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生田斗真×宮藤官九郎の挑戦作「JOKE~2022パニック配信!」制作陣も大絶賛の生田の演技に注目!!2020/08/08

生田斗真×宮藤官九郎の挑戦作「JOKE~2022パニック配信!」制作陣も大絶賛の生田の演技に注目!!

 宮藤官九郎さんが脚本を担当し、生田斗真さんがほぼ1人で芝居をする特集ドラマ「JOKE~2022パニック配信!」(NHK総合)が8月10日に放送されます。生田さんが演じるのは、不祥事を機に漫才コンビ・俺んちを解消した芸人・沢井竜一。テレビ番組をすべて降板し、自ら“ステイホーム”を選んだ沢井は、AIロボット・JOKEを相方にして大喜利番組をネットで配信して再起を図るのですが、生配信中に1本の奇妙な電話がかかってくることで事態が急変。とんでもない事件に巻き込まれていきます。コロナ禍ならではの挑戦的な作品に挑んだ生田さんと脚本の宮藤さん、そして制作陣から制作の経緯や制作過程でのエピソードが到着!

「台本はラブレターのようでもあり、設計図のようでもあるので、それを読み解くのが楽しい」(生田斗真)

――今回の企画と台本に対する印象を教えてください。

「社会風刺もあり、ブラックな部分もあって、本当に宮藤さんらしい作品に仕上がっています。本来この期間にあるはずの仕事が全部延期になってしまった状態だったので、そこに『一緒に仕事しませんか』というお話をいただけた。そういうタイミングというか、縁みたいなものも感じました。とにかく、1人の芸人がステイホームで生配信をする中で、社会と関わらざるを得ないというストーリーが面白いですし、こういう時代だからこそのドラマになったと思います」

――宮藤さんの脚本を読んでいかがでしたか?

「1回読んだだけで、あちこちに張られた伏線がスッと回収されて、腑(ふ)に落ちてしまうような脚本になっていて、宮藤さんはさすがだなと思いましたね。ゲラゲラ笑いながら読みました。撮影が始まるまであまり日はありませんでしたが、ずっと台本を読んで過ごしていたので、宮藤さんが何を求めているのかを感じながら、深いところまで読み込めた気がします。脚本家とのやりとりは、その深いところにあると思っていて。『このセリフはこういうふうに言ってください』と直接指示されなくても、全部台本に詰まっているような気がするんです。ある種ラブレターのようでもあり、設計図のようでもあるので、それを読み解くのが楽しい。そういう深いやりとりを宮藤さんとは長年できているような気がします」

――ほぼ1人でお芝居をするというドラマでしたが、演じてみてどうでしたか?

「本当にほぼ一人芝居なので、台本まるまる1冊暗記した感じです(笑)。ドラマの起承転結や緩急を自分のお芝居でつけていかなければいけないというのは、かなりチャレンジングだったなと思います。長回しで撮影していたので、演劇に近いような感じでした。AIスピーカーや電話とのやりとりは、相手の役者さん全員が現場に来てくださいました。生でやりとりできたので、ちょっとした間とかもリアルになりよかったなと思います」

――芸人・沢井はどんな人物だと思われますか?

「沢井は不祥事を起こして自粛生活を送っています。『テレビなんか出たくないし、ネットで生きていけるし』と言いますが、それは強がりで悔しさや寂しさ、誰かとつながっていたいという気持ちがあるんだろうと思いながら演じていました。芸人なので一発ギャグを披露する場面もあるんですけれど、台本には一発ギャグが文字だけで書いてあるんです。これを普通に読んでも一発ギャグには聞こえないので、家で言い方や動きを考えたのですが、その時は芸人さんって大変なお仕事だなと思いましたね」

――最後に、視聴者へのメッセージをお願いします。

「テレビをつけても暗いニュースが多く、気がめいってしまうことばかりかもしれませんが、このドラマを見ている時間は、安らげる時間が提供できたらと思っています。笑ったり、ドキドキしたり、ハラハラしたりと、楽しんでもらえたら。最初から最後まで飽きないで見られるようなドラマになっているんじゃないかなと思います」

 また、脚本を書いた宮藤さんからは、以前から温めていた作品だという事実が明らかに!

