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水川あさみ、菊地凛子、柳葉敏郎らが連続テレビ小説「ブギウギ」に出演決定2023/02/03

水川あさみ、菊地凛子、柳葉敏郎らが連続テレビ小説「ブギウギ」に出演決定

 水川あさみ、菊地凛子、柳葉敏郎らが、NHK総合ほかで今秋放送スタートの連続テレビ小説「ブギウギ」(月~土曜午前8:00ほか、開始日未定)に出演することが分かった。

 趣里がヒロインを務める「ブギウギ」は、戦後の大スター・笠置シヅ子さんをモデルに、その人生を再構築。満面の笑みと底抜けに明るいヒロイン・花田鈴子(趣里)が、多くの困難を乗り越え、歌手の道を突き進み、人々に勇気と希望を与えていく姿を紡ぐ物語だ。

 今回発表されたのは、鈴子の両親、歌劇団の仲間たち、生涯のライバル役を演じる7人。

 柳葉が演じるのは鈴子の父・花田梅吉。香川県生まれで、大阪の下町・福島で銭湯を営み、個性豊かな常連たちの社交の場を作っている。映画と芝居と酒とおいしいものが大好きな情にもろい道楽者で、鈴子の夢を応援する。そして、母・花田ツヤ役を水川が務める。梅吉と同じく香川生まれ。いつも番台に座っていて働いており、銭湯経営の屋台骨を支えている。しっかり者で、義理と人情を大切にしており、子どもたちのことを第一に思う優しい母親だ。

 柳葉は「朝ドラは(1986年の『都の風』以来) 36年ぶりです。前回は右も左も分からない時ですべてが新鮮でした。あの時と同じ大阪で、また違った新鮮さを感じられる喜びとワクワクでいっぱいです。梅吉は本当にピュアで人間らしさがあふれていて、たとえつまずいてドジを踏んだとしても、人の愛があるオヤジです。気取らずに、皆さんが素直に受け入れていただけるようなオヤジになりたいと思います」と抱負を述べる。

 水川は「きっとヒロイン・鈴子の人格形成に影響を与えたであろう母のツヤを演じることになりました。ガハハと大きな口で笑い、人情味あふれる、懐の深い、豪快で派手な母ちゃんですが、ツヤの中にある繊細な葛藤も映し出せたらと思います。脚本家の足立(紳)さんと、またご一緒できることもうれしく、足立さんの描くツヤのセリフがスーっと体に染み込んできます。『ブギウギ』にふさわしいスタートを走り出せるよう、ツヤに没頭する日々を、心ズキズキワクワク楽しみたいと思います」と意欲を燃やす。

 また、菊地が扮(ふん)するのが、鈴子のライバル歌手・茨田りつ子。モデルは青森県出身の歌手で“ブルースの女王”と呼ばれた淡谷のり子さん。りつ子が歌う「別れのブルース」をラジオで聴いた鈴子は、感銘を受け憧れる。やがて2人は生涯のよきライバルとして、時に競い合い、時に支え合いながら芸能の世界を生きていく。

 菊地は「当時の厳しい時代を生き抜いた表現者を演じられるこの機会に、心から感謝しております。モデルは淡谷のり子さん、私が幼い頃に見ていた彼女は、強さとはかなさを合わせ持った少女のような方だった印象があります。彼女の生きざまを体現できる機会に巡り会えたことの喜びに浸っております。今から、この魅力あふれる世界に飛び込むことが楽しみでなりません」と心を躍らせる。

 加えて、「趣里さん演じる鈴子さんの大きな旅を近くで見られるこの時間を、大切に過ごしたいと思います! 不器用な私ですが、どうか皆さんに応援してもらえるように、精いっぱい頑張りたいと思います。そして、少しでも、自分が思いもよらない、すてきな時間に出合えますように」と期待している。

