「警視庁考察一課」徳永えりが明かす驚きのセリフの覚え方とは? 「めちゃくちゃ手間がかかります(笑)」2022/12/19
ベテラン俳優陣扮(ふん)する刑事たちが、ひたすら考察しながら難事件を解決していく「警視庁考察一課」(テレビ東京系)。さまざまな角度から繰り広げられる考察劇はとてもテンポのよい掛け合いとなっていて、本作の大きな見どころとなっています。
ということで、作中で刑事たちと一緒に事件解決に挑む管理官・徳永りえ役を演じる徳永えりさんを直撃取材。笑える掛け合いも満載の中、常に事件の説明をしてくれる徳永管理官。長ゼリフのシーンも多いため、そういった裏話を含めてお伺いしてみました!
――ドラマを拝見すると、とにかく徳永管理官の説明ゼリフが長くて大変そうだなと感じるのですが、どのようにセリフを覚えていらっしゃるのでしょうか?
「私は、耳で聞かないと覚えられないので、私以外のセリフを自分で読んだ声をスマホなどで録音して、その音源を聞きながら自分のセリフを覚えています。『この方はこれぐらいの間合いで話されているな』と皆さんのものまねをしながら、自分のセリフの部分だけ無音にして録音しているんです。なので、めちゃくちゃ手間がかかります(笑)。長ゼリフの部分は、伝えないといけない情報を特に意識しながら、流れるように覚えています。でも、先輩方が『内容さえ合っていたら大丈夫』と優しく言ってくださるので、甘えさせていただきながら、情報として伝えないといけないところを押さえて覚えていますね」
――そんな徳永さんの努力を、ぜひこの記事で皆さんに知っていただきたいです! 撮影現場では、どういうふうに過ごされていますか?
「作品によって変わるのですが、今回に関しては、レジェンドの皆さんのグルーブ感や温度感を捉えながら、自分がどういるべきかということを一番考えています。他の作品でもそうなんですけど、現場に行って初めて分かることも多かったりするので。共演者の方はもちろん、セットや撮影技術など…アンテナを張ってリサーチしていますね。例えば、自分の部屋のシーンだと、何が置いてあるのか、なぜそれが置いてあるのかなどをスタッフさんに聞いて、演じるためのヒントを探したりします。演じさせてもらう役は、自分だけで作っているキャラクターではないと思っているので、衣装やヘアメークなども含めて、スタッフの皆さんが考えてくださっていることをできるだけくみ取りたいなと考えています」
あの流れるような長ゼリフは、徳永さんの手間を惜しまない努力の積み重ねだということが分かりました。また、現場でのたたずまいから垣間見える役柄に対する姿勢もとてもすてきです!
12月19日放送の第10話・11話合体スペシャルでは、珍しく全員がそろった考察一課に顔面タトゥー事件の新たな被害者が出たとの一報が。しかし、柳沢慎三(柳沢慎吾)は「このヤマには触るな」と事件の考察を禁じます。今回は捜査一課で犯人を挙げるとのことですが、船越慶一郎(船越英一郎)は何かが引っかかっている様子。名取悠(名取裕子)は犯人の心理を探るべく、連続殺人事件を起こした死刑囚“女殺人鬼”こと忍(中山忍)に協力を仰ぎますが…。徳永管理官の長ゼリフにも注目しながら、ぜひご覧ください!
【番組情報】
ドラマプレミア23「警視庁考察一課」
第10話・11話合体スペシャル
テレビ東京系
月曜 午後11:06~深夜0:44
取材・文/鬼木優華(テレビ東京担当)
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