西島秀俊が「ユニコーンに乗って」主演・永野芽郁を語る！「これからどんどんスターになっていくんだろうな」2022/07/12

　TBS系で放送中の永野芽郁さんが主演を務める火曜ドラマ「ユニコーンに乗って」。本作は「好きな人がいること」（2016年）、「グッド・ドクター」（18年）、「ラジエーションハウス～放射線科の診断レポート～」（19、21年）、「ナイト・ドクター」（21年）などの脚本を手掛けてきた大北はるかさんの完全オリジナルストーリー。

　永野さん演じる成川佐奈は、貧しい家庭に育ち、満足な教育環境に身を置けず、学校になじめなかった過去をバネに高卒から独学で勉強し、教育系スタートアップ企業「ドリームポニー」を創設させた雑草魂を持つ若き女性CEO。そんな佐奈のもとに、ある日突然、会社の雰囲気とは全く異なるおじさん会社員・小鳥智志（西島秀俊）が部下として転職してきたことで、仕事に恋に奮闘しながら、夢に向かって真っすぐ生きる主人公たちの成長を描く大人の青春物語です。

　TVガイドwebでは、「ドリームポニー」に佐奈の部下として転職してきたおじさん会社員・小鳥智志を演じる西島秀俊さんにインタビュー。ドラマの見どころはもちろん、共演者や現場の雰囲気などについてお伺いしました。

――まずは、西島さん演じる小鳥智志の役どころについて教えてください。

「すごく堅苦しい人なのかなと思いきや、バードウオッチングが趣味でどこか風通しのいい性格だけど、真面目という役どころです。そんな小鳥は、どこか不思議な両面を持つキャラクターではありますが、相反するような二つの性格を一つにまとめて、うまく演じられるよう頑張っています」

――撮影が始まって1カ月半がたったと伺いました。現場の雰囲気はいかがですか？

「みんなすごく距離も縮まって、和気あいあいとした雰囲気の中で撮影をしている感じです。以前、顔合わせの時に監督が『怒鳴ったり、怒ったりしない現場にしましょう』ってお話されていたので、それが全くない現場で、本当に風通しのいい現場なのかなと」

――今回ほぼ初共演という永野さんと一緒にお芝居をされていかがですか？

「永野さんがいると、現場は明るくなりますし、監督ともよくディスカッションされていて、いいシーンにしていこうという意思をすごく感じます。もちろん、若いのですごくプレッシャーはあると思うんですけど、それを明るさではねのけていくという才能を持っている方だと思いますし、本当にこれからどんどんスターになっていくんだろうなと」

――また、初共演という杉野遥亮さんはいかがですか？

「杉野さん演じる（須崎）功は結構クールな役なんですけど、杉野さんの天然さと功のクールさがいい具合に混ざっていて、冷たく見えないような雰囲気を作られているなと感じます。なので、今回の役にピッタリだなと」

――以前、映画「ゼロの焦点」（09年）やドラマ「奥様は、取り扱い注意」（日本テレビ系）など何度か一緒にお仕事をされている広末涼子さんとは久しぶりの共演です。

「広末さんは1人の人間として、女優としていろんな経験を重ねていて、そこからいろんなことを吸収されて生きていらっしゃるのかなと、会うたびにすごく感じます。それを今回もうまく表現されているので、とてもすてきで魅力的だなと」

――これまでの撮影を振り返って、印象的なシーンがあれば教えてください。

「やっぱり、『ドリームポニー』のメンバー全員が集まっているシーンですかね。もちろん、どのシーンも印象深いのですが、特に（青山）テルマさんのアドリブに前原（滉）くんが巻き込まれていくという場面は見ていて楽しいですし、それがうまくまとまっている感じがさらにいいんです」

――お話を聞いている時点で早くそのシーンが見たいです！（笑）。永野さんが撮影前、実際にスタートアップ企業へ行き、働いていらっしゃる方に取材をされたとおっしゃっていました。西島さんは、そこで特に印象に残ったエピソードはありますか？

「すべて印象深かったのですが、特にデスク周りをいろいろと見させていただき、写真を撮らせていただきました。中でも、すごく面白い方がいらっしゃって、その方のお話がとてもすてきだったのですぐに監督たちに共有し、ドラマのストーリーに加えていただきました。それは見てのお楽しみにはなりますが、今回取材をさせていただき、本当にこのドラマにとっていい刺激にもなり、たくさん影響をいただきました」

――貴重なお話をありがとうございました！　最後に、第2話の見どころと視聴者の方へ向けてメッセージをお願いします。

「『ドリームポニー』という会社が伸び悩んでいる中で、佐奈自身がやりたかったこと、なぜこの仕事を始めたのかということをあらためて見つめ直しながら、もう一度自分の夢に向かって進んでいくというのが第2話からスタートしますし、そこからいろんな困難が今後待ち受けています。それを佐奈はじめ、『ドリームポニー』のみんながどう乗り越えていくのかというところを見て楽しんでいただけたらうれしいです」

――ありがとうございました！