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天野ひろゆき、14年ぶりの連ドラで好演中。相方・ウド鈴木は「相方愛」ならぬ「自分がドラマに出たい愛」!?2020/05/05

天野ひろゆき、14年ぶりの連ドラで好演中。相方・ウド鈴木は「相方愛」ならぬ「自分がドラマに出たい愛」!?

 巨大隕石の接近まであと半年の運命の渦中にある門倉家の5人が、次々と自分の正直な思いを爆発させるスペクタクルホームドラマ「隕石家族」(フジテレビ系=東海テレビ制作)は、5月9日に第5話の放送を迎えます。今回は主人公・門倉久美子(羽田美智子)の夫・和彦を演じる天野ひろゆきさんにお話を伺いました。

■14年ぶりの連ドラ出演。美女だらけの一家の主に!

天野ひろゆき、14年ぶりの連ドラで好演中。相方・ウド鈴木は「相方愛」ならぬ「自分がドラマに出たい愛」!?

── 14年ぶりの連ドラ、レギュラー出演(2006年のTBS系「おいしいプロポーズ」)はいかがでしょうか?

「3年前の刑事ものの2時間ドラマ(17年のテレビ朝日系『特殊犯罪課・花島渉』)に出演させていただいた時、ホワイトボードを使って事件や犯人の説明をするシーンのセリフが全然覚えられなかったので、今回もセリフが覚えられるか不安でした。でも、何度かご一緒している脚本家の小松江里子先生が途中からあて書きをしてくれている感覚がありまして『天野さんの役だから、後半ちょっと語尾が優しくなったかも』とおっしゃっていました。そんなご配慮もあってか当初心配していたようなことはなく、周りの方々にも恵まれて、無事に演じさせていただけたと思います」

── 和彦にとっての愛する“家族”、それぞれのチャーミングなところはどこでしょう?

「ママ役の羽田美智子さんは天然なところですね。でも、天然なのにアドリブ対応がすごくて! 同じ天然でもウチの相方のウド鈴木と違って。アイツは天然なだけです(笑)。僕がそういう人が好きなのか、僕にそういう人が集まってくるのか分からないんですけど、撮影期間中も羽田さんは本当によく笑ってくれて、楽しく過ごせました」

── 和彦の母・正子は松原智恵子さんが演じられていますね。

「松原智恵子さんは、いるだけで絵になるという究極の存在です。そこにキャリアを重ねてきた眼力や説得力があるんですよね。松原さんの『はい』というセリフと、僕みたいな若造の『はい』とは全然違うなと、重みのようなものを感じました。松原さんの目をずっと見ていたら、そのまま吸い込まれそうになりましたね」

天野ひろゆき、14年ぶりの連ドラで好演中。相方・ウド鈴木は「相方愛」ならぬ「自分がドラマに出たい愛」!?

── 長女・美咲役の泉里香さんはいかがでしょうか。

「どちらかというと人見知りタイプだと思うんです。ただ僕が壁を作らずに“何でも来い!”という気持ちで接していたら、最終的には来すぎてビックリしましたね(笑)。僕の顎の肉を手でたぷたぷしたり…。そんなシーンじゃないのにですよ!? 本当に僕のことをなんだと思っているんでしょうか(笑)」

── では、次女・結月役の北香那さんは?

「北香那ちゃんは、本当に娘のような感じでかわいらしいです。おいしいものを食べた時の喜び方が本当に屈託がなくて、“あんな娘がほしいなぁ”と思いましたね」

■どんどん“家族”になれたのは「楽屋がない」から!?

天野ひろゆき、14年ぶりの連ドラで好演中。相方・ウド鈴木は「相方愛」ならぬ「自分がドラマに出たい愛」!?

── 控室では、積極的に共演者の皆さんとセリフ合わせをしていらっしゃいましたよね。

「今回、一軒家を借りて撮影しているから楽屋がないんです(笑)。広めの一室を控室にしてみんなで使っているので、今回のようなホームドラマにはそれがいいんですよ! 楽屋の隅で誰かが寝ている姿なんて、普通あんまり見ないですよね。“北香那ちゃん、疲れているんだな”とか、“(森本翔太役の)中尾暢樹くん、また寝ているな”とか、すぐ分かるんです。どんどん家族のようになれたのは、楽屋が個別じゃないというシチュエーションもよかったのだと思いますね」

── そして、天野さんは、撮影現場でよく鼻歌も歌っていらしたような気がします。

「僕は歌が好きで、無意識にそのシチュエーションに合った音楽を歌っているようで、家でもよく言われます。現場では自分の長ゼリフが終わると気が抜けて歌っている時もあって、共演者に『自分が終わったからって!』と怒られることも…。それは申し訳ないなと思っているんですけど、歌うのは“周囲を和ませよう”とかでなく、自分の緊張をほぐしているのです(笑)」

■相方・ウド鈴木の“自分がドラマに出たい愛”がすごい

天野ひろゆき、14年ぶりの連ドラで好演中。相方・ウド鈴木は「相方愛」ならぬ「自分がドラマに出たい愛」!?

── 撮影初日に、ウドさんから「殿様のだだちゃ豆」という差し入れがありましたね。

「それは“明石家さんまさんの心を鷲づかみにしただだちゃ豆”と言われていまして、今回のスタッフにも人気でした。ただ、差し入れは“相方愛”じゃなく“ドラマに自分が出たい愛”なんですよ。実は今、パソコンをマネジャーと連動してスケジュール管理をしているから、アイツが検索するワードも分かるんですが、“ウド鈴木 役者”とか“ウド鈴木の可能性”とか、自分のことばかり調べているんです! 今回も僕より先に台本を読んでいる時があって、しっかり出演にまでこぎ着けましたからね」

── そうだったのですね(笑)。

「今回2人で共演するシーンがないのは、僕が共演NGを出しているからです。やっぱり役者に集中したいので…なんてうそです(笑)。2人が一緒に映ると“キャイ~ン感”がすごくて、見ている人も気になっちゃうんじゃないですかね?(笑)」

── 第4話では片瀬清一(中村俊介)との関係に進展がありましたね。

天野ひろゆき、14年ぶりの連ドラで好演中。相方・ウド鈴木は「相方愛」ならぬ「自分がドラマに出たい愛」!?

「男性を好きになることはないと思っていましたが、鎌倉の海でロケした時に中村さんが波止場みたいなところに立ってこちらを向いた時、シュッとしていてカッコよくて、告白しようかと思いましたね(笑)。男2人の鎌倉ロケは行くところ行くところが楽しくて、映像をつなぎ合わせた監督から『非常にいい感じですよ』とお褒めの言葉もいただけました」

【番組情報】 

「隕石家族」 
フジテレビ系 
土曜 午後11:40~深夜0:35

フジテレビ担当 M・F



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