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「ブギウギ」でスズ子のマネジャーを演じる近藤芳正、「父のような気持ちでスズ子と接しています」2024/01/25

「ブギウギ」でスズ子のマネジャーを演じる近藤芳正、「父のような気持ちでスズ子と接しています」

 NHK総合ほかで放送中の連続テレビ小説「ブギウギ」。大正の終わりごろ、大阪の下町にある小さな銭湯の看板娘で、歌って踊るのが大好きな天真らんまんな女の子・花田鈴子が、小学校を卒業し歌劇団に入団。さまざまな困難に見舞われながらも大スター歌手への階段を駆け上がっていく物語だ。今回は、スズ子のマネジャー・山下達夫役の近藤芳正が、役柄への思いや作品の見どころを語った。

 本作に出演することが決まった際の気持ちを問われると「趣里さんが『ブギウギ』のヒロインと発表された時から『あぁ、いいなぁ』と思っていました。なんとなく『楽しそうだな、何かで参加できたらいいな』と思っていたのですが、いろいろな方の出演が決まっていく中で『僕にも来ないかな』と思い、『あぁ、もう来ないかな』と思っていた時にお声をかけていただき、とてもうれしかったです」とコメント。

 自身の演じる役については「台本を読んだ時に、昔お世話になった石井光三さんのことが頭の中に浮かんできました。キャラクターは全然違うのですが、台本を読んだ時に『あ、石井社長みたいだな』と思ったんです。お世話になったので、今回の山下の役をやらせてもらうことで、ちょっとした恩返しじゃないですが、石井社長にお世話になったことに感謝をしながら演じさせていただいている部分があります。苦労した点は、やっぱり大阪ことばですね。以前演じさせていただいた『カムカムエヴリバディ』の小暮洋輔も大阪ことばでしたが、今回のほうがセリフの量が圧倒的に多いです。ちなみに小暮もヒロインたちを見守る役でしたので、今回の山下ともつながりを感じています」と分析。

 ヒロイン・スズ子を演じる趣里の印象については「10年ほど前に民放のドラマで趣里さんと親子の役で共演していますが、親子を演じるとやっぱり疑似的な親子愛ができたりするんです。趣里さんがほかでお芝居をしていたり、頑張っていたりするのを知って『大丈夫かな』と気にかけたり、芝居を見に行ったら偶然によく会うことがあり『元気?』と声をかけたりしていました。そして今回『ブギウギ』でまた共演させていただいていますが、趣里さんは以前共演した時とは比べものにならないくらい、すべてが成長していました。努力されたんだな、それが実っているんだなと思いました。舞台も多くやられていたし、いろいろな映画にも出ていらっしゃったので、その経験がよい形で身になっているんだと思います。今回の山下も父みたいなものですし、また父のような気持ちでスズ子と接しています」と明かした。

「ブギウギ」でスズ子のマネジャーを演じる近藤芳正、「父のような気持ちでスズ子と接しています」

 さらに、村山愛助役の水上恒司に関しても「山下はボン(愛助)が子どもの頃からずっと見てきて、体が弱いことも知っているので、こちらも本当に自分の子どものように思っています。演じる水上さんは初共演ですが、12週の山下の初登場シーンで、山下と愛助が久々に、『ボン!』『じい!』と対面するシーンがあるのですが、演出から『お二人は何回か共演されているんですか?』と言われたので、『いや、初共演なんですよ』と(笑)。初対面だけど、そこまでの関係性が伝わっていたようでうれしかったです」と撮影を振り返った。

 最後に、視聴者に向けて「不安定な世の中の今、こんな真っすぐなストレートな作品から僕が受けているメッセージは『人生いろいろあるけど、とにかく生きていこうよ!』ということです。この『ブギウギ』の中には、そういったメッセージがすごくつまっていると感じているので、福来スズ子という主人公を通して、それが視聴者の皆さんにも伝わればいいなと思っています」と呼び掛けた。

【番組情報】

連続テレビ小説「ブギウギ」
NHK総合
月~土曜 午前8:00~8:15ほか ※土曜は1週間の振り返り
NHK BSプレミアム・NHK BS4K
月〜金曜 午前7:30〜7:45ほか

NHK担当/kizuka



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