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「unknown」で話題の“チャーミングすぎる吸血鬼夫婦”、麻生久美子&吉田鋼太郎がその魅力を語る! さらに、高畑充希&田中圭への思いも明らかに2023/05/09

「unknown」で話題の“チャーミングすぎる吸血鬼夫婦”、麻生久美子&吉田鋼太郎がその魅力を語る! さらに、高畑充希&田中圭への思いも明らかに

 テレビ朝日系で放送中のドラマ「unknown」。ドラマ「おっさんずラブ」(同系)の制作チームが5年ぶりに再集結し、重い秘密を抱えた2人が愛し合うラブストーリーに凄惨(せいさん)な連続殺人事件が絡み合う、“究極の愛”を問う完全オリジナルのラブサスペンスを手掛けています。

 週刊誌のエース記者でありながら“吸血鬼”でもある闇原こころ(高畑充希)と、情に厚い警察官・朝田虎松(田中圭)は、吸血鬼ハウスへの実家訪問を経て、“夫婦”となることを決意。新たな生活をスタートさせた一方で、虎松が抱えていた秘密が明らかとなり、こころに、そして2人に関わる人々にも大きな変化が…。

 シリアスな展開で考察ブームを呼んでいる本作。その中で視聴者をくぎ付けにしているのは、闇原家の会話劇ではないでしょうか。国民的ニュースキャスターという顔を持ちながら、実は吸血鬼のママ・闇原伊織と、クラシックなマントに身を包み、「白い巨塔」の大ファンで総回診に憧れているナイトドクターであり、娘ラブ&奥さんラブな吸血鬼のパパ・闇原海造、2人の存在が作品の面白さを加速させています。

 第4話の放送を目前に控えたここでは、伊織を演じる麻生久美子さん、海造を演じる吉田鋼太郎さんのロングインタビューをお届け! 初共演となるお二人にお話を聞いていくと、作品の裏話が次々と明らかに。さらに、ダブル主演の高畑充希さんと田中圭さんに感じている思いも伺いました!

「unknown」で話題の“チャーミングすぎる吸血鬼夫婦”、麻生久美子&吉田鋼太郎がその魅力を語る! さらに、高畑充希&田中圭への思いも明らかに

――写真撮影を拝見していて、お二人の仲がすごくいいなと感じました。今回初共演となりますが、ここまでの撮影を通してお互いの印象の変化はありましたか?

麻生 「私がちょっとずつ鋼太郎さんに慣れてきたというか(笑)。最初はすごく緊張しちゃって、なかなかお話もできなかったんですけど、最近はようやく目を見て話しかけられるようになってきました。裏表がない、すごくすてきな方です」

――吉田さんは麻生さんにゾッコンというお話が制作発表会見でありましたね(笑)。

麻生 「いや、絶対にそんなことないですよ(笑)」

吉田 「これはいろいろと誤解を生むのであまりストレートに言ってはいけないのですが…(笑)、とてもすてきで想像していた通りの部分がすごく多くて。非常にシュッとしてクールなイメージを一瞬受けるけど、そういう部分もありながら、とても親しみやすい方です」

――麻生さんが演じられる伊織もすごくチャーミングだと思いますが、吉田さんから見て麻生さんが演じる伊織の魅力はどう感じていますか?

吉田 「こんなにもすてきな奥さんで、すてきなお母さんである人が実際にいればどんなにいいだろうと思ってしまう人物だし、それを麻生さんが見事にやっていらして、適役ですね。こういうことが現実であったらいいなと思いながらやっています(笑)」

麻生 「海造さんもチャーミングですよ。私が言ったら失礼なのかなとも思うのですが、吉田さん自身がすごくチャーミングな方だから、海造さんもすごく面白くて」

吉田 「面白いことをやらされているんです。非常に消費カロリーが高い現場なので(笑)」

麻生 「でも、演じられるとチャーミングでかわいすぎて、すごく引き込まれます。私、かわいい男性に元々すごくひかれるタイプなので、結婚した理由も分かるなと思いました。もちろんお芝居もですが、表情がすごくすてきで。グッとくる表情をされるのでずっと見ていたいです」

吉田 「うれしいなぁ」

「unknown」で話題の“チャーミングすぎる吸血鬼夫婦”、麻生久美子&吉田鋼太郎がその魅力を語る! さらに、高畑充希&田中圭への思いも明らかに
「unknown」で話題の“チャーミングすぎる吸血鬼夫婦”、麻生久美子&吉田鋼太郎がその魅力を語る! さらに、高畑充希&田中圭への思いも明らかに

――ドラマでは高畑さん演じるこころも交えた3人の会話劇がすごく魅力的だと思うのですが、シーンごとに話し合われたりされているのでしょうか?

