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竹内涼真を支える“教え”は「自分が何を表現したいのかを最後までぶらさないこと」――「六本木クラス」インタビュー2022/07/14

竹内涼真を支える“教え”は「自分が何を表現したいのかを最後までぶらさないこと」――「六本木クラス」インタビュー

 2020年1月〜3月に韓国で放送後、Netflixで配信され話題を集めたドラマ「梨泰院クラス」。復讐を誓った青年が、金と権力を振りかざす巨大企業の力に屈することなく仲間と共に立ち向かっていく姿を描いたドラマが、「日韓共同プロジェクト」となってリメーク。ジャパン・オリジナル版となった「六本木クラス」(テレビ朝日系)が先週スタートしました。 

 本作で主人公・宮部新を演じるのは竹内涼真さん。不器用で無愛想ながら、真っすぐに父親からの「信念を持って生きよ」という教えを貫いて生きる新を体現しています。第1話放送後にも「悪に立ち向かう覇気のある演技は絵になる」「迫力ある演技すごかった」という声が続々と上がっています。 

 第1話では長屋龍河(早乙女太一)によって絶望の淵に立たされた新ですが、本日7月14日放送の第2話から、いよいよ“復讐(ふくしゅう)”という目的に向かい動き始めます。その放送を前に、新を演じる竹内さんを直撃取材。共演の多い居酒屋「二代目みやべ」メンバーの魅力、そして竹内さんが大事にしている“教訓”とは? 

竹内涼真を支える“教え”は「自分が何を表現したいのかを最後までぶらさないこと」――「六本木クラス」インタビュー

――先週からいよいよドラマがスタートしました。撮影現場の雰囲気をあらためて教えてください。 

「楽しいです。やっぱり原作と台本が素晴らしいからこそ、僕らのお芝居もノッてくるというか。おのずと現場の熱量も高まってきますし、自然とかき立てられるものがあります。すごく充実しています」 

――ここまでで印象に残っているシーンはありますか? 

「いっぱいあるのですが、出会いのシーンはどれもすごく衝撃的ですね。楠木優香(新木優子)との出会い、龍河との出会い、麻宮葵(平手友梨奈)との出会い、長屋茂(香川照之)との出会い、そして居酒屋メンバーとの出会い。本当にどの出会いもすごく面白くて、魅力的で濃いです」 

――第1話を拝見しましたが、どこを切り取っても出会い方が印象的だなと感じました。 

「そうなんです。実際に人間関係を築く中で、最初のファーストコンタクトってすごく大事だと思っていて。そこが台本上ですごく丁寧に描かれているからこそ、回を重ねていくごとに彼らの関係値が出来上がっていく過程を再確認できて、すごく魅力的だなと思います」 

竹内涼真を支える“教え”は「自分が何を表現したいのかを最後までぶらさないこと」――「六本木クラス」インタビュー
竹内涼真を支える“教え”は「自分が何を表現したいのかを最後までぶらさないこと」――「六本木クラス」インタビュー

――第1話では長屋グループとの出会いが多かったですが、第2話から居酒屋メンバーの面々が登場しますね。 

「葵、長屋龍二(鈴鹿央士)、内山亮太(中尾明慶)、綾瀬りく(さとうほなみ)、『二代目みやべ』のメンバーはすごく個性的で、それがすごく魅力的です。新としては『二代目みやべ』にいる時が一番自分を表現できる場所なのかな」 

――竹内さんが思う居酒屋メンバーの魅力はどんなところですか? 

「それぞれに追い求めるゴールみたいなものがありながら、またそれぞれに弱い部分やコンプレックスがあって。でもそれが、あのメンバー全員を引き寄せたような気がするんです。自分の弱い部分を見せたことによって、距離が深まったりすることもあるのかなと。すごく不器用な人たちにも見えますが、熱く、真っすぐなメンバーだからこそ、回を重ねるごとにチームとして一つになれる。それが『二代目みやべ』の魅力かなと思います」 

――そのメンバーは初共演の方が多いですが、撮影を通して印象が変わった方はいますか? 

