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偶然の出会いが、行き詰まった人生を色づけ始める――ハートフルな新ドラマ「日曜の夜ぐらいは. . .」いよいよスタート!2023/04/29

偶然の出会いが、行き詰まった人生を色づけ始める――ハートフルな新ドラマ「日曜の夜ぐらいは. . .」いよいよスタート!

 ABCテレビが4月から新設する、日曜午後10時の全国ネット連続ドラマ枠の第1弾「日曜の夜ぐらいは. . .」(テレビ朝日系)。清野菜名さんが主演を務め、脚本家・岡田惠和さんがオリジナルで描く本作は、お互いの存在も知らない3人の女性があるラジオ番組をきっかけに運命的な出会いを果たし、戸惑いながらも心を通わせ始めることに。そんな彼女たちに“ある奇跡”が起こり、漫然とした暮らしの中で行き詰まっていた3人の人生が静かに動きだす姿を描き出します。

 「人生とは、家族とは、愛とは」をテーマにした本作。先日行われた完成披露試写の後には、「素晴らしすぎて余韻から抜け出せません」「3人の和やかな雰囲気、とてもすてきでした!」と参加した人からの反響も続々と集まっています。いよいよ放送を明日4月30日に控えた「日ぐら」。ドラマのPR映像(https://www.youtube.com/watch?v=YutqmQFwsM8)にも「楽しみです!」「早く放送が始まってほしい」と期待が高まっていますが、ここでは第1話の魅力を簡単にご紹介していきます。

やるせない日々を送っていた3人の女性が、運命の出会いを果たす

偶然の出会いが、行き詰まった人生を色づけ始める――ハートフルな新ドラマ「日曜の夜ぐらいは. . .」いよいよスタート!

 物語は、住む場所も暮らし方も全く異なる3人の女性たちの生活から始まります。朝早くに起き、足の不自由な母の生活を黙々と支える女性、タクシードライバーとして乗客を目的地に送り届ける道中フランクに話しかける女性、田舎の借家で細々と質素な生活を送る女性――必死に生きながらもどこかに影を落としているような、そんな3人のリアルな姿が描かれていきます。

偶然の出会いが、行き詰まった人生を色づけ始める――ハートフルな新ドラマ「日曜の夜ぐらいは. . .」いよいよスタート!

 足の不自由な母・邦子(和久井映美)との2人暮らしを支えるために、休みなくアルバイトを続ける娘・岸田サチを演じるのは、清野菜名さん。車いす生活を送る邦子のサポートを黙々とこなし、「ありがとう」という言葉にも一切笑顔を見せないサチ。自分を押し殺しながら日常を送っている印象ですが、一体どんなことを感じているのでしょうか…。

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 家族から縁を切られながらも、退屈な毎日に楽しみを求めてタクシー運転手を続ける野田翔子を演じるのは岸井ゆきのさん。一見フランクなタクシードライバーにも見えますが、その笑顔の裏には吐き出せない本音が隠れていそうなう雰囲気も。PR映像では「つまんねぇ…」とこぼす翔子が内に秘めているものも気になるばかりです。

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 両親との縁が浅く、借家暮らしを送りながら祖母とちくわぶ工場勤務を続ける孫娘・樋口若葉を演じるのは生見愛瑠さん。生見さんといえば、バラエティー番組やランウエーでの明るく華やかな姿が印象的ですが、そんな生見さんが体現する“やさぐれた若葉”は個人的には注目してほしいポイントです。さらに、宮本信子さん演じる祖母・富士子との掛け合いからも、新たな生見さんの一面が見られるかもしれません。

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 それぞれが今の生活をギリギリの状態で暮らしている姿は、どこか切なく苦しい雰囲気を醸し出していますが、そんな3人をつなぐのが“ラジオ”。サチがアルバイトをしている間、家で1人過ごす邦子はラジオを聞きながら生活をしていますが、そんな邦子は自分が参加するのは難しいと承知の上で、人気番組「エレキコミックのラジオ君」主催のバスツアーに応募!

 邦子の話をいつも通り聞き流していたサチでしたが、邦子によって代理としてバスツアーへと送り込まれることに。予想外の出来事に「意味分かんない…」と愚痴をこぼしながら集合場所へと向かうサチ、そこで同じくツアーに参加していた翔子、若葉と初めて出会うことになります。

 出会ってすぐに頭突きをする謎の洗礼を受けたりと、出会ったことのないタイプの2人に困惑していたサチですが、やがて自分が楽しい時間を過ごしていることに気づき始めます。そんなことにふと気がついたサチが思うこと、そんなサチに翔子と若葉が感じることとは? サチがこぼす本音は第1話の感涙ポイントになること、間違いありません。

結成10周年を迎えたミセスがドラマ主題歌を書き下ろし!

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 そして、「日ぐら」を盛り上げるもう一つのポイントが主題歌。作品を彩るのは、今年結成10周年を迎えたミセスことMrs. GREEN APPLEが書き下ろした新曲「ケセラセラ」。ミセスがドラマ主題歌を手掛けるのは、なんとこの「日ぐら」が初! 試写会で先に第1話を鑑賞した筆者としては、歌詞はもちろん、劇中で楽曲が流れるタイミングがなんとも絶妙…としみじみ感じています。

 この「ケセラセラ」、スペインの言葉で意味は「なるようになる」。先日公開されたMV(https://www.youtube.com/watch?v=Jy-QS27q7lA)にも「勇気をもらえる」「背中を押してくれる」というコメントが見られましたが、この「日ぐら」でも行き詰まっていた3人が抱える重たい雰囲気をガラッと変えるような、背中を押してくれるところはドラマにもピッタリなのではないかと思います。この楽曲がどんな形で流れるのかも、物語が進むにつれて、この楽曲が作品とどう掛け合わさっていくのか、ファンの方はもちろん、ドラマをご覧になる方も注目していただくと、より作品の面白さが増すはず。

 「恋愛なんか奇跡じゃない。友情こそが奇跡だ」――番組のPR映像にも登場するこのフレーズはどんな意味を持ち合わせるのか、3人の女性たちの出会いが物語をどう動かしていくのか、「日曜の夜ぐらいは. . .」第1話、ぜひお見逃しなく!

【番組情報】

「日曜の夜ぐらいは. . .」
4月30日スタート
テレビ朝日系
日曜 午後10:00〜10:54 ※初回は午後10:00〜11:04

ABCテレビ担当 S・H



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