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細田佳央太、「ZIP!」朝ドラマ「クレッシェンドで進め」で合唱コンクール委員に!「物語の先が予測できない感じがドキドキします」2022/10/16

細田佳央太、「ZIP!」朝ドラマ「クレッシェンドで進め」で合唱コンクール委員に!「物語の先が予測できない感じがドキドキします」

 目立たないことをモットーにしてきた高校生が、じゃんけんで負けたためクラスをまとめる合唱コンクール委員になり奮闘していくドラマ「クレッシェンドで進め」(日本テレビ系)が、明日10月17日からスタートします。

 朝の情報番組「ZIP!」で放送される本作は、理系クラスに在籍する高校生たちが、大学受験を控える大事な時期に合唱コンクールに挑戦する青春群像劇。細田佳央太さん演じる樫浩太は、極力目立たないように学生生活を送ってきたものの、じゃんけんで負けてクラスをまとめる合唱コンクール委員になってしまいます。生徒全員が進路や恋の悩みなどを抱える中、樫は「一致団結」が何よりも重要となる合唱の成功に向け、クラスをまとめることができるのでしょうか。ドラマでは主人公の樫の視点だけでなく、ほかの登場人物の視点も交え、多感な時期ならではの悩みやもどかしい気持ちを緻密に表現しています。

 TVガイドwebでは、撮影の合間に主演の細田さんにインタビューを実施。役作りや合唱の練習、撮影時の雰囲気などについて伺いました。

――台本を読んで受けた作品の印象を教えてください。

「1クラス30人弱のキャストが集まる学園ドラマの出演自体が久しぶりで、ワクワクしています。各話によってドラマの視点が変わり、ほかの登場人物にも丁寧なストーリーがあるドラマだと思うので『このクラスはどうなっていくのだろうか』という楽しみと、同時に物語の先が予測できない感じがドキドキします」

――主人公の樫浩太についてはどのようなイメージがありますか?

「樫くんは僕の素顔に近いですね。目立たないように生活をするのは、人の目や状況を見ていないとできないことではないかと思います。目立つには自分が何か発信していかないといけないですけど、目立たないようにするには、周りをよく観察して合わせていかないといけないですよね。僕も目立ちたがりではないので、ほかの人の様子を気にしていたという部分は樫くんと似ていると感じます」

――周りを注視するなど観察力があるのですね。

「そうですね。僕は『あの子がどういう人なのか』などを考えながら周囲を観察することがありますね」

――役作りはどのようなことを意識しているのでしょうか。

「樫くんは、クラスの仲間に支えられ、そして自分も仲間を支えられるように成長していきます。そのため樫くんを演じる際は、クラスメートに委ねるところは委ねてしまうぐらいの感覚で撮影に挑もうと考えています」

――ドラマのテーマが「合唱コンクール」ですが、合唱コンクールや学校行事にまつわるご自身の思い出を教えてください。

「合唱コンクールは中学の3年間ありました。ただ中学生の時は大人になりきれず、子どもっぽい部分が多かったと思うので、斜に構えた感じでみんな参加していましたね(笑)。印象に残っている行事でしたら、中学3年生の学園祭で、実行委員に立候補したことです。学園祭の内容がクラス劇で、お芝居の仕事をしていたので何かしらの形で協力したくて立候補しました」

――歌うことに関してはどうですか?

「よく1人でカラオケに行くので、歌うことはとても好きです」

細田佳央太、「ZIP!」朝ドラマ「クレッシェンドで進め」で合唱コンクール委員に!「物語の先が予測できない感じがドキドキします」

――撮影現場の雰囲気はいかがですか?

「すごく明るい雰囲気です、それは間違いなく。ドラマのストーリーの中で友人グループとなっているキャストたちは、カメラが回っていないところでも、ドラマと同じように仲がいいグループとして集まって話しているという印象は受けました」

――合唱練習もされたということですが、クラスの絆が深まったと思う瞬間はありますか?

「そうですね。今はクラスの中のシーンを撮影しているのですが、その撮影の前日に合唱練習がありました。最初はあまりみんなで話していなかったのですが、合唱練習の時は、だいぶ砕けて話すことができました。今のクラスの撮影は、その合唱練習の良い雰囲気のまま移動しているような感じです。僕が指揮のポジションなので、実際にみんなを正面にした際にクラスメートと目が合うことがとても増えまして…。そこはとてもうれしいですし、クラスの雰囲気が良くなっているということは感じます」

――指揮の楽しいところは?

「楽しいところは、やっぱりみんなと目が合った時です。歌っている人とのアイコンタクトはとても重要だと実感しています」

――逆に難しいと感じるところも教えてください。

「基本、全部です。指揮を務めるにあたって、各パートの入りのタイミングの合図を出さなきゃいけないので。ソプラノやアルト、バスのパートを覚え、楽譜も全体的に頭に入れておく必要があります。どこで音が強くなっていくのか、どこで小さくなっていくのか、伴奏に任せるところなのか、指揮が頑張るところなのか…。細かい部分を含め全部を見なければいけないポジションだということを痛感しています」

――共演者の方の印象をお伺いしたいです。

「演じる樫くんと関係が深い、藤田(アルト)役の出口夏希さんや柳田(伴奏)役の桑山隆太さんの2人には、積極的に話しかけています。クラスメートを演じるキャストは年齢がバラバラです。さまざまな年齢で同じ高校3年生を演じるからこそ、みんなとの交流が大切になっていくと思います。また、萩野(テノール)役の水沢林太郎くんとは3回目の共演で、何でも相談できる仲なので安心しています」

――年齢がバラバラの中で一つのクラスを作り上げていくのが楽しみですね。

「今は撮影が始まったばかりなので、まだそこまでの余裕がないのですが、撮影が進んでいき、そういうことも楽しんでいきたいです」

――「ZIP!」朝ドラマの魅力はどのようなところだと思いますか?

「5分間という長さが絶妙ですよね。忙しい朝でも集中して見られますし。その一方で、1話が短いからこそ、物語を伝える側はすごく丁寧に作らないと、視聴者に面白さを伝えられない難しさがあると思います。制作側やキャストが一生懸命団結するからこそ作れるドラマだと感じます」

――最後にドラマの見どころをお願いいたします。

「このドラマは、主人公以外のキャラクターのサイドストーリーも丁寧に描かれている作品です。一番の見どころは合唱ですが、話によって物語の視点が切り替わり、違った目線でドラマが進むことで『このキャクターはこういう心情だったのか』『こういう思いで、この人を見ていたのか』などということが分かりやすく作られています。物語をさまざまな目線で楽しめることも見どころだと思います」

――ありがとうございます。

 インタビューでは、指揮の奥深さや合唱の練習を通じ、キャストの絆が深まる様子などについて語っていただきました。これまでクラスの中心になることがなかった樫くんは、異なる悩みを持つバラバラなクラスメートをどのようにまとめていくのか。合唱を通じ、クラスメートたちの心境はどう変化していくのか。子どもじゃないけど大人じゃない、高校生ならではの一筋縄ではいかない青春物語! 「クレッシェンドで進め」は明日の午前7:53ごろ「ZIP!」で放送です。

【番組情報】

「クレッシェンドで進め」
日本テレビ系
月~金曜 午前7:53ごろ ※「ZIP!」で放送

日本テレビ担当 W・O



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