【宮藤官九郎さん コメント】
「今こそやるべき企画なんじゃないか『テレビに見切りをつけたお笑い芸人が、自宅から動画の生配信を始めると、1本の脅迫電話がかかってきて…』という物語を、水田伸生監督と昨年ぐらいから温めていたのですが、現実の方がどんどん先に進み“テレワーク”“リモート”“ステイホーム”が当たり前になってしまいました。これは今こそやるべき企画なんじゃないか。何しろ出演者は(ほぼ)たった1人。三密になりようがない。むしろ早くやらないと。見切り発車で書いた割にはうまくいったと思います。制約を逆手に取った挑戦的なリモートドラマ。何より、生田斗真くんのスケジュールがあいてた!という奇跡。45分の膨大な(ほぼ)独り言。お楽しみに」

 そして、制作スタッフからは生田さんを大絶賛するコメントのオンパレード!!

【水田伸生監督 コメント】
「初めてのNHKドラマの演出は“一人芝居”。難易度が高過ぎる…。たくさんの出演者がいれば、その人数分の魅力が集まる訳で、演出のあらも目立たないだろうに。『これだけは』とお願いしたのは“リハーサル”。最近のドラマではやらなくなりましたが、間違いなく必要だと感じまして、稽古場で、小道具を用意して…。はい、びっくりしました。恐るべき生田斗真さん!  CMがありませんから正味45分、台本86ページ、稽古初日に膨大なセリフのすべてを覚えていました! いわく『蜷川幸雄さんの稽古場は初日から立つから(セリフは入れて行く)』」とサラリ。なんて格好いいんだ、生田斗真!  実際、撮影時に生田さんのNGはなし。宮藤官九郎さんの振幅の大きなシナリオを生き生きと演じてくださいました。あ、もう一つ生田斗真の格好いい話を。劇用の写真撮影日、生田さんの入り時間は9時45分で着替えてメークして10時、出発時刻は11時…。『早く入ってもらって、申し訳なかったね』と謝ったら、『気持ち作ってますから』と笑顔で。いや、ガールズバーで酔っ払ってるだけの“気持ち作る”ような撮影じゃないから!  どこまで格好いいんだ…生田斗真!」

【制作統括・訓覇圭さん コメント】
「ある日、水田さん、そして宮藤さんから立て続けに連絡が入った。一緒にやってほしい仕事があるとのこと。なんだか隣り組のみこしを担がせてもらえる感じがしてワクワク。宮藤さんいわく『今までやったことのない挑戦なんで、成功するかどうかは分かりませんが、いいですか?』だそうで、二つ返事。お二人ともいいお年なのに、この弱り切った時代に“挑戦作”なんて乗っかるしかない。なんでもコロナ前に考えていた企画らしく、確かに未来を予見していたかのような内容、才能ある人たちはやっぱりすごい。とにかく一刻も早く放送を!ということで怒濤(どとう)のようなスケジュールを組み、疾走中です。今も続くこのワクワク感を伝えることが、この企画の成功だと信じて、最後まで“挑戦!”」

【制作統括・仲野尚之さん コメント】
「2020年4月9日。新型コロナは日本を席巻し、緊急事態宣言が発動され、日本中のドラマ撮影がストップしました。あるドラマは中止になり、あるドラマは延期を余儀なくされました。5月25日宣言が解除され、慎重に撮影が再開されました。日々変化するコロナの状況と、それに対応して変化する撮影の状況。そんな渦中に、本作の準備は始まりました。舞台は2年後。リモートワークが浸透した世界。宮藤さんの一筋縄ではいかない脚本を、水田監督が丁寧に具現化していきます。そこに生田斗真さんが加わり、リハーサルを重ねました。ワンセットの閉鎖空間ながら、外ではさまざまな出来事が巻き起こります。撮影はじめ、監督と長年組んできたスタッフたちが、的確に準備を進め、撮影はその準備が功を奏し、とても順調に進みました。コロナ禍の中、私たちが表現できることは何か? 今できる最善を尽くす。息もつかせぬ45分間、ぜひ楽しんでください」

 制作陣から大絶賛されている生田さんの芝居はもちろんですが、芸人・沢井としてどんな一発ギャグを披露してくれるのか、ぜひそこにも注目していただきたいと思います。

【番組情報】

特集ドラマ「JOKE~2022パニック配信!」
NHK総合
8月10日 午後10:00~10:45

NHK担当 K・H



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