 そして、鈴子が入団する梅丸少女歌劇団(USK)の仲間役で、翼和希、清水くるみ、片山友希、伊原六花が出演する。翼が演じるのは、男役トップスターで、新しく入団してきた鈴子たちの教育係となり、厳しく指導する先輩・橘アオイ。鈴子の仲良し同期3人組の1人で、実家が裕福でバレエを習っていたこともあり、鈴子たちより少し実力がある才女・白川幸子(リリー白川)役を清水、不器用だが頑張り屋で真面目な性格の桜庭辰美(桜庭和希)役を片山が務める。ライバルの花咲歌劇団から移籍してきた実力派で、男役で大人気となる鈴子の後輩・秋山美月役を伊原が担当する。

 笠置さんが実際に在籍していた劇団・OSK日本歌劇団(当時・大阪松竹楽劇部)に所属する翼は、「紆余(うよ)曲折の歴史の中、大阪生まれのこのレビューのともし火を絶やしてはならないという皆さま方の熱い思いに支えられ、昨年創立100周年を迎えた弊劇団に入団して10年。今、自分の内にも笠置さんをはじめとする先輩方の魂が、確かに息づいているのを感じています。決して華やかなだけではない、強さや激しさ。どんな苦難の時も、愛してやまない歌や踊りの力で正面から立ち向かうたくましさ。そして大阪ならではのほがらかさ。橘アオイというお役を通して、ご覧いただく皆さまに、この魂を感じていただき、たくさんの元気と笑顔と勇気をお届けする一助となれますよう、技芸を尽くし、精いっぱい努めてまいります」と意気込みを語る。

 清水は「演じるリリーは、あざと小悪魔女子で、ちゃっかりした子でもあるのですが、鈴子たちとの同期の絆や、ゆくゆくはトップになる子でもあるので、芸事への真剣さはしっかりとお見せできるよう、今までのミュージカルの経験も生かし、レッスンも頑張ります!」と気合十分。

 片山は「10代の頃、大阪で芸能活動をしていました。なかなか思い通りにいかず、焦る気持ちを抑えきれないまま『べっぴんさん』のオーディションを受けた記憶があります。当時の監督に美代ちゃんという役をいただき、2話出させてもらいました。その後、東京に行ってからあの頃の私を知る監督やスタッフの方に『オーディションに来た片山さんを覚えてるよ! 1人だけイライラしてた、だから決めたんだよ』と言われました。あれから7年経ちました。焦る気持ちは原動力に変わり、いつかまた大阪制作の朝ドラに出たいと願っていました! ついに、その時がやってきました! 皆さんと一緒に作品を作るのが楽しみです!』と朝ドラとの縁を明かす。

 伊原は「東京ブギウギの歌詞『ブギを踊れば世界は一つ同じリズムとメロディよ』が大好きです。体一つで、つながれる踊りや音楽が大好きで、日本中に生きる活力を与えたパワフルな歌声、踊りとともにどんな人生があったのか、鈴子さんの人生に秋山として寄り添えることが今から楽しみです。一瞬たりともとどめておくことのできない舞台だからこその輝きを、大切に大胆にお届けできたらなと思います」と力を込める。

 さらに、作品は「六畳間のピアノマン」や「拾われた男 LOST MAN FOUND」(ともにNHK)などを担当した足立紳氏が脚本を手掛けるオリジナルストーリーであることが発表されていたが、同局の「あなたのブツが、ここに」などを手掛けた櫻井剛氏も加わることも発表された。

水川あさみ、菊地凛子、柳葉敏郎らが連続テレビ小説「ブギウギ」に出演決定

 櫻井氏は「『東京ブギウギ』の歌詞を、ずっと『こころ“ウキウキ”ワクワク』だと勘違いしていました。正確には『こころ“ズキズキ”ワクワク」だそうです。確かに『ズキズキ』だと、その奥に何か熱い鼓動を感じてワクワクしますね。ウキウキ、ズキズキ、ワクワク。戦後の日本を元気にした伝説の歌手の泣き笑い。何を思い、どう歌ったのか。その人生を皆さんと一緒に楽しみたいと思います』とメッセージを寄せている。


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