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「モブサイコ100」主演の濱田龍臣が明かす、共演者に驚かれる能力とは?「1シーンを10分くらいでできるせりふの早覚えは自慢です(笑)」2018/02/01

 強大な超能力を持ちながらもさえない中学生・影山茂夫(通称モブ/濱田龍臣)が、仲間に支えられながら成長していく青春ドラマ「モブサイコ100」(テレビ東京)。特撮やVFXを駆使したモブの壮大な超能力バトルも見どころとなっているドラマですが、このたび、個性的なキャラクターを演じる出演者の方々にインタビューを敢行。第1弾は、主人公の超能力少年モブを演じる濱田龍臣さん。役づくりについてやアクションシーンの撮影秘話、モブに負けないような自慢の能力についてお伺いしました!

──「モブサイコ100」がドラマ化ということでかなり話題となっていますが、濱田さんの周りでは、反響はありましたか?

「高校の友達でも読んでいる子が結構多くて、ニヤニヤしながら話しかけられました。『モブやるんでしょ? 似てないっ!!』って(笑)」

── 確かに原作のモブを見ると、濱田さんがどんなふうにモブを演じるのか気になっていたのですが、見た目は完全にモブですね(笑)。

「よかったです! 髪形だけじゃなく眉毛も上げ気味にして猫背にしたり、モブに似せられるように頑張ってます」

── そういう役って珍しいですよね?

「そうですね! 結構陽のキャラが多いので、陰のキャラはあまり演じたことはないですね」

── 陰のモブを演じられてみて、いかがですか?

「感情を表せる手段が少なくなってしまうので、難しいです。陽のキャラだと全身を使って表情もしっかり出せるんですけど、それができないし、テンションも低いですから。モブの感情を言葉で表すのもすごく難しいので、それをどうしようか坂本浩一監督と相談させていただきながらやらせていただいています」

── 確かに、発する言葉がそもそも少ないですよね。

「そうなんですよ。感情が出たとしても、一見分かりづらかったりするので」

──「ウルトラマンジード」(テレビ東京系)の朝倉リクとはまたガラッと違う感じですね。

「そうですね。『モブサイコ100』の撮影は平日なんですけど、土日はリクになってイベントで地方に行かせていただいているので、もう頭がごっちゃごちゃです(笑)」

── 切り替えが大変ですね…平日は陰で、土日は陽で(笑)。

「土日はもう、パーっと発散しています(笑)」

── 濱田さんご自身とモブの役柄を比べると、結構正反対な性格になりますよね?

「そうですね。友達といる時は結構明るいんですけど、一人でいる時は基本的に自分の内輪のことにしか関心がないので、周りに気を配ったりはしないです(笑)。一人で電車に乗る時なんかも、周囲に一切興味がないので引きこもっているイメージだったり。パーソナルスペースも狭くて普段から猫背なので、そういうところは似ている気がします。でも、根本的な部分ではしゃべるのが好きなのでそこは違うんじゃないかな? ドラマの休憩時間には、共演者の皆さんや坂本監督と楽しくお話しさせていただいています」

── 霊幻新隆を演じる波岡一喜さんの印象はいかがですか?

「波岡さんが演じるシーンを見させてもらったんですけど『あぁ、霊幻さんだなあ』って(笑)。アニメのテンションをそのまま再現されていて、本当に霊幻さんなんですよね。とても真面目な方で、動きとかもご自身で考えたりされていてすごいなと思います」

── 波岡さんに濱田さんの印象をお伺いしたら「とにかくデカい!」と言われていました(笑)。

「僕も、中学生に見えるのかがとにかく不安で(笑)。たぶん見えないんでしょうけど(笑)」

── モブの弟である律役の望月歩さんと並ぶと、お二人とも大きいですよね。

「そうですね。望月くんの方がさらに大きいかな。僕は身長が176cmあるんですけど、男性キャストの中で一番小さいですからね」

── 皆さん身長が高い方ばかりなんですね!

「実写版は、全体的にみんな大きくなってます(笑)」

── ドラマでは、かなり激しいアクションシーンも見どころかと思いますが。

「3mの大きさになったエクボとの対決のシーンを撮らせていただいたんですけど、とにかく分からないまま撮影しました(笑)。僕が一人で撮ったシーンに後からエクボを合成するので、僕が撮る時には相手はいないんですけど、立ち回りはあるんですよ。試しに撮る時も3mの人なんていないので(笑)、エクボがいるであろう場所だけを見つめながらやりました。その下でアクションマンさんがエクボと同じ動きをしてくれるんですけど、3mという感覚がないのでどこから攻撃が来るのかが全然読めなくて。本番はアクションマンさんもいないので、自分で目線もつくりながら避けたり殴ったりしました」

── もう完全に想像の世界ですよね。

「そうですね、全部想像して。こう来るだろうからこう動くというように、坂本監督にいろんなアドバイスをいただきながら演じていましたね」

── 相当難しそうですね。

「汗だっくだくで(笑)。失敗しながら何回も撮らせていただきました。悪霊バージョンの小さいエクボをつかんでたたきつけるシーンもなかなか難しかったです」

── 実際は、エクボがいないわけですもんね。

「想像で握ってました(笑)。なので、想像力がかなり鍛えられています!」

── モブは中学2年生という設定ですが、濱田さんご自身はどんな中学生だったんですか?

