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工藤美桜、座長・桐谷健太からのアドバイスに「私も将来こんな先輩になれたら」──「院内警察」インタビュー2024/01/26

工藤美桜、座長・桐谷健太からのアドバイスに「私も将来こんな先輩になれたら」──「院内警察」インタビュー

 フジテレビ系で放送中の“金9”ドラマ「院内警察」。ヤングチャンピオン(秋田書店)で連載中の「院内警察 アスクレピオスの蛇」を原作とした本作は、日本ではまだなじみの薄い“院内交番”を舞台に、桐谷健太さん演じる元警視庁捜査一課刑事・武良井治と、瀬戸康史さん扮(ふん)する天才外科医・榊原俊介の“正義”がぶつかり合う、新感覚の医療エンターテインメントです。

 今夜1月26日放送の第3話では、麻酔科医・白石葵(馬場ふみか)の妹で整形外科の看護師・白石日向が登場します。TVガイドwebでは日向役を務める工藤美桜さんを直撃。共演者の印象や、憧れだったという看護師役で予想外のシーンに苦戦したエピソード、長濱ねるさんに対する“ある思い”などが明らかに…!?

──まずは、日向の人物像について教えてください。

「心優しくて繊細な女の子です。患者さんたちには“オアシス”と言ってもらえるような存在なのですが、人に迷惑をかけたくないという思いが強いので、1人で抱え込みすぎてしまうところもあります」

──表面上は柔らかい女の子に見えて、何か悩みを抱えているような人物でもありますが、演じる上で大変だったシーンはありましたか?

「タバコを吸うシーンがあったので、吸う練習をしました。でも本番で気付いたのですが、消し方の練習をしていなくて(笑)。タバコは短いと消しやすいみたいなのですが、結構長めに残してから消すというシーンだったので、そこでは何回もNGを出してしまいました」

──練習とはどのようにされたのでしょうか?

「普通のタバコを吸うのはドキドキするので、茶タバコという茶葉で作られたタバコを使って練習しました。本物の味は分からないので、リアルかどうかは不明ですが…(笑)」

工藤美桜、座長・桐谷健太からのアドバイスに「私も将来こんな先輩になれたら」──「院内警察」インタビュー

──看護師役を演じることが憧れだったとコメントされていましたが、撮影に入る前に準備したことなどはありますか?

「医療用語が全く分からなかったので調べることはもちろん、整形外科医の看護師になるまでの過程についても調べました」

──そもそも、看護師役に憧れることになったきっかけはあったのでしょうか?

「『ナースのお仕事』(フジテレビ系)というドラマです。ドラマの記憶がすごく鮮明に残っていて『私もこんなドラマに出てみたい!』と思ったのがきっかけですね。本作では少し影が見えるようなギャップのある看護師役なので、『ナースのお仕事』のような快活な看護師もいつか演じてみたいです」

──ご自身のナース姿を見ていかがですか?

「ハマっていると思います! 他の職業のいろん格好をさせていただきましたが、ナース服はしっくりきました」

工藤美桜、座長・桐谷健太からのアドバイスに「私も将来こんな先輩になれたら」──「院内警察」インタビュー

──本作では初共演の方が多いと思いますが、まずは桐谷さんの印象について教えてください。

「桐谷さんは、私が『ここのお芝居はどうやったらいいんだろう?』と悩んでいた時に声をかけてくださって。的確なアドバイスをくださるので、自分の中でモヤモヤしていたものがなくなって演じやすくなりましたし、そんなふうに声をかけてくださる先輩を身近で見ていると、私も将来こんな先輩になれたらいいなと思いました」

──桐谷さんのアドバイスを受けた後の芝居はいかがでしたか?

「台本を見て読み取ったことと、実際に演じてみたことが自分の中でうまくバランスが取れていなかったのですが、桐谷さんからアドバイスをいただいてからは、ちゃんと感情が高ぶって、やりたかった芝居が自然とできました。すごくありがたかったです」

──同年代の長濱ねるさんの印象はいかがでしょうか?

