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「本気になった」少女歌劇団ミモザーヌ、新しい挑戦へ! 「宝物」と「2022年の漢字」も大公開インタビュー♡2022/12/15

「本気になった」少女歌劇団ミモザーヌ、新しい挑戦へ! 「宝物」と「2022年の漢字」も大公開インタビュー♡

 2020年11月に本格始動した、広井王子さんが総合演出を手掛けるガールズレビューカンパニー・少女歌劇団ミモザーヌ。大成功で幕を閉じた夏公演「Traveling Summer」から4カ月、12月25日には待望の冬公演「The journey continues~旅はつづく~」の開催が決定しました!

「本気になった」少女歌劇団ミモザーヌ、新しい挑戦へ! 「宝物」と「2022年の漢字」も大公開インタビュー♡

 第5期生の新メンバーオーディションも開催中で、更なる飛躍を目指し挑戦を続けるミモザーヌ。ここでは1期生・17歳のいわむら ゆきねさん、16歳のちば ひなのさん、2期生・14歳のともだ りのあさん、3期生・16歳のさかもと りるはさんの4人にインタビュー。充実の夏公演で得たものや、冬公演への意気込みをお聞きしました。また、「宝物」と「今年の漢字」も特別に教えていただきました♡

充実の夏公演を振り返って

「本気になった」少女歌劇団ミモザーヌ、新しい挑戦へ! 「宝物」と「2022年の漢字」も大公開インタビュー♡

――8月18&23日の2日間、大阪と東京にて開催された夏公演。大盛況だったのではないかと思いますが、振り返ってみていかがですか? また、夏公演を経験して、成長した部分や変化したと感じる部分はありますか?

さかもと 「夏公演を通して、自分としてはすごく成長できたなと思っています。3期生としてミモザーヌに加入したんですけど、少し慣れてきたのもあって、今までで一番メンバーと心を通わせることができたのが夏公演でした。『とらとら』という楽曲で隊長を任せてもらえたことも印象に残っています」

――「とらとら」は第2部のスタートとなる楽曲でしたね。

さかもと 「この曲でお客さんを休憩から舞台に引き戻さないといけない中で、私1人でステージに出ていかないといけなかったんです。1人で舞台に立つのが初めてだったので、お客さんがどういうふうに自分を見てくれるのか分からなかったのですが、出た瞬間、皆さんがすごく温かくて。拍手も笑顔もだし、一緒に踊ってくれた方もいて、その光景が記憶に残っています」

いわむら 「前回、(いわなみ)ゆうかというメンバーが『とらとら』を担当していたんです。ゆうかが今は休団しているのでりるはが大抜てきされたんですけど、ゆうかは割と本番でも自由というか、緊張せずできちゃう子で。一方で、りるはは結構緊張しいなところがあるので、ずっと『頑張って!!』って思いながら見てたんですけど、本番では本当に堂々としていました! やっぱり2部の1曲目って、休憩から舞台にお客さんを引き戻さないといけないので、すごく大変だと思うんです。それをりるはがしっかりやってくれたから、その後もみんながしっかりバトンを受け取って、夏公演を成功させることができたんじゃないかなって思います」

さかもと 「ありがとうございます!」

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ともだ 「私は、夏公演での小道具が難しかったです。オープニングでは羽根を背負ったり、傘を持ったりしたんですけど、自分の身体で表現する時は気持ちが行き渡らせることができるのに、羽根だとあまり意識できなくて。最初はガサッと無造作に動いてしまって美しく見せられなかったのですが、夏公演を通じて“小道具の先まで自分が操る”と意識できるようになったかなと思います」

ちば 「私は、今回の夏公演で『情熱フラミンゴ』という楽曲で初めてセンターをさせていただきました。『情熱フラミンゴ』は既存の曲で、元々は団長のいまもり まなかがセンターを務めていたんです。そんな私の尊敬する大好きなまなかから受け継いで自分がセンターを任せてもらえると聞いた時は、驚きと『自分にできるのか』という不安でいっぱいだったんですけど、メンバーや先生方、広井さんが『まなかのまねをするんじゃなくて、ひなのらしいフラミンゴでいいよ』と言ってくださって。そのおかげでなんとか自信をつけて、最後までやり遂げることができました」