「中学生の頃は、バドミントン部に所属して頑張っていましたね。あと、その時から『俳優として成長していきたい』という思いはありました」

── もし中学時代にモブが同じクラスにいたとしたら、友達になっていたと思いますか?

「何かしら話しかけはしているかもしれないですね。このキャラがいたら、興味本位でまず『その髪形どうしたの?』って聞くと思います(笑)」

── 今時なかなかない髪形ですもんね(笑)。

「『誰に切ってもらったの?』って聞くかなあ(笑)。そこから色々話を聞いて仲良くなりたいです」

── モブは超能力を持っていますけど、もし濱田さんが超能力を使えるとしたらしてみたいことはありますか?

「瞬間移動したいですね! この仕事をしていると移動時間が長いので、そこを楽にしたい(笑)。シュンッて移動できたらギリギリまでゆっくり寝ていられますもんね!」

── 逆に「この能力だったら誰にも負けない」という自分にしかない能力を教えていただけますか?

「せりふを覚えるのはすごく早いと思います! 1シーン10分くらいで覚えられるんじゃないかな? 事前に台本を読ませていただいて、あとは現場でどういうふうに撮影するかという段取りを確認したら、もう覚えてるぐらいですね。原作を2~3回読み込ませていただいているのもあって、このシーンはこういうニュアンスでモブの感情の動きがあるという流れを最初につかんで、あとはせりふの重要なポイントを押さえながら演じています。細かいところは、現場に行った時にそのニュアンスになるように自分の中でつくりあげていく感じですね。せりふに関しては、短いものだと名詞で覚えて、あとは感情やニュアンスの流れ、モブのキャラクターとしての言い回しを意識しています。そうしながら声に出しているうちに、自分の頭の中に写真みたいにどんどんイメージされていくので。自分の頭の中でドラマの台本をイメージして、その中で、この人がこういうせりふを言ってこういう動きをしたら次に僕がこのせりふを言う、というような流れが入ってきますね。そうやって3回くらい本番をやらせていただくと、全部覚えられているかな。他の人のせりふも覚えちゃうくらい(笑)」

── 前からその覚え方なんですか?

「いや、中学時代の後半頃からですね」

── どの撮影現場でも同じような覚え方をされているのですか?

「はい! 『ウルトラマンジード』の時もずっとそうでした。その時はせりふ自体が少なかったんですけど」

── その能力すごいですね! なかなか他の俳優さんはされていない覚え方ですよね?

「そうですね。だから、共演者の方にこの話をすると『変だね!』と言われます(笑)」

── 皆さんびっくりされません?(笑)。

「されますね! 『え!? 何言ってんの?』って(笑)」

── ですよね(笑)。台本を読み込む方が多いと思うので、皆さんその能力欲しがりそうですね!

「結構自慢できる能力です!(笑)」

── 素晴らしい能力のお話、ありがとうございます! それでは、最後にドラマの見どころを改めて教えていただけますか?

「原作の再現度は結構高くできているつもりです。すごく個性的なキャラクターが多い中、ほぼすべてのキャラクターが再現できています! 出演者の皆さんが、原作のキャラの延長線上にいるようなイメージのキャラづくりをされているので、そういう部分でお芝居の細々したところがすごく面白くなっているんじゃないかな。ほかにも、実写でしかできないようなこともやっているので楽しく見ていただけたらなと思います。原作を知らない方は『こんな話なんだ、じゃあ原作も読んでみよう』と感じてもらえるだろうし、原作ファンの方も『ここってこういうことだったんだな』と気付いてもらえることがあれば、すごくうれしいかなと思います!」

 にこやかにいろんな話をしてくれ、とてもすてきな濱田さんでした。写真撮影の時には進んでリクのポーズをとってくれるなど、サービス精神旺盛な一面も。想像力が鍛えられたという壮大なバトルシーンにも注目しつつ、濱田さん演じるモブの成長をお楽しみください!

【プロフィール】

濱田龍臣(はまだ たつおみ)

2000年8月27日生まれ。千葉県出身。ドラマ「ウルトラマンジード」(テレビ東京系)、「キャリア~掟破りの警察署長~」(フジテレビ系)、「模倣犯」(テレビ東京系)、映画「疾風ロンド」「HIGH&LOW THE RED RAIN」「ハイヒール革命!」「ガッチャマン」などの話題作に出演し、多方面で活躍。「劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!」が3月10日公開予定。

【番組情報】

木ドラ25「モブサイコ100」  
テレビ東京 
木曜 深夜1:00~1:30 
BSジャパン 
火曜 午後11:00~11:30

取材・文/鬼木優華(テレビ東京担当)
撮影/中越春樹

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