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“お母ちゃん(井上真央)”との再会は「うれしくて、恥ずかしくて」。「少年寅次郎スペシャル」後編2020/12/10

“お母ちゃん(井上真央)”との再会は「うれしくて、恥ずかしくて」。「少年寅次郎スペシャル」後編

 1年ぶりに帰って来た「少年寅次郎スペシャル」(NHK総合ほか)。12月4日放送の前編は、山形で初恋の人・さとこ(森七菜)にもらったリンゴがきっかけで、寅次郎(井上優吏)が少年時代を懐古。大好きな兄・昭一郎(山時聡真)と母・光子(井上真央)がすりおろしたリンゴを一緒に食べて大喜びした後、病弱な兄の気持ちを思って泣いた話や、寅次郎がすりおろしたリンゴを入院中の光子に食べてもらうために、「リンゴが嫌いでじんましんが出ちゃう」と分かりやすいうそをついたエピソードが登場しました。

 どれも寅次郎の優しさが伝わってきて温かい気持ちになった人も多いのではないでしょうか。そんな寅次郎を1年ぶりに演じた藤原颯音くんと井上優吏さんから、現場の雰囲気や撮影エピソードを伺いました!

“お母ちゃん(井上真央)”との再会は「うれしくて、恥ずかしくて」。「少年寅次郎スペシャル」後編

――1年ぶりに続編が決まった時の気持ちを教えてください。

井上 「渥美清さんが演じていた寅次郎をまたやらせてもらえるのかという気持ちでした。自分でもちゃんとできていたのか分からなかったので、また呼んでもらえてうれしかったです」

藤原 「寅次郎をやれるのがめっちゃうれしかったです。その次にお母ちゃん(井上真央)に会えることがうれしかったです!」

――お母ちゃん役の井上真央さんと再会した時はどうでしたか?

井上 「久々に会えてすごくうれしかったんですけど、最初に会ったのが病気で入院しているシーンで、寝込んで弱々しい感じのお母ちゃんだったので、うれしさがありながらも、寅次郎としての悲しさが一緒にありました」

藤原 「本読みでみんなが集まった時に、お母ちゃんが『あ、寅ちゃん』って言ってくれたんですけど、うれしさと恥ずかしさで頭を下げることしかできませんでした。最初は緊張していたけど、その後はたくさんしゃべれて楽しかったです」

“お母ちゃん(井上真央)”との再会は「うれしくて、恥ずかしくて」。「少年寅次郎スペシャル」後編

――撮影で印象に残っていることはありますか?

藤原 「お母ちゃんのすったリンゴをお兄ちゃんが食べているシーンの撮影で待っている時に、僕が口パクをすると、お母ちゃんが僕のセリフを言って声を当ててくれたのが面白かったです」

井上 「前編の最初の登場シーンで、成金のようないでたちでさくら(野澤しおり)たちのもとに帰ってくるところが記憶に残っています。あのシーンがクランクインだったので、路上で商品を売る時に言う啖呵売(たんかばい)の次に印象的でした。啖呵売と『あたくし、生まれも育ちも東京、葛飾柴又です』と仁義をきるシーンは、撮影が始まる1カ月くらい前から講師の方に教えてもらって、家で何回も繰り返し練習しました」

――大変だったことはありますか?

井上 「やはり、啖呵売と仁義をきるシーンです。すごく練習したんですけど、変に早口になったり、テンションが高くなると一緒に声も高くなったりして…。それを普通にやるために、何度も何度もやらせてもらいました。ほかにも、くるま家から旅立つ別れのシーンで泣くというのが難しくて、なかなかできませんでした」

藤原 「撮影の時じゃないんですけど、僕が『おなかすいた』って声に出したら、『駄目だよ、待つのも仕事なんだから』とお母ちゃんに言われました。それで『待つのも仕事ですから』とスタッフさんに言う練習をすることになったんですけど、途中で笑っちゃって、完璧に言うのが難しかったです。お芝居はお母ちゃんとやっていると自然にできちゃいます」

――物語の前編ではリンゴが、後編ではがんもどきがドラマの軸になっていますが、お二人はリンゴとがんもどきはお好きですか? また、それぞれのシーンはいかがでしたか?

藤原 「すったリンゴは実際に食べたらおいしくて好きでした。妹のさくらとお母ちゃんから結婚したいと言われて『モテモテだな』と言いながら、1個丸々がんもどきを口に入れてを食べるシーンが印象に残っています。家でもリクエストして、おでんにがんもどきを入れてもらうくらい好きになりました!」

井上 「僕もリンゴもがんもどきも好きですが、撮影ではがんもどきもリンゴも食べることがなかったです。撮影中はリンゴの甘い匂いがしていて、お母ちゃんに作ってあげるシーンでは、見ているだけでおなかがすいてきました(笑)」

“お母ちゃん(井上真央)”との再会は「うれしくて、恥ずかしくて」。「少年寅次郎スペシャル」後編

――くるま家の家族との思い出はありますか?

井上 「今回はあまり家族の皆さんと接する機会がなかったんですけれども、昨年からすごく成長した僕のことをいっぱい話してくれたので、うれしかったです」

藤原 「前回はお父ちゃん(毎熊克哉)とあまり話ができなかったんですけど、今回は『昆布食べよう!』ってお父ちゃんの部屋に行きました。昆布がおいしくてたくさん食べていたら、お父ちゃんに『あんまり食うなよ。昆布、おなかの中で膨れて破裂しちまうかもしれないから』って言われました(笑)」

――ありがとうございました! 

 撮影以外のエピソードをニコニコしながら、たくさん話してくれた藤原くん。撮影の合間も楽しく過ごしているからこそ、ドラマの中の寅ちゃんの笑顔も自然で本当に幸せそうに見えるんだなと感じました。

後編 あらすじ(12月11日放送)

“お母ちゃん(井上真央)”との再会は「うれしくて、恥ずかしくて」。「少年寅次郎スペシャル」後編

 母・光子(井上真央)の月命日に1年ぶりに柴又にやって来た寅次郎(井上優吏)は、留守のくるま屋に入り込み、光子の遺影の隣にけんかしたままの父・平造(毎熊)の遺影を発見します。そこにさくら(野澤)やおいちゃん(泉澤祐希)やおばちゃん(岸井ゆきの)が墓参りから帰ってきて、思わず押し入れに隠れてしまった寅次郎は、そのまま思い出話を聞くはめに。10歳の寅次郎(藤原)は、やはり押し入れに隠れて騒動になったことがあり…。

【番組情報】

特集ドラマ「少年寅次郎スペシャル」
12月11日
NHK総合・NHK BS4K 午後10:00~10:45

NHK担当 K・H



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