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中島裕翔「ドロドロの人間関係にも注目して!」。教師と生徒の禁断の恋を描く「純愛ディソナンス」で吉川愛と初共演2022/04/26

中島裕翔「ドロドロの人間関係にも注目して!」。教師と生徒の禁断の恋を描く「純愛ディソナンス」で吉川愛と初共演

 Hey! Say! JUMPの中島裕翔がフジテレビ系で7月からスタートする木10ドラマ「純愛ディソナンス」(木曜午後10:00、開始日未定)の主演に決定した。ドラマや映画など、さまざまな作品に出演する中島が初の教師役に挑み、吉川愛演じる女子生徒との禁断の関係を描く。

 本作は、中島演じる新任音楽教師と吉川演じる生徒の“純愛”を軸にストーリーが進む。教師と生徒、2人の純愛は常にタブーと背中合わせ。次第に周囲を巻き込み、やがて“ディソナンス=不協和音”となりドロドロな展開を生み出していく。そんな純愛×ドロドロの“純ドロ”ストーリーが見どころ。本作で初共演となる中島と吉川は、禁断の恋に陥っていく教師と生徒という新たな役どころにチャレンジする。

二つの時系列を舞台に描く、新時代の純愛×ドロドロエンターテインメント!!

 原作のない完全オリジナル作品となる本作の前半は、ある高校が舞台。新任の音楽教師としてやって来た新田正樹(中島)だったが、校内では新田の前任教師の失踪事件で大きく揺れていた。

 出勤前夜に音楽室でピアノを弾いていた新田は、あることから逃げる生徒・和泉冴(吉川)と出会う。冴は新田が副担任を務めるクラスの生徒。教師と生徒である2人が失踪事件を通して徐々に絆を深めていき、新田はいつしか自分の中で冴に対する特別な感情に気付き始める。決してそれを恋だと認めたくない新田、一方の冴は恋だと信じて疑わない。本心で向き合えないまま決別する2人だが、ひょんなことから5年後に再会。冴は成人を迎え、2人の間には障害は何もないはずだった。しかし、新田には妻がいた――。

 5年後の舞台では“セカンドパートナー”という昨今話題となっている新しい概念も加わり、より複雑な関係性を生み出していく。決して一線は越えることはなかったが、かつてひかれ合った2人の間には確かに純愛があった。そして、再会をきっかけに再び動きだした2人の微妙で繊細な関係性が生み出す“ディソナンス=不協和音”は、次第に周囲の人間関係にひずみを生み、破滅へと向かい始める…。

 青春と恋とサスペンスを描く第1部。そして恋と仕事における女同士・男同士のバトル、さまざまな思いが交差する大人の人間模様を描く5年後の第2部。随所に事件性、エキセントリックな展開が散りばめられた、純愛&ドロドロ展開の新時代エンターテインメントの幕が開ける!!

こんな中島裕翔見たことない! 中島史上最も毒があり、くせ者な人物に!?

 今回、中島が演じる新田は大学の先輩である小坂由希乃の後任として桐谷高校にやって来た新任教師。冴のクラスの副担任であり、音楽の教科担当と映像研究部の顧問を務める。両親共に教育関係者という規律正しい家庭環境で育てられ、できのいい兄と常に比較されたことで強いコンプレックスを持つ。しかしその半面、兄の陰に追いやられてきた経験から、どうすれば周囲から良く思われるかを理解している。表向きは生徒に理解のある好青年だが、内心は打算的だ。高校で冴と出会い、兄と比べ続けられた人生に光が差すも、前任教師の小坂の失踪事件を期に新田も騒動に巻き込まれていく。

 今までは“フレッシュ”“爽やか”な役柄を演じることが多かった中島だが、新田は闇を抱えた人物。この役を経て、中島の新たな一面を垣間見られそうだ。

 そんな教師役に初挑戦となる中島は、Hey! Say! JUMPのメンバーとして2007年に「Ultra Music Power」でCDデビュー。俳優業としてはドラマ「エンジン」(05年/同系)を皮切りに、「野ブタ。をプロデュース(05年/日本テレビ系)、「半沢直樹」(13年/TBS系)、映画「ピンクとグレー」(16年)などの話題作に立て続けに出演。そして「HOPE~期待ゼロの新入社員~」(16年/同系)でゴールデンプライム帯初主演を果たす。なお、中島が同局ドラマで主演を務めるのは「HOPE~期待ゼロの新入社員~」以来約6年ぶり、木曜劇場への出演は初となる。

等身大の女性を多く演じてきた吉川愛が、禁断の恋へと突き進む少し大人びた女子高生に!