「平手ちゃんかな。葵ってすごく振り幅が大きい役なんですが、彼女のお芝居も色彩が豊かで。いろんなカラーを持っている方なんだなと。葵はソシオパスという診断を受けるのですが、それが彼女にとってハンデとなるのか、プラスになるのか。そのワードを柔軟に表現されている印象です」 

竹内涼真を支える“教え”は「自分が何を表現したいのかを最後までぶらさないこと」――「六本木クラス」インタビュー
竹内涼真を支える“教え”は「自分が何を表現したいのかを最後までぶらさないこと」――「六本木クラス」インタビュー

――新は父からの教えである“信念を持って生きること”を大事にしていますが、ご自身が大事にされている“教訓”や“教え”を教えてください。

「やっぱり、自分が何を表現したいのかということを最後までぶらさないことです。『ここでこうやったらこう見られるかな…?』とかは、心の奥底にしまって取り組むようにしています。そうじゃないと、本来の目的からずれてしまうような気がするので」 

――より良いものを作り上げていくために、自ら意識するようになったのでしょうか? 

「どうやったら面白い作品を作れるのかというのが一番大事だと思っているので、自分たちがやりたいことが明確になっていないと、本来表現したかったものではなくなってしまうような気がしていて。だからこそ、みんなで足並みをそろえて『俺たちはこういう作品を作って、こう表現したいんだ』というのを再確認しながらやることが、いい作品につながるのかなと思います。今っていろんな情報がすぐ見えてしまうから、お芝居をする時はそういった情報は一旦置いておくようにしています」

――最後に視聴者の方へメッセージをお願いいたします。 

「こういったタイミングで、日本オリジナルの『六本木クラス』に取り組むことができて僕自身も本当にうれしいです。『梨泰院クラス』を知っている方もそうでない方も、六本木という街で一生懸命もがきながら最後のゴールまで生き抜いていく人たちの生きざまを応援していただけるとうれしいです」 

竹内涼真を支える“教え”は「自分が何を表現したいのかを最後までぶらさないこと」――「六本木クラス」インタビュー

【撮影後記】 

 先日行われた記者会見でも話題となった「6Cポーズ」。和気あいあいとする現場の中でどのように誕生したのか、伺ってみると… 。

「実は僕も知らなくて。誰が考えたんだろう…。(少し考えスタッフの方を見て)うちのエースですね(笑)。現場の中で段々と浸透していったんじゃないかなと思っています。記者会見でもたくさんやったので(笑)」。 

 と意外な誕生秘話を明かしてくださった竹内さん。写真撮影中は、プレゼント用の生写真撮影でも「6Cポーズ」をしてくださり、カメラマンが「おちゃめなんですね」というと、竹内さんも「おちゃめなんですよ」という意外な返しで現場から笑いが起こる場面も。インタビューでは、一問一問真剣に答えてくださり、「六本木クラス」に対する熱量と愛を伝えてくださる姿が印象的でした。 

【プロフィール】 

竹内涼真(たけうち りょうま) 
1993年4月26日生まれ。東京都出身。主な出演作は「仮面ライダードライブ」(テレビ朝日系) 、「下町ロケット」「テセウスの船」(ともにTBS系)、「君と世界が終わる日に(season1~3)」(日本テレビ系、Hulu)、映画「青空エール」(16年)、「センセイ君主」(18年)、「太陽は動かない」(21年)ほか。主演を務める映画「アキラとあきら」が8月26日公開予定。 

【番組情報】 

「六本木クラス」 
テレビ朝日系 
木曜 午後9:00〜9:54  ※7月14日は午後9:00〜10:00 

【プレゼント】

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取材・文/平川秋胡(テレビ朝日担当) 撮影/蓮尾美智子 



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