「最初、緊張していてなかなか前室に入れなかった私に『一緒に座ろう』と声をかけてくださったりして、すごく優しい方です。私は、もともと長濱さんが出演されているテレビやSNSを見ていて好きでしたし、長濱さんが出されている本も読みました。『自分とタイプが少し似ているかも…』と思う部分もあったので、読んだ感想を早くお話したいです」

──まだご本人には伝えられていないのですね。

「そうなんです。物事に対しての考え方や、自分の機嫌の取り方などで『確かに…!』と感じる部分が多かったので、共通点についてご本人とお話したいですね。買ってから1日で半分以上読んでしまったのですが、もっと大切に読みたいので、お会いするまでにもう一度最初から読み直して、話したいポイントをまとめたいと思っています(笑)」

──日向の姉・葵役の馬場ふみかさんとは久々の共演とお伺いしました。

「今回、約8年ぶりに共演させていただきました。私は久々に会うと人見知りをしてしまうのですが、馬場さんに対してはだいぶ距離感近く一緒にいさせていただいています。共演者の皆さんに『なんか2人、距離近いね!?』と突っ込まれると、馬場さんが『なんか私のこと好きみたい♡』というやりとりもされていて(笑)。本当のお姉ちゃんみたいな感覚です」

工藤美桜、座長・桐谷健太からのアドバイスに「私も将来こんな先輩になれたら」──「院内警察」インタビュー

──日向は患者たちから“オアシス”と言われていますが、ご自身が癒やしを感じることは何ですか?

「自然ですね。昔から山が好きなので、緑が多い場所にすごくひかれます。休みの日は登山もしますし、植物公園に行ったり、母と公園をサイクリングしたりしています。家族と自然が自分にとってのオアシスですね」

──では、「院内警察」の“警察”にかけて、工藤さんがパトロールしているものがあれば教えてください。

「香水です! 新作や自分の好みの香りが発売される情報については、パトロールして情報収集をしています。高いと簡単に買えるわけではないので、“いつか欲しい香水リスト”にどんどん入れていっています」

──最後に、視聴者の方にメッセージをお願いします。

「今まで私が出演した作品を見てくださった方には、新しい一面を見ていただけると思います。細かい感情まで頑張って表現したので、日向の抱えていることや悩みを感じ取っていただきたいですし、今後の展開についてもワクワクしながら見ていただけたらうれしいです!」

工藤美桜、座長・桐谷健太からのアドバイスに「私も将来こんな先輩になれたら」──「院内警察」インタビュー

第3話(1月26日放送)あらすじ

工藤美桜、座長・桐谷健太からのアドバイスに「私も将来こんな先輩になれたら」──「院内警察」インタビュー

 武良井が所属する阿栖暮総合病院の院内交番に、ある入院患者がいなくなったと、整形外科の看護師・日向が駆け込んでくる。交番事務員の川本響子(長濱)は、武良井とともに整形外科へと向かう。ほどなく患者は見つかったが、日向は病棟を離れたことを先輩看護師の神谷玲子(西山繭子)から厳しく注意されてしまう。日向が業務に戻ろうとすると、ポケットからメモ紙が落ちた。拾い上げた武良井からそれを奪うように取ると、急に呼吸が荒くなってその場に座り込んでしまう日向。武良井たちは心配するが、日向は大丈夫だと告げて業務に戻る。そんな折、院内交番に麻酔科医の葵が訪ねてくる。日向の姉でもある葵は、妹が3カ月ほど前から仕事のことを話さなくなり、最近は家にも帰ってこないことから、整形外科で何か嫌な思いをしているのではないかと心配していた。

【番組情報】

「院内警察」
フジテレビ系
金曜 午後9:00~9:58

フジテレビ担当・M



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