 吉川が演じる冴は、新田が教師としてやって来た桐谷高校に通う高校2年生で映像研究部に所属。真っすぐな性格で心(しん)が強く、同級生よりもどこか大人びている。その半面、他人には見せることができない意地っ張りな一面も。小学生の頃に両親が離婚し、以降は母子家庭で育つ冴は、母親から「人生で最も重要なのは男の選択」という偏った価値観を押しつけられ、「自立した女になる」と強く抵抗。幼いころから文章を書くことが好きで、親に隠れて小説を書いている。

 新田と出会った直後は「裏がありそう」と彼を警戒するが、あることがきっかけで徐々に打ち解けるように。また、新田のちょっとした表情を観察しており、彼の心の闇を見抜く。

 そんな複雑な家庭環境で育つ多感な女子高校生役を演じる吉川は、幼少期より芸能活動をスタート。一時学業に専念するために芸能界を離れるが、再デビュー後もドラマ「初めて恋をした日に読む話」(2019年/TBS系)、「恋はつづくよどこまでも」(20年/TBS系)などのヒットドラマに出演。現在放送中のドラマ「明日、私は誰かのカノジョ」(TBSほか) では主演を務めている。また活動はテレビドラマにだけにとどまらず、映画「十二人の死にたい子どもたち」(19年)にも出演し、「ハニーレモンソーダ」(21年)では第45回日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞した。

純粋ゆえの怖い“純愛”が、どんな不協和音を生むのか…

 主演を務める中島は「僕が演じる新田正樹は家庭の事情で劣等感を抱えている男性で、世間に対しても冷めた目で見ている…周りから見ると一見フレンドリーなのですが、どこか壁を作っている役です」と役どころを説明。「吉川さんとは初めましてですが、作中でも2人がどういう関係性になっていくのか、そして2人の関係が周りにどのような影響を与えていくのかが見どころになっています。今作のタイトルには『純愛ディソナンス』というなかなか聞き慣れない、“不協和音”という意味の単語も入っています。登場人物全員が持つ純粋ゆえの怖い“純愛”が、どんな不協和音を生むのか…ドロドロの人間関係にも注目いただきたいです!」とアピール。

 ヒロインを務める吉川は「私が演じる和泉冴は、本来はピュアで頭のいい子なのですが、家庭の事情だったり学校で起きている問題だったりが影響して、裏に何か秘めたものがある女の子。心の強さがありますが、どこか弱い部分を持っているので繊細さも丁寧に出していきたいと思います。本作は見ているといろいろな感情が湧く作品だと思います。単純に面白いと思ったりもすれば時にはイラッとしたり、別のシーンではドキッとしたり…最初から最後までどういう展開になるのかなと次がどんどん楽しみになる物語。ハラハラする展開も多く、今まで以上にハードな撮影になると思いますが、今からとても楽しみです」とコメントした。

 教師と生徒から、既婚者と独身へ―――時代や立場が変わっても続く「禁断の関係」が、徐々に周囲に“ディソナンス=不協和音”を生み出していくさまを描く本作。“禁断の恋”というドラマチックな設定にミステリアスでエキセントリックな展開、“セカンドパートナー”という新時代に生まれた概念も盛り込み、令和ならではの作品になること間違いなし! “不協和音”とは正反対な、豪華キャストたちが奏でる作品の美しい音色に期待したい!

【番組情報】

「純愛ディソナンス」
7月スタート
フジテレビ系
木曜 午後10:00~10:54

フジテレビ担当/Y・O



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