吉田 「何も話し合っていないんですよ。アドリブみたいな台本になっていて、そこにさらにアドリブを加えると、アドリブだらけみたいになるから(笑)」

麻生 「アドリブが多そうに見えるんですけどね」

吉田 「そうなんだよ。今のところ、まだアドリブはないですね」

――では、こころを演じる高畑さんの印象を教えてください。

麻生 「(かみ締めながら)本当にかわいいんです。あんなかわいい子がいるんだと思って! 本当に娘だったらいいなと思うぐらいです。共演するのもすごく楽しみにしていたのですが、充希ちゃんのお芝居も自然でいいんですよね。そういうお芝居をされるのは分かっていたけど、実際に一緒にやらせてもらって、『あの自然さはどうやったら出てくるの?』と思って。充希ちゃんもまたチャーミングだから、ああいう家族が出来上がるのかもしれないですね。役作りをされている感じもしないのに、こころにしか見えないです」

吉田 「10年ぐらい前に共演した時はまだ20代前半だったから幼い雰囲気が残っていたけど、大人になって、かわいさや愛くるしさみたいなものは残っていながら、ちょっと成熟した女性の空気が出てきていて。彼女が大人になった分、この『unknown』というドラマの厚みもきっと増すのだろうなと思います。いわゆる、“かわいい充希”だけではなくて、すっかり大人の女性になって、今回は僕たちの娘役として、1人の女性としてしっかりと立っている充希がすごく見えてきて、随分と頼もしくなった感じがあります」

――こころが虎松との関係を巡って葛藤するシーンも描かれていますが、そういったシーンでの高畑さんの姿はどう映っていますか?

吉田 「彼女はいい意味で大げさな演技を全然しないんですよ。それが逆に重さを生んだり、リアリティーを生んでいるから感情移入もできる。だから、こっちも『本当に悲しんでいるんだな、追い詰められているんだな』というのがすごく伝わってきて、自然と親の気持ちになれている感じがあります」

麻生 「あのシーン、(クランクイン)初日だったんです。私はすごく緊張しながらやっていたんですけど、鋼太郎さんのお芝居が面白すぎて(笑)。最初から『すごいな、舞台を見ているみたい』となって、それで空気が一気に和んで、全体的に面白くなりました。でも、充希ちゃんはふとした瞬間にすごく引き込まれるような表情をするんです。それが自然で、見ていても『あー上手だなぁ』と思って。本当に余計なことをしないんですよね」

吉田 「そうだよね。一見わちゃわちゃするシーンに見えるんだけど、充希も一緒になってわちゃわちゃしてしまうととても軽いものになってしまう。彼女はそこをちゃんと捉えているから、やっていてもワンシーンごとに成立しているし、僕が変なことやっても大丈夫という流れができている気がします(笑)。彼女が“ベースメーカー”となって、充希の演技によって、このドラマの芝居は左右されると思います」

「unknown」で話題の“チャーミングすぎる吸血鬼夫婦”、麻生久美子&吉田鋼太郎がその魅力を語る! さらに、高畑充希&田中圭への思いも明らかに
「unknown」で話題の“チャーミングすぎる吸血鬼夫婦”、麻生久美子&吉田鋼太郎がその魅力を語る! さらに、高畑充希&田中圭への思いも明らかに

――一方で、こころが吸血鬼である秘密を打ち明けてからは、伊織と海造も虎松と関わるシーンも増えています。虎松を演じる田中さんの印象はいかがでしょう?

麻生 「田中さんとはちゃんとお芝居をするのが初めてなのですが、面白いですね(笑)」

吉田 「面白いよね」

麻生 「盛りだくさんなんです、表情も、声色も、動きも、すべてが。ワンシーンでこんなに盛り込んでくるのかという感じがして、見ていてもコロコロ変わるから、かわいらしくて楽しくて。振り回されるシーンが似合うんですよ!」

吉田 「圭は、振り回されるシーンなら日本一だよ」

――吉田さんは「おっさんずラブ」チームでの田中さんとの共演は4年ぶりになりますね。

吉田 「半年ぐらい前に久しぶりにドラマを1本やって、その時にやっぱり楽しいなと思ったんです。圭とやっていると、自分が思っていたことよりも、さらにプラスアルファのものが生まれてくる。確実にいろいろなキャッチボールができるので、僕にとってはもう得難い相手役というか、すごく大事な俳優さんだなという思いを新たにしている日々ですね」

――どんなボールを投げてもちゃんと返してくれる、と。

吉田 「必ず返す。それで、『もっと投げてこい!』みたいな感じになるんです」

麻生 「私もそう思います。一緒にお芝居をやっていくと、芝居も少しずつ変わるじゃないですか。私のささいな芝居の変化に対しても完璧に対応してくださるので、それがすごく楽しくなってきてしまって(笑)。田中さんも充希ちゃんもドンとしていますね」

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