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「桐谷健太の覚醒の作品」「劇薬のようなドラマ」。桐谷、佐野玲於、森田剛が裏社会で大暴れ「インフォーマ」会見リポート2023/01/19

「桐谷健太の覚醒の作品」「劇薬のようなドラマ」。桐谷、佐野玲於、森田剛が裏社会で大暴れ「インフォーマ」会見リポート

 一見、つながりのない人々を次々に襲う不可解な連続殺人事件を、“情報屋のカリスマ”と“ポンコツ週刊誌記者”がバディを組んで追うクライムサスペンスドラマ「インフォーマ」(関西テレビ)。原作・監修を手掛けるのは沖田臥竜氏、監督は藤井道人氏が担当。映画「ヤクザと家族 The Family」に続きタッグを組む2人が、裏社会の実態を、息つく暇もないスピード感と息をのむ圧倒的リアリティーで描いていく。

「桐谷健太の覚醒の作品」「劇薬のようなドラマ」。桐谷、佐野玲於、森田剛が裏社会で大暴れ「インフォーマ」会見リポート

 1月19日の初回放送に向けて行われた記者会見には、主演の桐谷健太のほか、佐野玲於、森田剛、沖田氏、藤井監督の5人が登壇。本作が連続ドラマ単独初主演となる桐谷は「劇薬のようなドラマが出来上がりました」と、冒頭から自信をのぞかせた。

「まさに祭りのような日々でした」

「桐谷健太の覚醒の作品」「劇薬のようなドラマ」。桐谷、佐野玲於、森田剛が裏社会で大暴れ「インフォーマ」会見リポート

 撮影は昨夏に行われたそうで、カリスマ的情報屋・木原慶次郎役の桐谷は「本当に楽しかったです。『祭りが始まったぞ』というセリフがあるのですが、毎日毎日、まさに祭りのような日々でした。疲れも感じなかったですし、とにかく刺激的でした」と振り返る。一方、ゴシップ記事を扱う週刊誌記者・三島寛治役の佐野も「撮影は2、3カ月くらいだったのですが、もうめちゃくちゃ楽しくて。何より桐谷さんとバディという形で一緒に過ごさせてもらって、毎回、『桐谷さんとしゃべるの楽しいな』と思っていました。笑い声が飛び交っている現場でした」とニコニコ。

 次々にターゲットを襲い、連続殺人事件を起こす集団のリーダーで、素性不明の謎の男を演じる森田は「台本を読んでいる時から、次が気になるドラマだなと思っていて。出来上がった映像を見て、その気持ちが増しました。第1話の冒頭のアクションもめちゃくちゃ格好よくて、『これがテレビで見られるんだ』って。いろんな登場人物が出てきますが、今後どういう絡みをしていくのか、後半にどういう関係性が生まれるのかという部分を楽しみにしてほしいなと思います」と期待を寄せる。

 藤井監督も「“3話は見なかったけど、4話は見る”みたいなドラマにはなっていないので。Netflixでまとめて見るでもいいですし、1話ずつ、毎週『早く続きが見たい』とうずうずしていただいても結構ですし。とりあえず、楽しみにしていただければと思います」と確かな手応えを感じている様子。

夜道で私服の佐野に話しかけられ「絡まれたと思った(笑)」

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 ドラマにちなみ、「まだどこにも出ていない、秘密の情報」を尋ねられた佐野は、「撮影が終わって、夜にスーパーに行こうと思って道を歩いていた時、森田さんに遭遇したことがありました。『似ている人いるな』と思ったら森田さんで。ごあいさつさせていただきました」と明かす。森田が「(ドラマで三島が着ている衣装と、佐野の私服の)ギャップがすごくて。一瞬、絡まれたと思った(笑)」と返すと、佐野は「僕、運命を感じていて。以前も焼き鳥屋さんでお見かけしたり、洋服の展示会でもお見かけしたことがあったんです。勝手に『森田さんだ!』と思っていたんです」と森田を見ながらうれしそうに続ける。その言葉を受けた森田は「すごくうれしいですね。そういう話を聞くと、今回こうしてご一緒できてうれしいです」と柔らかな笑顔で包み込んだ。

 さらに桐谷も「僕も20年前、森田さんとドラマ『ランチの女王』(フジテレビ系)でご一緒させていただきました。その時は、カットが変わったら僕がボコボコになって寝転んでいるというシーンだったんですけど、今回は一緒に切磋琢磨(せっさたくま)させていただいて、めちゃくちゃ感慨深いです」と、桐谷演じる主人公の前に立ちはだかる“謎の男”森田を前に、喜びの表情を見せた。

「情報」との付き合い方

「桐谷健太の覚醒の作品」「劇薬のようなドラマ」。桐谷、佐野玲於、森田剛が裏社会で大暴れ「インフォーマ」会見リポート

 本作のタイトルにもなっている「インフォーマ」は、桐谷が演じる木原の俗称。「社会・政治・芸能など、あらゆるジャンルに精通する情報屋の中でも、都市伝説と言われるカリスマ的存在」という役どころだが、桐谷自身は「情報が飛び交っている時代なので、それを選ぶ能力が今はとても必要なのかなと思っています。“選ぶ自由”はあるので、自分の中でそれをそしゃくして、“本当”と捉えるのか、それとも“ただの情報”として捉えるのか。自由度がある分、選択の大切さが求められる時代だと思います」と談ずる。佐野も「見極めが大事だなって。特に自分たちみたいな仕事だと、本当にいろんな情報が飛び交うので。携帯を見てもいろんな情報が発信されますし、情報と常に二人三脚で生きている、みたいな時代ですので。慎重に選んでいきたいなと、最近すごく思いますね」と言葉にする。

 続く森田は「僕はあまり意識していないですかね。元々疎いというのもありますし、直接会った人とか、自分が感じたこと、経験したことがすべてなような気もしますし…。桐谷さんが20年前の昔話を、つい先日のことのような熱量でいまだに話してくれるのがめちゃくちゃうれしいなってこととか、佐野くんは初めましての時に、俺の目の前で弁当食ってたなってこととか。自分が見たものがすべてだなと思うんです」と述べると、桐谷は「片思いだったってこと?」と問い掛ける。「いや、そんなことない」と森田が即答すると、うれしそうに「ありがとうございます」とおじぎしていた。

「桐谷健太の覚醒の作品」「劇薬のようなドラマ」。桐谷、佐野玲於、森田剛が裏社会で大暴れ「インフォーマ」会見リポート

 最後は桐谷があいさつ。「2022年の夏、最高にアツくて、超刺激的な夏になりました。本作が僕にとって連続ドラマ単独初主演なのですが、桐谷健太の覚醒の作品になったと自負しております。1人でも多くの方に見ていただきたいですし、必ず心に刺さる何かがあると思います。本日は本当にありがとうございました」と、会見を締めくくった。

「桐谷健太の覚醒の作品」「劇薬のようなドラマ」。桐谷、佐野玲於、森田剛が裏社会で大暴れ「インフォーマ」会見リポート
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【番組情報】

「インフォーマ」
1月19日スタート
関西テレビ
木曜 深夜0:25~0:55 ※Netflixにて1月12日より配信中

取材・文・撮影/宮下毬菜(フジテレビ・関西テレビ担当)



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