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古舘伊知郎が1964年のパラリンピックを名調子で魅せる!「人間が変わるきっかけやヒントがあるかもしれない」2020/08/22

 来年開幕を迎える「東京パラリンピック」。この「パラリンピック」という名称が初めて使われたのが、今から56年前に行われた1964年の東京大会だということをご存じでしょうか。開幕のちょうど1年前にあたる、8月24日放送の「ハートネットTV」(NHK Eテレ)では、そんな歴史的大会を、“言葉の魔術師”古舘伊知郎さんが独自の視点で徹底的に深掘りします。現在は実施されていないユニークな競技から、この大会が人生の転機となった日本人選手たちの知られざる人間ドラマまで、30分ノンストップの“オールべしゃり”スタイルでお届けします!

 収録を終えた古舘さんは、当時東京パラリンピックで卓球・女子ダブルスなどに出場した小笠原文代選手を挙げ、「今ほど女性の活躍が明るみに出ていない時代に、女手一つで娘を育て上げたんですよね。大変な病気を患って車いす生活になったにもかかわらず、娘たちにいろんなことを見せたい、母ちゃんの生きざまを見てくれと。『あなたたちも明るく強く生きなさい』と子どもたちに教えるかのように、開会式の入場時に旗手を務め上げたんです。これは見上げたものだなと、ぐっときましたね」と印象的だったエピソードを明かしました。

 同番組内「パラマニア」の企画で、全22競技の実況も行った古舘さんは、「パラスポーツにはすごく興味があります。どの競技も、自分のハンディキャップを逆利用したかのような動きを見せるんです。“車いすフェンシング”に至っては、実況が全く間に合いませんでした。早すぎて、競技中に一切しゃべれなかったのは人生で初めてでしたね。打ちのめされました」とパラスポーツの実況の難しさを感じたとのこと。あの古舘さんが実況を戸惑ってしまうスポーツがあるとは驚きですね…。

 さらに、番組を通して「人間の弱さの一つに、“弱さを出せない弱さ”があると思うんです。ただ、今回ご紹介させていただいた方々は、弱さを隠している暇がない、弱さをしっかりと出す強さがあると感じました。そこから人間が変わるきっかけや、ヒントがあるかもしれない。それをパラリンピックから教わりました」と選手たちの心の強さに感銘を受けたようでした。

 最後に、「来年のオリンピック、パラリンピックを楽しみにしてる方々や、パラリンピックに興味を持っているけど、昔のことは知らなかったという方にはもちろん、今のパラリンピアンや当時出場されていた選手の方にも見ていただきたいですね」と期待を込めて語りました。

 “日本のパラリンピックの父”といわれる故・中村裕医師が、「スポーツは障害者の社会復帰につながる」と考え、開催に奔走し実現させたパラリンピック。当時は病院にいるのが当たり前だった日本の障害者たちに大きな衝撃を与え、今のように地域へ出て働くという歴史の大きな転換点となりました。今まで知らなかったパラリンピックの歴史や、選手たちのドラマティックな人生を、“古舘節”の語りで魅せます。ぜひご覧ください。

【番組情報】  

「ハートネットTV」
NHK Eテレ
月〜水曜 午後8:00~8:30

NHK担当 M・M

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