いわむら 「まなかから受け継ぐって、すごく重荷だろうなって思うんですよ。まなかって、それこそ団長だし、ほかの曲でもセンターを任されることの多い、オールラウンダーなすごい子なので、その後って本当にね、大変だろうなと思ってたんですけど。でもね、昔のひなのやったらうまくできない部分もあったんかもなって思うんですけど、本当にこの1、2年で、ひなのはすごく成長しているのが分かるんです。だからこそ、『情熱フラミンゴ』のセンターもやり切れたんじゃないかなって思います」

ちば 「ふふふ(笑)。ありがとうございます」

―いわむらさんはいかがですか?

いわむら 「私は、1幕(第1部)が結構長くお芝居をする場だったんですけど、最初にお稽古した時は、本当にただセリフを読んでいるだけというか…。台本を深く読み込むというのも分からなかったし、心の底から表現することが全然できなかったんです。そんな思いを抱えながらお芝居のお稽古に取り組む中で、最初は感情を込めずに棒読みをするんですけど、やっていくうちにその言葉が頭の中にインプットされていって、少しずつ自分の心からの気持ちとして言えるセリフになっていったんです。わざと感情を入れようとしなくても、自然と乗ってくるというのを体験できて。それが分かってからはさらにお芝居が楽しくなって、役に入り込む面白さを感じることができました。1幕のラストを演じた時の気持ちよさが、今も忘れられないです」

「本気になった」少女歌劇団ミモザーヌ、新しい挑戦へ! 「宝物」と「2022年の漢字」も大公開インタビュー♡

ちば 「1幕はゆきねとみあい(すずき みあい ムェンドワ)の演技がないと成り立たないから、2人はたぶんすごく大変やったと思うんです。でも私たちも、練習の時からすごく引き込まれて。それは2人の努力はもちろん、才能でもあると思うので、私たちもそれを目指して今後も頑張っていきたいなって思います」

いわむら 「いつかね、もっと大人数でお芝居もできたらいいよね」

ともだ 「したいですね~!」

日本全国、そして世界へ!

「本気になった」少女歌劇団ミモザーヌ、新しい挑戦へ! 「宝物」と「2022年の漢字」も大公開インタビュー♡

――12月には冬公演が開催ですね。レッスンの真っただ中かと思いますが、今後、ミモザーヌとしてどういうところを目指しているかを教えてください。

いわむら 「ミモザーヌの目標として、“型にはまらない”というのはすごく意識しています。お客さんが今までに見たことのないショーを作りたいですね。夏公演でもフラメンコとアクロバットを組み合わせたり、日舞も披露するなど、一つの公演に何種類も要素を盛り込んできたんです。『このグループは何を見せてくれるんだ!?』って思ってもらえたらうれしいです。一つの公演を見終わった後、『いっぱい舞台を見たな~!』という充実感を2時間の公演で味わってもらえたらいいなと思います」

ちば 「ミモザーヌは今はまだ東京と大阪をメインに活動しているんですけど、今後はもっといろんなところでやっていきたいなって思っています。九州の方も行けてないですし、地方でなかなか公演を見に来れない方もいらっしゃると思うので、私たちから九州や、東京、大阪以外の場所にも足を運んで、公演をしてみたいです。たくさんの方にミモザーヌを知ってもらいたいです!」

ともだ 「私も全国で公演をしたいです。さらには世界中を回って公演をしたいという目標もあります。今やっている楽曲にも英語の曲や、『夜来香(イエライシャン)』という中国語の楽曲があるんですけど、もっといろんな言語の曲にも挑戦したいなって。そういうふうにチャレンジを続けて、もっと世界中の人にも楽しんでもらえるショーができたらなと思っています」

さかもと 「私はミモザーヌの公演を見終わった時に、お客さんの頭の中に何か1曲でも残るものがあったらいいなと思います。それでまた公演に行きたいなとか、ライブを見たいなって思っていただけるようにこれからも頑張りたいです」

クリスマスの思い出

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――今年の冬公演は12月25日開催。クリスマスにまつわる思い出を教えてください。

いわむら 「保育園の頃、先生から『クリスマスプレゼント何がほしいですか?』と聞かれたんです。まだ保育園の時で文字は書けなかったので、先生が代わりにサンタさんへの手紙に書いてくれたんですけど、私は『シルバニアの家具』って言ったんです。でも先生が聞き間違えて、『シルバニアのハグ』って書いたんです! お母さんはそれを見て『シルバニアのハグ…?』って、頭にはてなが浮かんだそうです」

――結果、枕元には…?

