M-1”のお話を相談されていた時、お二人の横顔をずっと見ていたんですが、見たことがないくらい真剣なまなざしをされていて。あとから『こんな機会ないから大事にしたかった』とおっしゃっていたので、芸人さんそれぞれにとってもすてきな時間だったんだなと感じました」

 さらに、番組制作陣も直撃しました!

――“創造神”として、この5人の方が選ばれた理由を教えてください!

「まずは漫才やコントの方など、ある程度ジャンルがバラバラになるようにしたいということがありました。最初にこの5人がそろったらいいなと希望していましたが、正直、スケジュール的にそろうのが難しいだろうと思っていたんです。ですが、運良く、皆さんにご出演いただくことができてうれしかったです」

――お笑い第7世代のミキと超若手芸人のネタがありましたが、収録をされてみていかがでしたか?

「ミキの2人だとネタはある程度出来上がっているので、今後お笑いをどうしていきたいのかという展望などを5人と話してもらえたらうれしいなと思っていました。若手については、割と純粋にテクニカルの部分でリアルなアドバイスになると若手の人にもプラスになるかなと思っていたので、話す内容は分けたいと思っていましたね」

――超若手芸人の3組はどのように選ばれたのでしょうか?

「元ハリガネロックのユウキロックさんや元エレファントジョンのガッテン森枝さんなど、若手のお笑いに詳しいいろんな方に聞いて、リストを作り、その中から約12組をオーディションして今回の3組にしました。いろんな意見があったので、3組に絞るのも難しかったです」

――超若手芸人の3組と“創造神”たちとの出会いの場になってほしいという思いもありましたか?

「そうですね。本当は5人の“創造神”が知らない人にしたかったんですけど、飯塚さんに聞いたら、2組知っているって言われました(笑)。本当は『こんな芸人いるんだ』って思ってもらえるとうれしいんですけどね」

――「笑いの創造神たち」への思いや、番組を通して伝えたいことを教えてください。

「お笑いの番組はレギュラーにするのが難しいんです。この番組もどうなるか分からないですけど、できればレギュラー番組になって、ネタも見られるし、お笑いの話も聞けるという番組をやれるといいなと思っています」

――ありがとうございました!

【番組情報】

「笑いの創造神たち」
NHK総合
3月20日 午後10:35~11:05

NHK担当 K・H

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