いわむら 「ちゃんとシルバニアの家具がありました!」

ちば 「おー! 読み取った! さすがお母さん! この思い出の後に話すのもあれなんですけど…。私はきょうだいと一緒に、小学校の時にクリスマスツリーのところにクッキーと手紙を置いていました。朝起きたらプレゼントと引き換えにクッキーが食べられているので、それを見て喜んでました(笑)」

ともだ 「かわいい~。私は、その日は家族でクリスマスパーティーをしていて、お父さんが『トイレ行ってくるわ』って部屋の外に出て行ったんです。その部屋のドアが、少しモザイクの窓になっているドアなんですけど、そこから人影が見えて。トイレに行った後、外まで行って、また帰ってきて(笑)。そしたらお父さんが『お風呂場にプレゼントあるんちゃん?』って言うので見に行ったら本当にあったんですけど、その頃、薄々(サンタの正体に)気づいている時期だったので、確信に変わりました(笑)」

ちば 「サンタさんの格好して来るんかと思ったけど、お風呂場に置いてたんや(笑)」

――何年生くらいの時ですか?

ともだ 「小学校4、5年くらいの時で」

いわむら・ちば・さかもと 「うわ~!」

ちば 「薄々気づく頃やな~」

いわむら 「お風呂場って珍しい。枕元とかじゃないの?」

ともだ 「それ以外置くとこなかったんかも。お父さん、『お風呂場にあるかも!』って(笑)」

さかもと 「私はクリスマスのツリーを飾り付けしてサンタさんを待ってたんですけど、次の日の朝、ツリーが壊れてて。私が驚いてたら、お母さんが『あわてんぼうのサンタさんが来たんだね』って言ってたんですけど、その日、お父さんがお母さんに怒られてました」

いわむら・ちば・ともだ 「パパ~~~!」

いわむら 「どっちもパパやらかしてる!(笑)」

4人の「宝物」を見せていただきました♡

◆いわむら ゆきね「育児日誌と、アルバム」

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いわむら 「お母さんが、私が赤ちゃんの時に作ってくれていた育児日誌(右)なんですけど、すごく細かくて。何時にミルクあげたとか、私の健康状態を毎日記録してくれているんです。この間、お母さんの棚から見つけて勝手に読んでたんですけど(笑)、『家族のためにもっと頑張らないと』って気持ちになって。私が人生を生きるためのエネルギー源はいつも応援してくれる家族なので、これを見ると、『頑張って夢をかなえよう』『そのためにもっと努力しよう』って思います。もう一つ、両親が作ってくれたアルバム(左)も宝物。『あー、愛されてるんやな』って実感しちゃいます」

ちば ひなの「レッスンノート」

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ちば 「今までつらかったことや悔しかったこと、楽しかったこと、学んだこと…。ミモザーヌのことが全部詰まっているレッスンノートです。ほかに、舞台を見た感想なんかも書いてますね。このノートを見返すと、成長できてるのが分かるんです。最初の頃を今見たら『いや、見にくっ!!』みたいな(笑)。今は4冊目が終わるくらい。これを見返す時間がすごく好きで、あっという間に時間が過ぎていっちゃいます。Rollbahn(ロルバーン)のノートが使いやすくて好きで、レッスンノート以外に食事を記録するノートもあるんですけど、それもRollbahnです」

◆ともだ りのあ「サイン入りのTシャツ」

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ともだ 「総合演出の広井王子さんと、ダンスの先生方にサインをいただいたミモザーヌの公式グッズのTシャツです。2021年8月20日の夏公演終わりに書いていただいたんですけど、大事すぎて着られないんです(笑)。なのでずっと部屋に飾ってます。大好きな方たちにサインを書いていただいて、本当に宝物です」

◆さかもと りるは「小説『はてしない物語』」

「本気になった」少女歌劇団ミモザーヌ、新しい挑戦へ! 「宝物」と「2022年の漢字」も大公開インタビュー♡

さかもと 「この本は、1期生も2期生も3期生も4期生も全員、ミモザーヌに入った年に課題本として渡されるものなんです。私はこういう長い本を読むのも、自分でちゃんと考えたり、疑問を持ちながら本を読むというのも初めてだったんですけど、結末が見えない感じの本だなと思って。普段読む小説は厚さも薄いものが多いし、『結末はこんな感じかな?』って予想できたりするんですけど、この本は全然分からなかったんです。本の中に自分が引き込まれたのも初めてだったので、この本は宝物です。楽曲の中で『ここはこういう景色だろうな』と想像する力が、この本で養われたなと思います」

2022年の漢字は?

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◆いわむら ゆきね「挑」

いわむら 「“挑戦”の“挑”。“挑む”という漢字を書きました。今年はフラメンコや日本舞踊に加え、生け花のレッスンも始まったり、沖縄合宿の時にグラビアの撮影にも挑戦するなど、新しい分野に挑戦することが多かったので、この漢字を選びました。2023年ももっともっと新しいことにどんどん挑戦して、自分に合うものを探していけたらいいなと思っています」

◆ちば ひなの「変」

ちば 「“変化”の“変”です。今年は、本当に意識が変わった年でした。今までは年上のメンバーに頼ってしまうところがあったんですけど、まこと(1期生のきくた まこと。2022年1月9日の卒団公演をもって卒団)が卒団して、『もっと自分で動かないといけないな』という意識の変化があったり、いっそう舞台に本気になったり。大きな気持ちの変化があった1年でした」

いわむら 「“変(へん)”な1年やったわけではないやんな?」

ちば 「違う! 変化の変です!(笑)。書いてて思ったけど(笑)」

◆ともだ りのあ「達」

ともだ 「“達成”と“上達”の二つの思いを込めてこの漢字を選びました。今年の夏、夏公演に向けて、いくつか目標があったんです。例えば、私はがに股になってしまうことが多いので、がに股を直すとか(笑)。そういうささいなことも含めていくつか目標を達成できたので“達成”。そして今後、新しい目標に向けて“上達”したいという思いで書きました」

さかもと りるは「充」

さかもと 「今年はすごく充実した1年でした。来年はもっと自分で考えたり、目標を立てたりして、レッスンの時間を充実したものにしたいと思っています。あとは今年よりも来年の方が充実した年になればいいなと思って“充実”の“充”を書きました」

「本気になった」少女歌劇団ミモザーヌ、新しい挑戦へ! 「宝物」と「2022年の漢字」も大公開インタビュー♡
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【プロフィール】

少女歌劇団ミモザーヌ(しょうじょかげきだんみもざーぬ)
「清く、明るく、麗しく」をモットーに、「和」の文化を背負い、世界で活躍できる少女たちの成長を見守り、応援していく新しい形のライブ・エンターテインメントとして2020年11月に本格始動した、広井王子が総合演出を手掛けるガールズレビューカンパニー。J-pop、Rock、ミュージカルなどのさまざまなジャンルから取り入れた新しい楽曲とダンス、アクロバット、歌の融合で観客を魅了する。現在、1期生~4期生までの24人で活動中。

【公演情報】

少女歌劇団ミモザーヌ 冬公演2022「The journey continues~旅はつづく~」
12月25日(日) 大阪・東大阪市文化創造館
①11:30開場/12:30開演
②15:30開場/16:30開演

<出演>
少女歌劇団ミモザーヌ

※5期生募集オーディション開催中!
応募条件:2023年3月31日時点で、満11歳~満17歳までの女性。経験不問。オーディション合格時点で専属契約ができる方。
募集期間:2022年11月27日(日)~2023年1月27日(金)

取材・文・撮影/宮下毬菜



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